ジェイソン・モーガン

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ジェイソン・モーガン: Jason M. Morgan1977年 - )は、アメリカ合衆国歴史学者、日本史研究者、麗澤大学国際学部准教授。

経歴[編集]

アメリカ合衆国ルイジアナ州生まれ。テネシー大学チャタヌーガ校で歴史学を専攻。その後、名古屋外国語大学名古屋大学大学院、中国昆明市雲南大学に留学。その後、ハワイ大学大学院で東アジア学、特に中国史を専門に研究。卒業後は、韓国慶尚北道英陽郡で英語教師として滞在。再び日本に戻り、翻訳や講演活動に従事。2014~2015年、フルブライト研究者として早稲田大学大学院法務研究科で研究。

2015年4月、一般社団法人日本戦略研究フォーラムの定例シンポジウム「『歴史戦』をどう闘うか」に登壇し、「ナチス・ドイツと日本帝国は同類か―東京裁判史観が偏向する所以―」と題し日本語で講演。欧米社会で定説となっている偏向した歴史認識についてただした。

2016年、ウィスコンシン大学で博士号を取得。博士(日本史)。一般社団法人日本戦略研究フォーラム上席研究員を経て、2017年4月より麗澤大学外国語学部助教。2020年4月より同大学国際学部准教授。

人物[編集]

  • 日本戦略研究フォーラム上席研究員も兼務している。

主張[編集]

2023年12月、ディープステート(以下「DS」)について次のように主張した。

  • 「DSの正体は、米中央情報局(CIA)、米連邦調査局(FBI)、米国防総省(ペンタゴン)、米国家安全保障局、米合衆国内国歳入庁、そして民主・共和両党にいるグローバリストなどのことです。」
  • 「CIAやFBI、民主党のグローバリストは、あの手この手でトランプを引きずりおろそうと画策しました。…大統領に従うはずのCIAやFBIが、大統領を引きずりおろそうとする。これはアメリカ政府を操っているのが大統領ではないことを意味します。そう、アメリカは“影の政府”であるDSが操っているのです。」
  • 「(DSの)実名をあげてみましょうか。/ジョン・ボルトン元大統領補佐官、ジェイムズ・クラッパー前国家情報長官、ジョン・ブレナンCIA元長官、サマンサ・パワー元米国連大使、スーザン・ライス米国民政策委員会委員長、ウィリアム・バーンズCIA長官、ジェイムズ・コミーFBI元長官、アンドリュー・マッケイブFBI元副長官、レオン・パネッタCIA元長官、マイケル・ヘイデンCIA元長官…このへんで十分でしょう。」
  • 「DSが存在しないと言うのなら、なぜCIAやFBIは大手SNSに圧力をかけ、情報統制をおこなったのかについて、具体的な根拠をもって反論してほしいものです。」[1]

出演番組[編集]

  • 伊藤貫の真剣な雑談(日本文化チャンネル桜
  • 日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」(日本文化チャンネル桜)
  • 新春特別鼎談(日本文化チャンネル桜)

著書[編集]

単著[編集]

  • 『アメリカはなぜ日本を見下すのか? : 間違いだらけの「対日歴史観」を正す』ワニブックス〈ワニブックス〈plus〉新書〉、2016年9月。ISBN 9784847065750 
  • 『日本国憲法は日本人の恥である : 米国人歴史学者「目からウロコの改憲論」』悟空出版、2018年1月。ISBN 9784908117442 
  • 『リベラルに支配されたアメリカの末路 : 日本人愛国者への警告』ワニブックス〈ワニブックスPLUS新書〉、2018年2月。ISBN 9784847066030 
  • 『アメリカも中国も韓国も反省して日本を見習いなさい』育鵬社、2018年7月。ISBN 9784594080129 
  • 『アメリカン・バカデミズム : 「反日」の本丸アメリカを撃て!』育鵬社、2019年9月。ISBN 9784594082918 
  • 『歴史バカの壁 : 日本人とアメリカ人の歴史の誤解という分厚い壁を打ち砕く!』育鵬社、2020年7月。ISBN 9784594085599 
  • 『私はなぜ靖国神社で頭を垂れるのか』方丈社、2022年7月。 
  • 『バチカンの狂気 : 「赤い権力」と手を結ぶキリスト教』ビジネス社、2022年12月。ISBN 9784828424651 
  • 『日本が好きだから言わせてもらいます : グローバリストは日米の敵』モラロジー道徳教育財団、2023年4月。ISBN 9784896392876 

共著[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ジェイソン・モーガン「内藤陽介氏「陰謀論批判」の大ウソ」『WiLL』2023年12月号、191-93頁。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]