タジキスタン軍
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タジキスタン軍(タジキスタンぐん、タジク語: Қувваҳои Мусаллаҳи Ҷумҳурии Тоҷикистон)は、タジキスタンの国軍。
総員は現役8,800人(陸軍7,300人、空軍/防空軍1,500人)、予備役20,000人(陸軍)[1]。このほか、準軍隊7,500人(内務省軍3,800人、国家親衛隊1,200人、非常事態省2,500人)を有する[1]。
歴史
[編集]1992年、旧ソ連軍のトルキスタン軍管区第1軍の部隊に基づき建軍。
1992年から1997年にかけてタジキスタン内戦が起き、1994年4月には軍を創設した。
2021年、2022年にキルギスタンとの国境沿いで武力衝突が発生している[2][3]。
機構
[編集]タジキスタン軍は陸軍、機動部隊、空軍及び防空軍、大統領国家警備隊、治安部隊で構成されている。その他、駐留ロシア連邦軍の第201自動ライフル師団も含んでいる。
徴兵制
[編集]徴兵は、18歳の男子が対象となり、期間は2年間である。
装備
[編集]陸軍
[編集]戦車
[編集]- T-72ウラル/T-72A/T-72AV/T-72B ×28両[1]
- T-72B1 ×3両[1]
- T-62/T-62AV/T-62AM ×7両[1]
装甲戦闘車両
[編集]- BRDM-2 ×9両[1]
- BRDM-2M ×22両[1]
- BMP-1 ×8両[1]
- BMP-2 ×15両[1]
- BTR-60/BTR-70/BTR-80 ×23両[1]
- VP11 ×13両[1]
- CS/VN3B mod ×24両[1]
- ティーグル ×不詳[1]
火砲・ロケット砲
[編集]- 2S1 グヴォズジーカ 122mm自走榴弾砲 ×3両[1]
- D-30 122mm榴弾砲 ×13門[1]
- BM-21 自走多連装ロケット砲 ×14両[1]
- CS/SS4 81mm自走迫撃砲 ×不詳[1]
- 120mm迫撃砲 ×10門[1]
対空兵器
[編集]- S-125 ペチョラ2M 地対空ミサイル ×3[1]
- S-125M1 ネヴァーM1 地対空ミサイル ×5[1]
- 9K32 ストレラ-2 地対空ミサイル[1]
- BTR-ZD 23mm自走高射機関砲 ×8両[1]
- ZU-23 23mm高射機関砲[1]
空軍/防空軍
[編集]固定翼機
[編集]ヘリコプター
[編集]- Mi-24 ハインド ×4機[1]
- Mi-8 ヒップ/Mi-17TM ヒップH ×11機[1]
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. pp. 198-199. ISBN 978-1-032-50895-5
- ^ “キルギスとタジク、軍衝突=国境地帯の水争い、死者31人”. 時事通信 (2021年4月30日). 2022年9月19日閲覧。
- ^ “タジク・キルギス国境で衝突、94人死亡”. AFP (2022年9月19日). 2022年9月19日閲覧。