ホーチミン地下鉄

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ホーチミン市地下鉄
Metro Saigon.png
ホーチミン市地下鉄のロゴマーク
基本情報
 ベトナム
所在地 ホーチミン市
種類 地下鉄
ライトレール
トランスラピッド
開業 2020年予定
所有者 ホーチミン市都市鉄道管理局(MAUR)
運営者 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線有限会社(HURC1) (当面)
詳細情報
総延長距離 107 km
路線数 6 (予定)
駅数 176駅
軌間 1,435 mm
最高速度 80 km/h
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ホーチミン市地下鉄(ホーチミンしちかてつ、英語: Ho Chi Minh City Metroベトナム語: Đường sắt đô thị Thành phố Hồ Chí Minh / 塘鐵都市城舖胡志明)とは、ホーチミン市2020年に完成が予定されている地下鉄建設計画。

概要[編集]

ホーチミン地下鉄 計画図

ベトナム最大の都市であるホーチミン市は、人口の急激な増加及び急激な経済発展に伴い、市民の足であったバイク自動車による大気汚染交通渋滞社会問題化していたが、鉄道を軸とした新たな交通手段の切り札として都市鉄道建設が登場した。ベトナム国営ゼネコンと住友商事などの日本企業が共同事業体を組み発注したことで、現地の雇用創出も期待されている[1]

2016年1月現在、ベンタイン市場から スオイティエン駅までの1号線 (19.7 km)、ベンタイン市場からタンソンニャット国際空港経由、タムルオンの車両基地までの2号線 (11.3km) の2本の工事に着工している。さらなる延伸が計画されており、最終的に6本176の駅ができる予定。終着駅は地方へ向かうバスターミナルと接続される予定[1]

2006年11月28日アジア開発銀行は、日本国政府の拠出による日本特別基金から、ホーチミン市地下鉄建設事業に対し、170万米ドルの援助を行うと発表した。

2014年11月、ホーチミン市人民委員会はグエン・タン・ズン首相に対し、同市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の完工時期を2019年に、運行開始時期を2020年に延期する旨の報告書を提出した。同案件は、2011年の時点で2017年に完工、2018年に運行開始とされていたもので、予定より更に2年先送りされることとなった[2]

なお、同年7月にベンタイン駅の建設が着工しており[3]、完成すれば、地下道を通って商業ビル「ザ・ワン」と接続する予定である[4]

駅一覧[編集]

1号線[編集]

駅名 駅間キロ (km) 累計キロ (km) 接続路線 所在地
日本語 ベトナム語 漢字チュノム
ベンタイン駅 Bến Thành 𡔖城   ホーチミン市 1区
ホーチミン市民劇場駅 Nhà hát Thành phố 家咭城舖  
バソン駅 Ba Son 巴崙  
ヴァンタイン駅 Văn Thánh 文聖   ビンタイン区
サイゴン新港駅 Tân Cảng (Cảng Sài Gòn) 新港 (港柴棍)  
タオディエン駅 Thảo Điền 草田   2区
アンフー駅 An Phú 安富  
ラッチチエック駅 Rạch Chiếc 瀝隻  
フオックロン駅 Phước Long 福隆   9区
ビンタイ駅 Bình Thái 平泰  
トゥドゥク駅 Thủ Đức 守德  
ハイテク区駅 Khu Công nghệ cao 區工藝高  
スオイティエン駅 Suối Tiên 𤂬仙  
スオイティエンバスターミナル駅 Bến xe Suối Tiên 𡔖車𤂬仙  

2号線[編集]

駅名 駅間キロ (km) 累計キロ (km) 接続路線 所在地
日本語 ベトナム語 漢字チュノム
ベンタイン駅 Bến Thành 𡔖城   ホーチミン市 1区
タオダン駅 Tao Đàn 騷壇  
ザンチュー駅 Dân Chủ 民主   3区
ホアフン駅 Hoà Hưng 和興   10区
レ・チ・リエン駅 Lê Thị Riêng 黎氏𥢅  
ファム・ヴァン・ハイ駅 Phạm Văn Hai 范文𠄩   タンビン区
バイヒエン駅 Bảy Hiền 𦉱賢  
グエン・ホン・ダオ駅 Nguyễn Hồng Đào 阮紅桃  
バクェオ駅 Bà Quẹo 妑䠏  
ファム・ヴァン・バック駅 Phạm Văn Bạch 范文白  
タンビン駅 Tân Bình 新平  

参加企業[編集]

  • モスクワ地下鉄建設総公社(ロシア) - 鉄道建設計画準備委員会から建設案作成の許可を得た。どの路線案を作成依頼するかは市が決定し、費用はロシア側が負担する。
  • Jobrus社(ロシア) - 地下鉄建設計画について市や関連当局と話し合う。
  • シーメンス(ドイツ) - グループは市と協力し、投資総額8億7,600万ドルで建設の提案している。
  • 三井(日本) - ホーチミン市人民委員会委員長にプロジェクト参加の意向を伝えた。
  • 住友商事 - 高架土木および車両基地など土木工事。総延長19.7kmの1号線建設計画のうち、11駅を含む17.2kmの高架土木および車両基地の建設[1]
  • サムスン(韓国) - ロテム社と共同で参加の意向を表明。

新東部バスターミナル[編集]

サイゴン交通運輸機械総公社(SAMCO=サムコ)により、ホーチミン市9区には既存の東部バスターミナルに替わり、16haの規模の新たなバスターミナルが建設される。敷地全体のインフラ整備とともに、バスターミナルのほか駐車場、乗降場、廃水処理場を併設し、2017年末をめどに竣工。完成後は、都市鉄道1号線(ベンタイン~スオイティエン間)および各路線バスと接続し、利便性が大幅に向上する。既存バスターミナル跡地には、バス、観光用車両の駐車場、ホテルショッピングセンター賃貸オフィスなどを併設する複合商業施設を建設する計画[5]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 住友商事公式サイト - 輸送機・建機事業部門 > 目覚ましい発展を続けるベトナムで都市鉄道の実現に貢献
  2. ^ http://www.viet-jo.com/news/economy/141125125218.html ホーチミン:メトロ1号線、運行開始を20年に延期
  3. ^ http://www.viet-jo.com/news/economy/140730014630.html ホーチミン:メトロ1号線ビンタイ駅を着工
  4. ^ http://news.nna.jp/free/news/20130613icn007A.html 地下鉄ベンタイン駅に地下道、商業ビルと接続[運輸]
  5. ^ VIET JO ホーチミン:新東部バスターミナルを着工、年末に第1期竣工の見通し 2017/04/27 06:28 JST配信

外部リンク[編集]