露出症
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露出症 | |
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分類および外部参照情報 | |
診療科・ 学術分野 | 精神医学 |
ICD-10 | F65.2 |
ICD-9-CM | 302.4 |
MeSH | D005084 |
露出症(ろしゅつしょう)は、性器などを露出することで性的興奮を感じる性的倒錯である。露出症の患者は露出狂と呼ばれることがある。DSM-5では露出障害に診断名が変更された。
定義[編集]
「精神障害#定義」も参照
精神医学的障害の一種である。
診断[編集]
『DSM-IV-TR』では、以下の二点の条件を満たしていることが診断基準となっている。
- 少なくとも6ヶ月間にわたり、警戒していない見知らぬ人に自分の性器を露出することに関する空想や性的衝動、または行動が反復する。
- その性的衝動などで著しい苦痛または対人関係上の困難が生じているか、行動化している。
注意すべきは、著しい苦痛を感じていない場合や、社会生活を遂行する上での障害が起きていない場合、野外露出などの具体的行動に出ていない場合は精神障害ではないということである。単なる妄想や、公然での露出をテーマとしたアダルトビデオを収集するなどの行動では、それが6ヵ月以上継続していても精神障害としては扱われない。なお、それとは別に法律に反するものは犯罪である。
治療[編集]
治療法としては「嫌悪条件付け」が一般的である。簡単に言えば、露出によって逮捕されるなどの社会的不利益を受けることを理解させるということである[1]。
薬物療法を行う場合SSRIを使用するが効果が不十分な場合テストステロンを抑制するホルモン療法を行う[2]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
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