プルクワ・パ?

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プルクワ・パ?
Tonnerres de Brest 2012 - Pourquoi Pas - 001.jpg
経歴
建造所 アルストムサン=ナゼール造船所
種別 海洋観測船
発注 2002年12月24日
起工 2004年1月
進水 2004年10月14日
就役 2005年3月
要目
満載排水量 6,500 t
全長 107.6 m
全幅 20.0 m
吃水 6.9 m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
バルチラ8L20Cディーゼル発電機×4基
スクリュープロペラ×2軸
バウスラスター×3基
・スターンスラスター×1基
出力 4,350 shp
速力 14.5 kt
航続距離 8,100海里 (10kt巡航時)
乗員 30名+科学者60名
レーダー ・コングスベルグ社製 航法用
ソナー ・レゾン・シーバット7111・7150音響測深機
・シムラッドEA-600音響測深機
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プルクワ・パ?(FMN Pourquoi-Pas?)は、フランス海洋観測船

概要[編集]

本船は、商工業的公施設法人であるフランス国立海洋開発研究所(IFREMER)がフランス海軍と費用を折半して建造したことから、年の45%(150日)はフランス海軍の業務に、それ以外の期間はIFREMERの業務に従事している[1]。なお船名は、フランス探検家であるジャン=バティスト・シャルコー英語版の乗船に由来する。シャルコーは子供のころから探検家になることを夢見ていたが、それを父のジャン=マルタン・シャルコーに反対されていて、そのたびに「Pourquoi-Pas?なぜ(駄目なのか)?」と繰り返し問い返していた。この問いかけはやがて彼のモットーとなり、後に念願かなって探険に従事することになった際にそれを船の名とした、という逸話がある[2]

左舷後方からの船影。

任務上、精密な操船を求められることから、バウスラスター3基とスターンスラスター1基を備えており[1]、また自動的に船位を保持するダイナミック・ポジショニング・システム(DPS)を備えているものと考えられている[3]

6,000メートル級の深海探査艇ノティール」および遠隔操作無人探査機(ROV)「ヴィクター6000」のほか、8メートル型装載艇2隻を搭載している。艦尾甲板には25メートル×20メートルの作業スペースが確保され、艦尾には力量22トンのAフレームクレーンが設置されている。また当初計画では前甲板にヘリコプター甲板が設定されており、固有の搭載機も予定されていたが、これは後に削除された[3]。しかしヘリコプター甲板を設置する余地は確保されている[1]

参考文献[編集]

  1. ^ a b c Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. pp. 215-216. ISBN 978-1591149545. 
  2. ^ 「海外艦艇ニュース」、『世界の艦船』第643号、海人社、2005年6月、 173頁。
  3. ^ a b 「仏新造海洋観測船「プルクワ・パ?」公試開始!」、『世界の艦船』第643号、海人社、2005年6月、 57頁。

関連項目[編集]