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ヴィンセンス (ミサイル巡洋艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴィンセンス
基本情報
運用者  アメリカ海軍
艦種 ミサイル巡洋艦
級名 タイコンデロガ級
モットー Don't tread on me
艦歴
発注 1981年8月28日
起工 1982年10月19日
進水 1984年4月14日
就役 1985年6月3日
退役 2005年6月29日
要目
満載排水量 9,460トン
全長 172.46 m
最大幅 16.76 m
吃水 9.5 m
機関 COGAG方式
主機 LM2500ガスタービンエンジン×4基
出力 86,000仏馬力 (63,000 kW)
推進 スクリュープロペラ×2軸
速力 30ノット (56 km/h) 以上
航続距離 6,000海里 (11,000 km) (20kt巡航時)
乗員 358名 (士官33名)
兵装
搭載機 SH-60B LAMPSヘリコプター×2機
C4I イージス武器システム (AWS)
FCS
レーダー
  • AN/SPY-1A 多機能型
  • AN/SPS-49 対空捜索用
  • AN/SPS-55 対水上捜索用
  • AN/SPS-64 航法用
  • AN/SPQ-9A 砲射撃指揮用
  • AN/SPG-62 射撃指揮用×4基
  • ソナー
  • AN/SQS-53A/B 艦首装備式
  • 電子戦
    対抗手段
  • AN/SLQ-32電波探知妨害装置
  • Mk.137 6連装デコイ発射機×4基
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    ヴィンセンス (USS Vincennes, CG-49) は、アメリカ海軍ミサイル巡洋艦タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の3番艦[1]アメリカ独立戦争中にインディアナ州ヴィンセンスの近くで行われたヴィンセンスの戦いに因んで命名された[1]。ヴィンセンスの名を持つ艦としては4隻目にあたる[1]

    1・2番艦では後部マストが四脚だったが、本艦から三脚に変更された[1]。また、艦載ヘリコプターがSH-2からSH-60に変更されている[1]

    艦歴

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    ヴィンセンスは太平洋艦隊に配属された最初のタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦であった[1]。1985年の就役時はパナマ運河を経由して太平洋艦隊に加わり、SM-2MRブロックII艦対空ミサイルの試験および開発に参加した。

    1986年5月にはリムパック86に参加している。さらに、9月にはニュージャージー戦艦戦闘群の一員として日本海での演習に参加した[1]。10月2日から9日まで横須賀港に寄港し、これが日本への初来航であった[1]

    1988年7月3日、ヴィンセンスはウィリアム・C・ロジャーズ三世艦長の指揮の下、ホルムズ海峡においてイラン航空655便のエアバスA300B2に対してSM-2ブロックII艦対空ミサイルを2発誤射し、これを撃墜した。この事故により乗員乗客290名全員が死亡した。

    ヴィンセンスは2005年6月29日にサンディエゴで退役した。ワシントン州ブレマートンに牽引され、モスボール状態で保管されていたが2010年7月9日に解体のため売却。2010年11月21日にテキサス州のInternational Shipbreaking Ltd.に到着、2011年11月23日に解体を完了した。

    脚注

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    出典

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    参考文献

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    • 海人社(編)「米イージス巡洋艦「ヴィンセンス」わが国に初来航」『世界の艦船』第374号、海人社、1987年1月、2-3頁。 

    関連項目

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    外部リンク

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    戦闘情報センター