交響曲第36番 (モーツァルト)

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交響曲第36番 (モーツァルト)



井上京(指揮)、管弦楽団紬による演奏(2013年)

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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト交響曲第36番ハ長調KV.4251783年に作曲された。モーツァルトはその年の10月から11月に掛けてのリンツ滞在中に、伯爵であったトゥーン・ホーエンシュタインの予約演奏会のため、この曲を4日間という早さで作曲した。そのような経歴からこの交響曲は『リンツ』という愛称で呼ばれている。演奏時間約25分。

楽器編成[編集]

曲の構成[編集]

第1楽章 Adagio 3/4拍子-Allegro spiritoso 4/4拍子 ハ長調 序奏付ソナタ形式

モーツァルトが、自身の交響曲で初めて緩やかな序奏を置いた。生き生きと、と指示された主部はシンプルであるが、湧き上がる美しさがある。第1主題の旋律は全音符で伸ばされた音が印象的であり、旋律中のb音が彩を添えている。第2主題は激しい短調長調が交替する。全体的にオクターブの跳躍が目立つ。

第2楽章 Andante 6/8拍子 ヘ長調 ソナタ形式

当時の緩徐楽章にしては珍しく、トランペットとティンパニが用いられている。展開部で登場する、低弦とファゴットで提示される、スタッカートのパッセージが印象的である。

第3楽章 Menuetto 3/4拍子 ハ長調

飛び跳ねるようなリズムが印象的な主部と、オーボエとファゴットの美しい二重奏のトリオからなる。

第4楽章 Presto 2/4拍子 ソナタ形式

両主題は4度跳躍を持ち、軽やかな第1主題、レガートな第2主題のあと、対旋律を伴い、ドーシドの音型が模倣され、展開されていく。その後も7度跳躍の印象的なパッセージが現れ、コデッタも充実している。展開部はアルペッジョの旋律が展開される。

この優れた作品がたった4日間で書かれたことは驚異的であり、モーツァルトの天才を証明するものであるといわれる。

外部リンク[編集]