ローワン・アトキンソン

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ローワン・アトキンソン
Rowan Atkinson
ローワン・アトキンソンRowan Atkinson
2011年9月
生年月日 (1955-01-06) 1955年1月6日(62歳)
出生地 イングランド ダラム
国籍 イギリスの旗 イギリス
ジャンル コメディアン
俳優
脚本家
活動期間 1978年 -
主な作品
テレビドラマ
ブラックアダー
Mr.ビーン
映画
ラットレース
ジョニー・イングリッシュ
ラブ・アクチュアリー

ローワン・セバスチャン・アトキンソン(Rowan Sebastian Atkinson, CBE, 1955年1月6日 - )は、イギリスコメディアン俳優脚本家である。

古典的なホームコメディ『ブラックアダー』『シン・ブルー・ライン』『Mr.ビーン』などで知られる。オブザーバー紙が2003年に集計した「イギリスのコメディアンの中で最も面白い人ベスト50」にランクインし、「コメディアンの中のコメディアン」を決める2005年の投票でもトップ50に入った。

人物・来歴[編集]

生い立ち[編集]

アトキンソンは英国北東部ダラムコンセット市の聖公会信徒で、農業を兼業する会社役員であるエリック・アトキンソンとエラ・メイの子として生まれた。欧州統合懐疑派で有名なコメンテーターでジャーナリストでもあるロドニー・アトキンソン英語版は兄である[1][2]

アトキンソンはダラム聖歌隊学校(幼稚園・小学校、インデペンデント・スクール)、セント・ビーズ校(パブリックスクール)を卒業し、ニューカッスル大学で電子工学を専攻した。続いてオックスフォード大学ザ・クイーンズ・カレッジで理学修士として通っていたころ、1976年のエディンバラ・フリンジ・フェスティバル(エディンバラで行われたコメディなどの文化祭)で最初の成功を収めた。後にビーンシリーズで非常に大きな役割を果たす劇作家リチャード・カーチスや作曲家ハワード・グッドールと会い、OUDS(オックスフォード大学財団)やオックスフォード・レビュー(同大学のコメディ劇グループ)やETC(試験的劇場クラブ)で寸劇を披露した。

俳優活動[編集]

大学卒業後は喜劇俳優でテレビ司会者であるアンガス・デイトン英語版を喜劇の引き立て役として連れ、巡回公演をした。テレビでの放映を皮切りに、スタンダップ・コメディやラジオ出演、小説をも成功させていった。

アトキンソンは1978年からITVのシリーズドラマに出演していたが、BBCのコメディ番組に出演するようなってからは、その視聴率獲得のためにITVへの出演は取りやめた。その番組とは友人のジョン・ロイドによって企画され、パメラ・スティーヴンソン、グリフ・ジョーンズ、メル・スミスらと共演することになった1回25分間のコント番組『Not the Nine O'Clock News』(9時のニュースではありません)である。アトキンソンはこの番組で主要コント作家の一人となる。この番組の成功が中世を舞台にした歴史シットコムブラックアダー(Blackadder)』の立ち上げに結びついた。アトキンソンのその他の有名な出演作といえば、1988年に初放映されたテムズテレビジョン局の30分特番『Mr.ビーン(Mr. Bean)』である。Mr.ビーンのキャラクターはチャールズ・チャップリン[3]ジャック・タチ[3][4]の影響を受けている。

2012年ロンドンオリンピックの開会式でもビーン役として登場し、サイモン・ラトルが指揮するロンドン交響楽団と共演したが、その直後に「50代の男があんなふうに幼稚なキャラクターをやっているのは切ないことだよ」とビーン役からの引退を表明した[5]

2013年大英帝国勲章コマンダー(CBE)を受勲[6]2016年に製作されたITVのテレビドラマ『Maigret英語版』では主人公のジュール・メグレ警視を演じ、俳優としての新境地を開拓した[7]

広告活動[編集]

テレビコマーシャルにもしばしば起用され、日産・ティーノ日立製作所の電化製品、富士フイルム献血の宣伝での出演が目立った。特に、主演映画の一つである『ジョニー・イングリッシュ』のベースとなった哀れで間抜けな代理人スパイとして登場し、長いシリーズを誇ったクレジットカード会社バークレーカードのコマーシャルが有名である。

私生活[編集]

主な出演作[編集]

テレビ[編集]

映画[編集]

日本語吹き替え[編集]

吹き替えは主に岩崎ひろしが担当しているほか、広川太一郎が複数作品で吹き替えを担当した。[12]

脚注[編集]

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出典[編集]

  1. ^ Foreign Correspondent - 22 July 1997: Interview with Rodney Atkinson, Australian Broadcasting Corporation, retrieved 27 January 2007
  2. ^ Profile: UK Independence Party, BBC News, 28 July 2006, retrieved 27 January 2007
  3. ^ a b Robert Lloyd (2015年3月27日). “Before and after 'Bean': A talk with Rowan Atkinson, continued”. Los Angeles Times. オリジナル2015年7月25日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150725123636/http://www.latimes.com/entertainment/tv/showtracker/la-et-st-mr-bean-rowan-atkinson-20150326-column.html 2016年4月15日閲覧。 
  4. ^ Bruce Dessau, Bean There Done That: The Life and Times of Rowan Atkinson (Welcome Rain, 1997)
  5. ^ 「ミスター・ビーン」は引退へ…演じたローワン・アトキンソンが卒業を宣言シネマトゥデイ 2012年11月21日)
  6. ^ Birthday Honours 2013: At a glanceBBC 2013年6月13日)
  7. ^ 『Mr.ビーン』ローワン・アトキンソン、メグレ役を一度は断っていた!(海外ドラマNAVI 2016年3月31日)
  8. ^ ミスター・ビーン俳優が離婚…現在は28歳差女優と交際中”. シネマトゥデイ (2015年11月11日). 2015年11月11日閲覧。
  9. ^ Stars & their Cars:Rowan Atkinson
  10. ^ ミスター・ビーン、オカマを掘って1億円パー!?
  11. ^ Rowan Atkinson 'cheats death' as 240mph supercar bursts into flames after hitting tree - Mail Online
  12. ^ 劇場版『ビーン』のVHS=DVD版と、もう一つはwikipedia英語版に項目のあるドキュメンタリー"Funny Business"。本国では"Laughing Matters"のタイトルで放映され、日本では「ローワン・アトキンソンinコメディー」のタイトルで日本クラウンが字幕版と吹替版を発売。NHK総合の『Mr.ビーン』の枠でも、全長版では無かったが「コメディ解剖学」と題しイッセー尾形の吹き替え付きで放送されている。2017年現在DVD化は行われていない。

外部リンク[編集]