プライベートゾーン

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◇一般的には男女ともに陰部周辺(鼠蹊部外性器肛門などを含む領域)を第一のプライベートゾーンと考えている。また、時代や所属する文化圏によって意識される程度に差があったり、そもそも意識されていない例もあるが[注 1]、少なくとも現代の都市社会では、多くの場合、女性は陰部周辺に次いで部を強く意識している。も比較的強く意識される部位であるが、ここでの性差は無い、もしくは極めて小さい。また、性的少数者の場合、一般的な意識と異なるところがあって、それを悩ましく感じている例が多いという。◇なお、どのような文化が背景にあろうともこの意識の外にあるほうが自然体であろう人間は、赤ん坊とそれに近い幼児である。翻って、それ以外の年齢層の人はと言えば、何らかのプライベートゾーンを意識している、もしくは、意識するよう社会から求められている。そしてまた、このような枠組みから意図してはみ出そうとする思想衝動をもつ人も存在する。
◇プライベートゾーンに対する認識を高めるべき年齢の学童には、然るべき指導が必要になる。◇この図に見る男子と女子は、それぞれに現代日本の一般的なプライベートゾーンとその周辺を隠すようデザインされている水着を着用している。ただ、女子はこの水着では隠されているお腹を露出させたとしてもプライベートゾーンの件に限っては問題無い。

プライベートゾーン和製英語: private zone [1])とは、原義としては「自分だけの領域」である[2]。そこから転じて、みだりに他人に見せたり触らせたり、他人が見たり触ったりするのをはばかるべき、特定の身体部位を意味する[2]

羞恥心と深く関わるこの意識に注目する概念アメリカで生まれており[3]英語では intimate parts日本語音写例:インティメイトゥ パーツ、インティメットゥ パーツ[1]、もしくは private parts日本語音写例:プライヴィットゥ パーツ日本語読み:プライベートパーツ[1]という。いずれも単数形も成立。

概要[編集]

先述のとおり、この意識が概念として語られだしたのアメリカであるが、かの国では、「なるべく他人に見せても触らせてもいけない、性に関係のある、自分の身体の大切な場所」と規定されている[3]


現代日本においては、未就学児童(幼稚園児、保育園児など[4])や学童にプライベートゾーンを正しく理解させることは性教育の一環として行われている。地方自治体ごとに異なるが、小学一年生のカリキュラムに組み込まれている[5][6]場合も多く、自分の体を知ること、自分や他人の体にプライベートゾーンという大切にするべき場所があると知ること、自分のものであれ他人のものであれ、プライベートゾーンを乱暴に扱ってはいけないと知ること、プライベートゾーンに良からぬ興味をもつ悪い人がいるので警戒しなければならないと知ること、そういう人を含む危険な事柄からプライベートゾーンを守るために心掛けるべきことと実際にできる行動を知ることなど、様々な要項が順序立てて指導されている[5]。 このような教育現場で語られる「プライベートゾーン」に厳密な定義は無いものの[2]、「水着を着用した際に隠れる部分と説明される場合が多い」と『大辞泉』はいう[2]。実際の学習指導要領では、自分の体のなかで家族以外に触らせたくない部分を自ら考えさせ[5]髪の毛女性バスト乳房)・外性器ペニスヴァギナ)・お尻などの部位が回答として想定されるなか[5]、「水着で隠れる部分(■画像参照)」と「」がプライベートゾーンであると教えている[5][4][3]。普段から露出している口をプライベートゾーンとして扱っていることは、原義から逸脱してはいるものの、学童の現実に即した実効性の高い独自の定義と解釈できる。なお、この捉え方は医療分野などでも小児に対して同様に指導されている[7][3]。また、女性はプライベートゾーンを理解させることで、ブラジャーを着用させる手段にもなる[8]思春期初来まではブラジャー着用の必要が無いが、公然の前で胸を露出しないようにする)[9]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 例えばヨーロッパには女性が乳房をわざと露出して魅力をアピールする時代があった。その時代でも乳房がプライベートゾーンでなかったというわけではないが、それをあえて見せびらかすことが反って魅惑的に映り、社会的にも教会関係者以外の許容するところであった。また、古今東西、膨らんだ乳房を隠すという意識を女性がもたない文化圏は数多く存在する。また、どのような文化圏でも、その昔、育児中の女性の乳房はプライベートゾーンではなかった。

出典[編集]

  1. ^ a b c プライベートゾーン”. Weblio和英辞書. Weblio. 2020年1月29日閲覧。
  2. ^ a b c d 小学館『デジタル大辞泉』. “プライベートゾーン”. コトバンク. 2020年1月29日閲覧。
  3. ^ a b c d 池田匠美 (2019年8月13日). “子どもに教えておきたい! - LINE NEWS「朝日こども新聞」人気の記事 - ジュニア朝日”. 朝日学生新聞社. 2020年1月30日閲覧。
  4. ^ a b 清瀬どろんこ保育園 (2019年3月20日). “性教育は「生」教育。自分の体と命を守るために伝えたいこと - 前編”. どろんこ会グループ. 2020年1月30日閲覧。
  5. ^ a b c d e 春日井 H15fy.
  6. ^ こべっこランド 2014.
  7. ^ 塚田訓子(医療法人社団シリウス アトラスレディースクリニック) (2019年10月). “平成30年度女性のための健康セミナーコラム 10代のからだとこころ ~正しい知識を身につけよう!~ (PDF)”. 新宿区. 2020年1月30日閲覧。
  8. ^ 睡眠時は別 ナイトブラ(夜用ブラ)ってなに?
  9. ^ 恥ずかしがる娘もOK 「友ブラ」で思春期の胸をケア”. NIKKEY STYLE (2019年11月21日). 2020年5月3日閲覧。

関連文献[編集]

  • “人間と性”教育研究所『イラスト版 10歳からの性教育─子どもとマスターする51の性のしくみと命のだいじ』高柳美知子、合同出版、2008年8月11日、30-31頁。OCLC 244564217ISBN 4-7726-0408-1ISBN 978-4-7726-0408-6

関連項目[編集]

衣類越しにプライベートゾーンを露出
身体を使ってプライベートゾーンを隠す

外部リンク[編集]