九大学研都市駅
九大学研都市駅 | |
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![]() 北口(2019年5月) | |
きゅうだいがっけんとし Kyūdai-Gakkentoshi | |
◄JK03 今宿 (1.3 km) (1.6 km) 周船寺 JK05► | |
![]() | |
所在地 | 福岡市西区北原一丁目1番1号 |
駅番号 | JK 04 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | JK筑肥線 |
キロ程 | 6.5 km(姪浜起点) |
電報略号 | トシ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
7,302人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 2005年(平成17年)9月23日[2] |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有 |
九大学研都市駅(きゅうだいがっけんとしえき)は、福岡市西区北原一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑肥線の駅である。駅番号はJK04。
2005年10月1日に開校した九州大学伊都キャンパスの玄関口として開業した。平日のみ快速の停車駅となっていたが、2014年3月15日より、土曜・休日も快速が停車するようになった[3]。
歴史[編集]
九州大学移転事業に伴って進められている伊都土地区画整理事業の一環として設置された駅である。今宿 - 周船寺間が高架化された1999年時点で、既に当駅の設置も決定しており準備工事がなされていた。2005年に九州大学伊都キャンパスが開校するのにあわせて駅として開業した。
年表[編集]
- 2005年(平成17年)9月23日:開業[2]。
- 2010年(平成22年)3月13日:ICカード「SUGOCA」の利用が可能となる[4]。
- 2013年(平成25年)10月28日:住居表示の実施に伴い、所在地の住所を福岡市西区大字徳永103-2から福岡市西区北原一丁目1番1号に変更。
- 2014年(平成26年)3月15日:土曜・休日の快速の停車駅となる[3]。
- 2017年(平成29年)11月21日:2番のりばに音楽館・日本信号製の軽量型ホームドアを設置し、実証実験を開始[5]。
- 2018年(平成30年)9月25日:1番のりばに軽量型ホームドアを増設し、実証実験を継続[6]。
- 2019年(平成31年)2月1日:軽量型ホームドア実証実験を終了し、本格稼働へ移行[7]。これに伴い、ホームドアをJR九州が製造元から取得[5][7]。
駅構造[編集]
JR九州サービスサポートが駅業務を行う業務委託駅で、みどりの窓口(マルス)が設置されている。自動改札機を備え、SUGOCAの使用が可能である。駅構内には九大の大学生協が経営する売店のほか、不動産屋、歯科医院、居酒屋が入居する。売店は2012年8月に閉店し、9月には跡地にファミリーマートおよび喫茶店(コーヒーショップ)が開店した。
のりば[編集]
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | JK 筑肥線 | 上り | 天神・博多・空港方面 |
2 | 下り | 西唐津方面 |
利用状況[編集]
2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は7,302人であり、JR九州の駅としては竹下駅に次いで第17位である[8]。
JR九州及び糸島市統計白書によると、近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員[9] |
---|---|
2005年 | 1,278 |
2006年 | 3,085 |
2007年 | 3,652 |
2008年 | 4,122 |
2009年 | 4,957 |
2010年 | [10]5,799 |
2011年 | [11]6,257 |
2012年 | [12]6,610 |
2013年 | [13]7,173 |
2014年 | [14]7,542 |
2015年 | [15]8,036 |
2016年 | [16]8,264 |
2017年 | [17]8,695 |
2018年 | [18]9,535 |
2019年 | [19]9,660 |
2020年 | [20]6,531 |
2021年 | [8]7,302 |
駅周辺[編集]
福岡市の西端部に立地している。国道202号(現道)より500mほど南側にあり、駅の600m南側を国道202号(今宿バイパス)と福岡前原有料道路が通っている。幹線道路から離れた場所であり、駅が開設される前は周辺一面に田畑が広がっていたが、九州大学伊都キャンパスへの交通の拠点として駅前の整備と商業施設の進出が進んだ。
九州大学伊都キャンパスの玄関口であるが、当駅から同キャンパスまでは5kmほど離れており、駅とキャンパスの間を徒歩で移動することは一般的ではない。交通手段としてはキャンパスへの路線バスが運行されているほか、タクシーも常駐している。
- イオンモール福岡伊都
- 福岡市西区役所西部出張所・西部図書館
- 福岡県立玄洋高等学校
- 福岡舞鶴誠和中学校・福岡舞鶴高等学校
- 福岡市立玄洋小学校
- さいとみんなの家(認可保育所)- 東へ約900m
- 株式会社 Braveridge 本社
- 九州大学伊都キャンパス
- 九大学研都市駅前郵便局
バス路線[編集]
- 昭和バス
-
- 九州大学線
- [1] 九大学研都市駅→北原→周船寺→富士見→産学連携交流センター→九大総合グラウンド(→伊都営業所 又は 九大伊都協奏館)
- [1A] 九大学研都市駅→北原→周船寺→富士見→九大東ゲート→九大総合グラウンド(→伊都営業所)
- [2] 九大学研都市駅→横浜西→産学連携交流センター→九大総合グラウンド(→伊都営業所)
- [2A] 九大学研都市駅→横浜西→九大東ゲート→九大総合グラウンド(→伊都営業所)
- [2A] 九大学研都市駅→横浜西→九大東ゲート→九大農学部→仏青寮前
- [2M] 九大学研都市駅→横浜西→元岡→九大総合グラウンド→伊都営業所
- [3] 九大学研都市駅→(学園通経由)→産学連携交流センター→九大総合グラウンド(→伊都営業所)
- [4] 九大学研都市駅→(学園通経由)→産学連携交流センター→九大東ゲート
- 西の浦線
- [5A-1] 九大学研都市駅→今宿駅前→今津→大原→小田→宮の浦→西の浦
- [5A-2] 九大学研都市駅→今宿駅前→今津→大原→小田→宮の浦→西の浦→二見ヶ浦→伊都営業所
- [5B-2] 九大学研都市駅→横浜西→今津→大原→小田→宮の浦→西の浦→二見ヶ浦→伊都営業所
3・4番系統については平日のみの運行で、当駅北口のロータリーに隣接する昭和自動車の私有地に設置されたバス停から発車する。
その他[編集]
- 当駅の所在地は福岡市であるが、筑肥線が姪浜駅までであり、福岡市内の他線とJRだけでつながっていないため、旅客営業規則上の「福岡市内」の駅には含まれていない。なお、筑肥線が博多駅まであった時代には、筑肥線も博多駅 - 周船寺駅が「福岡市内」として扱われていたが、当駅は福岡市地下鉄空港線との直通後に開業したため、「福岡市内」の駅であった時代を持たない。
- 2017年11月21日にJR九州の在来線(福岡市地下鉄管轄の姪浜駅を除く)で初めてホームドアが設置された。このホームドアは、ミュージシャンでJR九州の車内チャイムや発車メロディを手掛ける向谷実が発案し、向谷が代表を務める音楽館と日本信号が共同開発した、互い違いに設置したバーを利用した「軽量型」で[5][21][22]、開閉時には向谷が作曲したメロディが流れる特徴がある[23]。当駅での実証試験結果を受け、当駅以外の筑肥線下山門駅 - 筑前前原駅間各駅への2020年度中の設置予定が発表され[7]、2021年3月13日から運用を開始した[24]。また、2021年度には京浜急行電鉄汐入駅でも同型のホームドアの導入が予定されている[25]。
隣の駅[編集]
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- JK 筑肥線
脚注[編集]
- ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 08号 博多駅・伊万里駅・西戸崎駅ほか81駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月30日、25頁。
- ^ a b 編集部「9月のメモ帳」『鉄道ピクトリアル』第55巻第12号(通巻第769号)、電気車研究会、2005年12月1日、118頁、ISSN 0040-4047。
- ^ a b “平成26年春 筑肥線ダイヤ改正” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2014年1月31日), p. 2, オリジナルの2014年2月27日時点におけるアーカイブ。 2021年8月3日閲覧。
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2010年3月16日)
- ^ a b c “軽量型ホームドア実証試験の開始について” (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2017年9月28日), オリジナルの2017年9月29日時点におけるアーカイブ。 2017年9月30日閲覧。
- ^ “九大学研都市駅 軽量型ホームドアの実証試験 上りホームでの使用開始について” (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, オリジナルの2018年8月27日時点におけるアーカイブ。 2018年8月27日閲覧。
- ^ a b c “新型ホームドア 筑肥線(下山門~筑前前原間)へ本格導入” (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2019年1月25日), オリジナルの2019年1月27日時点におけるアーカイブ。 2019年1月27日閲覧。
- ^ a b “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2022年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月2日閲覧。
- ^ 糸島市統計白書(運輸・交通) 九州旅客鉄道駅別乗降者数(JR筑肥線)
- ^ “駅別乗車人員上位30位(平成22年度)”. 九州旅客鉄道. 2012年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位30位(平成23年度)”. 九州旅客鉄道. 2015年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位30位(平成24年度)”. 九州旅客鉄道. 2016年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位30位(平成25年度)”. 九州旅客鉄道. 2016年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位30位(平成26年度)”. 九州旅客鉄道. 2015年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位30位(平成27年度)”. 九州旅客鉄道. 2016年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(平成28年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2017年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月31日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月24日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月27日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月24日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
- ^ “〜軽量型ホームドア〜 筑肥線九大学研都市駅で実証試験を行います” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2016年12月20日), オリジナルの2020年11月7日時点におけるアーカイブ。 2020年11月7日閲覧。
- ^ “向谷実氏考案の「ホームドア」JR九州で実現へ 日本信号と共同開発!重量半減、16年度内に”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社 (2016年5月26日). 2016年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月7日閲覧。
- ^ “JR九州 ホームドア、初の実証実験 向谷さん考案の柵型”. 毎日新聞. (2017年11月22日). オリジナルの2018年1月26日時点におけるアーカイブ。 2020年11月7日閲覧。
- ^ “2021年3月にダイヤを見直します” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2020年12月18日), p. 19, オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ。 2021年3月15日閲覧。
- ^ “2021年度末までに、主要5駅に引き続き、更なる駅ホームにおける安全性向上を図ります 新たに6駅にホームドアを設置いたします” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 京浜急行電鉄, (2020年3月2日), オリジナルの2020年7月17日時点におけるアーカイブ。 2020年11月7日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 九大学研都市駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
- 写真で見るJR九大学研都市駅周辺の開発状況レポート(福岡モール)