ロードブラスター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ロードブラスター
ジャンル レーザーディスクゲーム
インタラクティブ・ムービー
対応機種 アーケード
開発元 データイースト
発売元 データイースト
ディレクター 岸本良久[1]
プログラマー くましんたろう
美術 高山秀樹
稲野義信
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
レーザーディスク
発売日 INT 1985081985年8月
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
テンプレートを表示

ロードブラスター ROAD BLASTER』は、1985年データイーストが制作・販売していたアーケードゲームレーザーディスクゲーム(LDゲーム)である。第1弾『幻魔大戦』(1983年)、第2弾『サンダーストーム』(1984年)に続く、同社のLDゲーム第3弾。アニメーション制作は前作と同じく、東映動画が担当した。

概要[編集]

プレイヤーはモンスターマシン「LX-5」のドライバーとなり、ステアリングと2つのペダル(スーパーチャージとブレーキ)を使いながら、LX-5を操作して各ステージの「アクシデント」、すなわちLX-5を攻撃してくる暴走族(車やバイクを運転)を壊滅する。

「攻撃」や「操縦」などは前作『サンダーストーム』と同様だが、途中では「同時押し」という機能が加えられた。前作と同様、入力したコマンドが正しければ次のシーンに進め、誤っていればミスされ、自機がクラッシュされるアニメが流れて残りのマシンが1台減る。全部無くなるとゲームオーバーとされる。前作と同様のシステムを持ったゲームであった。

全篇背景動画で書き起こされ、その枚数は10万枚を越える。

設定[編集]

ストーリー[編集]

199X年、アメリカ。モーターテクノロジーの発達により凶悪化していく暴走族達と対抗するため、政府は「SCP」(Special Car Police)を組織するが、暴走族側もそれに対抗する統一組織「RRR」を結成した。海、山、市街地、荒野とあらゆる場所で「SCP」対「RRR」の激しい戦いが繰り広げられる。

「SCP」の中には、車体番号000を持つ赤いモンスターマシンを駆り、一度狙いを定めたターゲットは絶対に逃がさず仕留めるため、「RRR」に“オオカミの化身”と呼ばれて最も恐れられていた男がいた。しかし、最愛の妻との新婚旅行中に男の車が「RRR」に襲撃され、崖の上から突き落とされるという悲劇が降りかかる。奇跡的に助かった男の隣には、変わり果てた妻の姿があった。

妻を失った悲しみが男の心に復讐という名の炎を燃え上がらせ、復讐の牙を研ぎ澄ましたモンスターマシンが唸りを上げる。妻を殺した緑髪の女が率いる暴走族を獲物として求める男と、モンスターマシンによる復讐のドラマが今、始まる。

ステージ構成[編集]

  • ステージ1:復讐の紅き狩人
  • ステージ2:危機一発! 激走大峡谷
  • ステージ3:炎上ハイウェイ 夕暮れの血に染めて…
  • ステージ4:スクラップは奴等の墓標
  • ステージ5:惨劇の街 悪党に逃げ道はない!
  • ステージ6:悪夢のレイクサイドリゾート
  • ステージ7:地下水路のアジトを叩け!
  • ステージ8:死闘! 恐怖の暴走トラクター
  • 最終ステージ:地獄の果て… 復讐の果て…(終盤では赤いスポーツカーから白いバンに乗り換える)

ステージの流れはシーケンシャル(ステージ1からステージ9まで順序どおりにプレイ)とランダム(ステージ1と9以外をアトランダムに選択)を基板の設定で選択できる。

隠れキャラ[編集]

他機種版[編集]

No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式売上本数
1ロードブラスター
日本 1986年
X1データイースト日本ビクターVHDpc INTER ACTION--
2ロードブラスター
日本 1986年
MSXデータイースト日本ビクターVHDpc INTER ACTION--
3ロードブラスター
日本 1988年
ビデオチャレンジャーデータイーストタカラ---
4日本 ロードブラスターFX
アメリカ合衆国 Road Avenger
ヨーロッパ Road Avenger

日本 199212181992年12月18日
アメリカ合衆国 1993031993年3月
ヨーロッパ 1993年
メガCDウルフチーム日本 ウルフチーム
アメリカ合衆国 RENO
ヨーロッパ セガ
CD-ROM日本 T-32124
アメリカ合衆国 T-6207
ヨーロッパ 4603
-
主題歌がJ-WALKの曲に差し替えられた
5ロードブラスター
日本 199501251995年1月25日
アメリカ合衆国 1995年
メガLDデータイーストパイオニアLD-ROM日本 PEASJ1033
アメリカ合衆国 PEASU1033
-
6サンダーストーム&ロードブラスター
日本 199510201995年10月20日
PlayStation
セガサターン
エグゼコ・デベロップメントエグゼコ・デベロップメントCD-ROMPS:SLPS-00094
SS:T-20701G
-
7ロードブラスター
日本 200905042009年5月4日
Windows 2000/XP/Vista
X68030
自転車創業自転車創業DVD-ROM--
パッケージイラストはratoが手がけた
8Road Blaster
アメリカ合衆国 201101152011年1月15日
iPhone
iPod
(iOS)
Revolutionary ConceptsRevolutionary Conceptsダウンロード338399795-
9Road Blaster HD
アメリカ合衆国 201103162011年3月16日
iPhone
iPod
(iOS)
Revolutionary ConceptsRevolutionary Conceptsダウンロード418262266-

スタッフ[編集]

ゲームスタッフ
  • プロデューサー、ディレクター:岸本良久
  • プログラマー:くましんたろう
  • サウンド・プログラマー:もうりひろのぶ、よしはらまさ
  • エンジニア:かとうたかとし、なべじゅんいち
ピクチャースタッフ
  • プロデューサー:さとうしゅういち、おおくぼただお
  • コ・プロデューサー:松下健吉
  • 監督:高山秀樹
  • チーフキーアニメーター:稲野義信
  • 背景設計:山本佳志
  • 原画:白浦烈、今隅眞一、的場茂夫、金大中、恩田尚之北爪宏幸大森英敏うるし原智志
  • ゼロックス&ペイント:前田義宏、岡田良明
  • カメラ:たけいとしはる
  • エディター:福光伸一
  • 音楽ディレクター:マイケル・K・中村
  • 効果音:森賢一
  • 音響効果:スワラ・プロ

評価[編集]

評価
集計結果
媒体結果
GameRankings90% (MD)[11]
Metacritic78% (iOS)[12]
レビュー結果
媒体結果
AllGame3.5/5stars (AC)[2]
2.5/5stars (MCD)[3]
2/5stars (LCD)[4]
Dragon4/5stars (MD)[5]
Electronic Gaming Monthly29/40点 (MD)[6]
ファミ通32/40点 (MD)[7]
(ゴールド殿堂)
GameFan383/400点 (MD)[8]
GamePro5/5点 (MD)[9]
IGN8/10点 (iOS)[10]
Electronic Games86% (MD)[13]
メガドライブFAN23.39/30点 (MD)[14]
メガドライブ大全肯定的 (MD)[15]
Pocket Gamer7/10点 (iOS)[16]
アーケード版

1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「アニメによる画面はスピード感と迫力が映画も顔負け」と評されている[17]

メガCD版
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では9・7・8・8の合計32点(満40点)でゴールド殿堂入りを獲得[7][18]、レビュアーからの肯定的な意見としては「クルマのカッコヨイ見せかたをかなり研究して映像が作られている見た」、「他人のプレーを見て楽しめるタイプ」、「まるで自分がインディ・ジョーンズにでもなった気分」、「アニメみたいによく動く、動く。さすがメガCDといったカンジ」と評されているが、否定的な意見としては「ときどき自分の生死がわからなくなる」、「どうしてこの手のゲームって、絵を取り込んだままにしておくのだろう。ぼやけてやだ」、「グラフィックが昔のままなのでちょっとヘボい」、「グラフィックがちょっと粗い」などと評されている[18]
  • ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、23.39点(満30点)となっている[14]。また、同雑誌1993年7月号特別付録の「メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」では、「このゲームの最大の特徴は、スムーズに動き、次々に変化するアニメーションの映像だ」と紹介されている[14]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 4.00 4.12 3.48 4.06 3.65 4.08 23.39
  • ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年太田出版)では「『サンダーストームFX』や『タイムギャル』に続く第3弾。ということで、前2作にも増して、移植を担当したウルフチームの技術がさえ渡っている」、「原作では攻撃の照準が合わせにくくて難しかったが、メガCD版ではスッパリと削除され、ジェットコースター的な面白さに集中できるようになった」と評している[15]

その他[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ Yoshihisa Kishimoto's website (熱血硬派!)”. Yoshihisa Kishimoto. 2009年9月4日閲覧。
  2. ^ Road Blaster - Overview - allgame”. Web.archive.org (2014年12月11日). 2014年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月12日閲覧。
  3. ^ Road Avenger - Overview - allgame”. Web.archive.org (2014年12月11日). 2014年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月12日閲覧。
  4. ^ Road Prosecutor - Overview - allgame”. Web.archive.org (2014年12月10日). 2014年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月12日閲覧。
  5. ^ Lesser, Hartley; Lesser, Patricia & Lesser, Kirk (1993年7月). “The Role of Computers”. Dragon (195): 5764. 
  6. ^ Road Avenger for SEGA CD (1992) - Moby Games” (英語). Blue Flame Labs. 2018年10月7日閲覧。
  7. ^ a b ロードブラスターFX まとめ [メガドライブ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2018年10月7日閲覧。
  8. ^ GameFan, volume 1, issue 3 (January 1993), pages 11 & 26-27
  9. ^ GamePro, issue 45 (April 1993), pages 52-53
  10. ^ Road Blaster iPhone Review - IGN”. Uk.ign.com. 2015年5月21日閲覧。
  11. ^ Road Avenger for Sega CD”. GameRankings. 2015年11月12日閲覧。
  12. ^ Road Blaster for iPhone/iPad Reviews”. Metacritic.com (2011年2月1日). 2015年5月21日閲覧。
  13. ^ Electronic Games, volume 1, issue 9 (June 1993), page 84
  14. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」、『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店1993年7月15日、 33頁。
  15. ^ a b 「Chapter 05 1992年」『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』 太田出版2004年9月29日、145頁。ISBN 9784872338805
  16. ^ Road Blaster review - iPhone reviews”. Pocketgamer.co.uk (2011年1月18日). 2015年5月21日閲覧。
  17. ^ 「ビデオゲーム フルリスト」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社1991年7月1日、 175 - 216頁、 ISBN 雑誌03660-7
  18. ^ a b 「6月16日増刊号特別付録 クロスレビュー優良ソフトパーフェクトカタログ 上巻」、『ファミ通』、エンターブレイン2005年6月16日、 28頁。

外部リンク[編集]