コンテンツにスキップ

ボルタラ・モンゴル自治州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中華人民共和国 新疆ウイグル自治区 博爾塔拉蒙古自治州
サリム湖
サリム湖
サリム湖
新疆ウイグル自治区の中のボルダラ州の位置
新疆ウイグル自治区の中のボルダラ州の位置
新疆ウイグル自治区の中のボルダラ州の位置
簡体字 博尔塔拉
繁体字 博爾塔拉
拼音 Bó'ĕrtălā
カタカナ転写 ボーアールターラー
モンゴル文字 ᠪᠣᠷᠢᠲᠠᠯ᠎ᠠ
モンゴル語キリル文字 Бортала
モンゴル語ローマ字転写 Borotal-a
ウイグル語 بۆرتالا
ウイグル語ローマ字転写 Bortala
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
自治区 新疆ウイグル
行政級別 自治州
建置 1954年
面積
総面積 24,895.68 km²
人口
総人口(2004) 43.97 万人
経済
電話番号 0909
郵便番号 833400
ナンバープレート 新E
行政区画代碼 652700
公式ウェブサイト http://www.xjboz.gov.cn/

ボルタラ・モンゴル自治州(ボルタラ・モンゴルじちしゅう、モンゴル語: ᠪᠣᠷᠢᠲᠠᠯ᠎ᠠ
ᠮᠣᠨᠭᠭᠣᠯ
ᠥᠪᠡᠷᠲᠡᠭᠡᠨ
ᠵᠠᠰᠠᠬᠤ
ᠵᠧᠤ
[1]、転写: Borotal-a Moŋɣol öbertegen jasaqu jėü)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区に位置する自治州。ボルタラはモンゴル語で銀灰色の草原を意味する。ウイグル語ブルタラ。州府所在地はボルタラ市

ジュンガル盆地西南部に位置し、北部と西部はカザフスタン共和国と385キロメートルにわたって国境線を接する。東部はタルバガタイ(塔城)地区ウス(烏蘇)市、東北部はトリ(託里)県と隣接。南部はイリ・カザフ自治州ニルカ(尼勒克)県グルジャ(伊寧)県霍城県に隣接する。

行政区画

[編集]

2県級市・2県を管轄。

この他アラギーン・オール(阿拉山口)口岸行政管理区、新疆生産建設兵団農五師およびその11の団場を有する。

ボルタラ・モンゴル自治州市の地図

年表

[編集]

この節の出典[2][3]

ボルタラ・モンゴル族自治区

[編集]

新疆省イリ・カザフ自治州ボルタラ・モンゴル自治州

[編集]
  • 1955年9月13日 - 新疆ウイグル自治区の成立により、新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州ボルタラ・モンゴル自治州となる。

新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州ボルタラ・モンゴル自治州

[編集]
  • 1959年1月16日 - ボルタラ県が精河県・温泉県に分割編入。(2県)
  • 1962年11月7日 - 精河県・温泉県の各一部が合併し、ボルタラ県が発足。(3県)
  • 1979年9月2日 - イリ・カザフ自治州ボルタラ・モンゴル自治州がボルタラ・モンゴル自治州に改称。

ボルタラ・モンゴル自治州

[編集]
  • 1985年6月24日 - ボルタラ県が市制施行し、ボルタラ市となる。(1市2県)
  • 2012年12月17日 - ボルタラ市・精河県の各一部が合併し、阿拉山口市が発足。(2市2県)
  • 2014年1月25日 - ボルタラ市の一部が分立し、自治区直轄県級行政区の双河市となる。(2市2県)

歴史

[編集]

その昔はスキタイ人の遊牧地であった。その後は北方遊牧民族の活動区域となった。唐代はこの地に双河都督府を設け西突厥の遊牧地となった。代はオイラトモンゴルが遊牧していた。乾隆年間、張家口からチャハル・モンゴル兵丁が進駐屯し、開墾と国境警備を担い、後にまたヴォルガ川流域から帰還したトルグート西部落が精河に駐牧した。中華人民共和国の成立後、1954年7月13日にボルタラ・モンゴル自治州は成立した。

民族

[編集]

35の民族が居住し、モンゴル族が自治民族。総人口42.43万人の中で少数民族人口は約33%を占める。1万人以上の少数民族はモンゴル族、ウイグル族カザフ族回族など。

経済

[編集]

2004年の州全体の国内総生産は36.9億元(農五師を含む)、前年より11.9%増。そのうち地方総生産は25.5億元で11.7%増。年間輸出入貿易総額は5.54億元、前年比96.8%増。従業員年平均収入1.1万元、前年比7.6%増。農牧民1人あたり純収入3904元、前年より10.8%(382元)増。

阿拉山口口岸中国西北部唯一の鉄道(阿拉山口駅)・道路両方による国家一類口岸である。過貨量は全疆16の口岸全体の約90%、全国の陸路口岸中連続8年間第2位、満州里口岸に次ぐ。

脚注

[編集]