天神駅
天神駅 | |
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![]() 西5番出入口(2022年12月) | |
てんじん Tenjin | |
◄K07 赤坂 (0.8 km) (0.8 km) 中洲川端 K09► | |
![]() | |
所在地 | 福岡市中央区天神二丁目 |
駅番号 | ○K08 |
所属事業者 | 福岡市交通局 |
所属路線 | 空港線 |
キロ程 | 7.3 km(姪浜起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
51,286人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1981年(昭和56年)7月26日 |
乗換 |
西鉄福岡(天神)駅 (西鉄天神大牟田線) |
備考 | 直営駅 |
天神駅(てんじんえき)は、福岡県福岡市中央区天神二丁目に所在する福岡市地下鉄空港線の駅。九州最大の繁華街である天神に位置し、西鉄天神大牟田線の西鉄福岡(天神)駅との乗換え駅として機能している。駅番号はK08。
駅のシンボルマークは福岡市出身のグラフィックデザイナー、西島伊三雄がデザインしたもので、5つの丸を円形に並べたもので天神様(菅原道真)を意味する梅の花をイメージしている。
管区駅長所在駅で、天神管区駅として当駅 - 姪浜間を管理している直営駅である[1]。2019年度をもって姪浜管区駅が廃止され、当管区駅に統合された[1]。
歴史[編集]
- 1981年(昭和56年)7月26日:福岡市地下鉄1号線の室見駅 - 当駅間の開業に伴い、終着駅として開設[2]。
- 1982年(昭和57年)4月20日:福岡市地下鉄1号線の当駅 - 中洲川端駅間と同2号線(現在の箱崎線)の中洲川端駅 - 呉服町駅が延伸開業し、途中駅となる[2]。
- 1993年(平成5年)3月3日:福岡市地下鉄1号線の博多駅 - 福岡空港駅間の延伸開業[2]に伴い、同線に空港線の愛称が付く。
- 2005年(平成17年)2月3日:福岡市地下鉄3号線(七隈線)の橋本駅 - 天神南駅間の開業に伴い、当駅(空港線)と天神南駅(七隈線)が改札外での乗換駅となる。
- 2015年(平成27年)4月1日:唐人町駅の管理が姪浜管区駅から移管される[3][4]。
- 2019年(平成31年)4月1日:西新駅の管理が姪浜管区駅から移管される[5][6]。
- 2020年(令和2年)4月1日:姪浜管区駅が廃止され天神管区駅へ統合。藤崎駅・室見駅・姪浜駅の管理が当駅に移管される[6][1]。
- 2022年(令和4年)11月9日:エスカレーターでの転倒、接触事故等の防止として、2列利用の実現を目指すためのキャンペーンを実施[7]。
- 2023年(令和5年)3月27日:当駅 - 天神南駅間の改札外乗継制度を廃止[8][9]。
駅構造[編集]
明治通りと渡辺通りが交わる天神交差点の直下に位置しており、地下1階に天神地下街と連続するコンコースと改札口、地下2階に島式1面2線のホームがある。地上と地下の出入り口は16箇所ある。当駅付近の設計は福岡市が、実際の工事施工は大林組と若築建設が担当している[10]。
改札口は地下街を挟んで東側に東口、西側に中央口と西口の3箇所で、改札機は全部で42機ある。
売店は東口にあったが閉鎖され、西口と中央口の間にファミリーマートがある。
のりば[編集]
のりば | 路線 | 行先 |
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1 | ![]() |
福岡空港・貝塚方面 |
2 | 姪浜・唐津方面 |
コンコースを兼ねている天神地下街(2022年12月)
利用状況[編集]
2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は57,091人であり、空港線の駅として、また福岡市交通局の駅の中で最も多い[11][12]。
近年の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗継人員 |
合計 |
---|---|---|---|
2001年(平成13年) | 61,912 | 61,912 | |
2002年(平成14年) | 60,611 | 60,611 | |
2003年(平成15年) | 58,931 | 58,931 | |
2004年(平成16年) | 57,921 | ||
2005年(平成17年) | 55,592 | 4,905 | 60,497 |
2006年(平成18年) | 57,541 | 5,625 | 63,166 |
2007年(平成19年) | 58,241 | 6,021 | 64,262 |
2008年(平成20年) | 58,570 | 6,397 | 64,967 |
2009年(平成21年) | 56,516 | 6,453 | 62,969 |
2010年(平成22年) | 58,006 | 7,060 | 65,066 |
2011年(平成23年) | 58,601 | 7,730 | 66,331 |
2012年(平成24年) | 60,317 | 7,884 | 68,201 |
2013年(平成25年) | 62,633 | 8,557 | 71,190 |
2014年(平成26年) | 64,348 | 8,948 | 73,296 |
2015年(平成27年) | 78,347 | ||
2016年(平成28年) | 79,578 | ||
2017年(平成29年) | 81,602 | ||
2018年(平成30年) | 84,380 | ||
2019年(令和元年) | 84,118 | ||
2020年(令和 | 2年)51,286 | ||
2021年(令和 | 3年)57,091 |
駅周辺[編集]
前述のとおり天神交差点の直下にあり、九州随一の繁華街である天神の中心部に位置している。但し当駅の南側に位置しており連絡駅となっている西鉄福岡(天神)駅(西鉄天神大牟田線)の改築時の南進や、当駅の南側に商業施設が相次いでオープンしていることなどから、天神の中心と呼ばれるエリアは当駅よりも南下する傾向にある[13]。
路線バスは西鉄天神高速バスターミナルに停車する高速バス等を除けば明治通り・渡辺通り・昭和通り・国体道路の路面上に停留所が分散しており、路線によっては乗り換えに時間がかかる(西鉄天神高速バスターミナル#天神地区の一般路線バス停留所参照)。
商業施設
交通
- 西鉄福岡(天神)駅(ソラリアターミナルビル2階)
- 西鉄天神高速バスターミナル(ソラリアターミナルビル3階)
公共機関、サービス等
ホテル
その他
- 専門学校コンピュータ教育学院福岡天神ITキャンパス
- 天神中央公園
- 警固公園
- 水鏡天満宮
- 福岡市文学館
- 福岡県公会堂貴賓館
- 福岡県済生会福岡総合病院
- 福岡競艇場 - 徒歩10分程度
- 福岡県立美術館 - 同上
- 福岡市民会館 - 同上
七隈線天神南駅との関係[編集]
天神地下街を挟んで南側に七隈線天神南駅が存在する。かつては、天神駅の改札内を出場してから120分以内に天神南駅の改札内に入場する場合に限り、天神駅と天神南駅を“同一駅扱い”とし、営業キロを通算した運賃で乗車することができた[14]。ただし、普通乗車券で乗車する場合は、乗り換えのために天神南駅で出場する際に緑色に塗られた乗り換え専用改札機から出場しないと、乗車券が改札機により回収されてしまう。はやかけん・SUGOCA・nimocaなどのICカードで乗車する場合は、どの改札機でも営業キロの通算が可能である(普通乗車券と同様に天神南駅の改札内への入場は120分以内に限られる)。乗り換え時間を利用して買い物や用務などをすることが可能だが、単純に乗り換え目的だけで利用する場合は不便であるとの評価がある[15]。乗り継ぎ客の利便を図るため、天神・天神南の両駅事務所で荷物用カートやベビーカーを貸し出している[14]。一日乗車券であればどの改札でも自由に出入りが可能。なお、2023年3月27日に七隈線が博多駅まで延伸開業するのに伴い、七隈線への乗り換え駅が当駅から博多駅へ変更されることから、前日の26日をもって当駅 - 天神南駅間の改札外乗継制度を廃止した[8][9]。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c “福岡市地下鉄事業概要 令和2年度”. 福岡市交通局. p. 5. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
- ^ a b c 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成28年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、p.175
- ^ “福岡市地下鉄事業概要 平成26年度”. 福岡市交通局. p. 5. 2015年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
- ^ “福岡市地下鉄事業概要 平成27年度”. 福岡市交通局. p. 5. 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
- ^ “福岡市地下鉄事業概要 平成30年度”. 福岡市交通局. p. 5. 2019年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
- ^ a b “福岡市地下鉄事業概要 令和元年度”. 福岡市交通局. p. 5. 2020年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
- ^ “あなたが変える、福岡が変わる -エスカレーター右側も立ち止まって乗っちゃう大作戦-”. 福岡市交通局 (2022年11月9日). 2022年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月14日閲覧。
- ^ a b “七隈線(天神南駅~博多駅)の開業日が決定しました!”. 福岡市交通局 (2022年8月31日). 2022年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月7日閲覧。
- ^ a b (PDF) 『七隈線延伸区間(天神南~博多)開業に伴う運賃認可申請について』(プレスリリース)福岡市交通局、2022年6月8日 。2022年6月8日閲覧。
- ^ 大林組百年史/この時代の工事 昭和49年~昭和53年ころ - 大林組公式ウェブサイト、2014年10月4日閲覧。
- ^ 令和3年度 地下鉄概要パンフレット (PDF) - 福岡市交通局
- ^ 福岡市交通局総務課 (2022年7月). “福岡市地下鉄”. 2022年12月16日閲覧。→経営情報→運輸実績→地下鉄資料・データ→事業概要→『福岡市地下鉄事業概要(令和4年度)』第5営業(PDF形式ファイルの28ページ)→(6)駅別乗車人員の推移(年度別1日平均)
- ^ “アキバ化する!?天神北エリア 萌えビジネスが根付くワケ”. 天神経済新聞. (2006年7月18日) 2022年7月21日閲覧。
- ^ a b のりかえのご案内>天神-天神南/福岡市交通局
- ^ “地下鉄七隈線、天神駅—天神南駅接続「現実的には困難」”. 読売新聞. (2009年3月17日). オリジナルの2009年9月12日時点におけるアーカイブ。 2015年5月26日閲覧。
関連項目[編集]
- 日本の鉄道駅一覧
- さわって・変わって - ロックバンド・スピッツの楽曲。冒頭に「天神駅の改札口で〜」という歌詞がある。作詞した草野マサムネは福岡市出身である。なお、この曲が収録されているシングルのジャケットは天神地下街である。
- 天神ビッグバン - 当駅(天神交差点)を中心とした半径約500m圏内における都市再開発誘導事業
外部リンク[編集]
- 天神駅 - 福岡市交通局