コルビー・ラスムス

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  • コルビー・ラスマス
コルビー・ラスムス
Colby Rasmus
タンパベイ・レイズ #28
Colby Rasmus April 2014.jpg
ブルージェイズ時代(2014年4月)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州マスコギー郡コロンバス
生年月日 (1986-08-11) 1986年8月11日(31歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2005年 MLBドラフト1巡目(全体28位)でセントルイス・カージナルスから指名
初出場 2009年4月7日 ピッツバーグ・パイレーツ
年俸 $5,000,000(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

コルビー・ライアン・ラスムスColby Ryan Rasmus, 1986年8月11日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州マスコギー郡コロンバス出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。MLBタンパベイ・レイズ所属。

弟のコーリーもプロ野球選手(投手)である。

経歴[編集]

カージナルス時代[編集]

2005年MLBドラフト1巡目(全体28位)でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。2006年2007年と2年連続でカージナルス傘下の最優秀マイナー選手に選出され[2]ベースボール・アメリカ誌の有望株ランキングでは2007年から3年連続でカージナルス傘下で最高評価を受けた[3]

2007年シーズン終了後、カージナルスで中堅手を務めたジム・エドモンズサンディエゴ・パドレスへのトレード移籍はラスムスに出場機会を与えるためと言われたが、2008年開幕をAAA級メンフィス・レッドバーズで迎えた[4]。結局、メジャーに昇格することなくシーズンを終えた。

2009年4月7日ピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビュー。4打数2安打を記録し、華々しいメジャーデビューを果たした。最終的には147試合に出場し、打率.251・16本塁打・52打点という成績を記録し、新人王投票では8位にランクインした[5]

2010年は、前年よりも3試合少ない144試合の出場で、打率.276・23本塁打・68打点・12盗塁を記録し、いずれの部門でも2009年を上回る数字をマークした。一方、出場試合数を超える148三振を喫するなど、三振の多さが目立った。しかし、その他得点・安打・二塁打・三塁打・四球・出塁率・長打率・OPSなどの部門でも前年より優れた数字を残した為、野球面では飛躍したシーズンとなった。しかし、シーズン開幕前にラスムスがチームのGMに対し、出場機会が十分に確保出来ないのであればトレードして欲しいと、自身のトレードを要求した[6]。また、以前よりコルビーの父親であるトニー・ラスムスが、マイナーリーグで好成績を残していた息子のコルビーがメジャーに昇格していない事に対し、球団批判を行っているという事実もあった[6]。実際にシーズンが開幕すると、一定の出場機会が与えられていた為、不満を述べなかったラスムスだったが[6]、後半戦に若手選手のジョン・ジェイに出番が与えられた事に伴って出場機会が減少し始めると、再びトレードを要求した[6]。コルビーがトレードを要求した時期は、チームが首位に躍り出て、チーム・ファンともに意気が向上していた時期だったので、このコルビーのトレード要求は大きく批判された[6]。また、アルバート・プホルスもこの行いを非難した。これについて友成那智は自著の中で、「チームリーダーのプーホールスが怒りを爆発させ、『そういうことを公然と言うヤツには来年ここにいてほしくない。チームメートへの侮辱にもつながることだからね。ウチはヤンキースに次ぐ名門球団なんだ。下から上がってきて間もないヤツが、なぜそんなことを言うのか理解に苦しむよ。口を閉じて自分の技量を磨くのがあいつのやるべきことだ。やり方が間違っている』と批判し、大きなニュースになった」と著している[6]

ブルージェイズ時代[編集]

2011年7月27日に、オクタビオ・ドーテルエドウィン・ジャクソンマーク・ゼプチンスキーコーリー・パターソンとのトレードで、P.J.ウォルターズ英語版トレバー・ミラーブライアン・タレットとともにトロント・ブルージェイズに移籍した[7]が、移籍後は打率.173と大スランプに陥った。2チームを合わせても打率.225と大失速した。

2012年は23本塁打、自己最多の75打点をマークしたが、2年連続で打率2割2分台となる打率.223に終わった[8]

2013年は118試合の出場にとどまり、メジャー昇格後では初めて規定打席に届かなかった。しかし、打撃は好調で自己2位となる打率.2757(自己最高は2010年の.2758)で、前年より150打席以上も減少しながら、22本塁打・66打点をマークした[8]

2014年1月17日にブルージェイズと700万ドルの1年契約を結んだ[9]。オフにFAとなった[7]

アストロズ時代[編集]

2015年1月21日ヒューストン・アストロズと1年契約を結んだ[10]。シーズン後半から活躍が目立ち、チームをプレーオフに導いた。10年ぶりのポストシーズン出場の初戦、ヤンキースとのワイルドカード ゲームでは田中将大から先制本塁打を放った。なお、レギュラーシーズンで放った25本塁打はキャリア最高の本数である。

同年11月2日にFAとなった[7]が、12日にクオリファイング・オファーを受け入れ、年俸1580万ドルの1年契約を結んだ[11]

2016年レフトの中心格として107試合に出場し、打率.206・15本塁打・54打点という成績を記録。打率の低空飛行に歯止めが掛からなかったが、通算150本塁打に到達した。守備面では、左翼手で87試合に出場し、無失策DRS +14を記録したが、レンジファクター(RF)は平均未満と今ひとつだった。中堅手(21試合)と右翼手(11試合)でも無失策・DRS +3を記録し、外野の全ポジションで無失策・DRS +20・さらに13補殺という成績を残した。オフの11月3日にFAとなった[7]

レイズ時代[編集]

2017年1月30日タンパベイ・レイズと年俸500万ドルと打席数に応じた最大200万ドルの出来高払いの1年契約を結んだ[12]。臀部の手術のため、4月1日に10日間の故障者リスト入りした。5月2日に復帰したが、6月18日デトロイト・タイガース戦を最後に欠場し、6月23日に左股関節腱炎で6月19日に遡って再び故障者リストに入った[7]

7月13日、「野球から離れたい」との本人からの申し出によりレイズは制限リストに入れた。「レイズはコルビーの野球からの脱却を全面的に支持している。チームへの貢献に感謝し、彼と彼の家族が最善を尽くすことを願っている。コルビーと彼の家族のプライバシーを尊重し、レイズはこれ以上のコメントはしない。」とレイズは声明で述べた。[13]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2009 STL 147 520 474 72 119 22 2 16 193 52 3 1 5 2 36 3 3 95 5 .251 .307 .407 .714
2010 144 534 464 85 128 28 3 23 231 66 12 8 2 4 63 9 1 148 5 .276 .361 .498 .859
2011 94 386 338 61 83 14 6 11 142 40 5 2 1 2 45 2 0 77 8 .246 .332 .420 .753
TOR 35 140 133 14 23 10 0 3 42 13 0 0 1 1 5 0 0 39 2 .173 .201 .316 .517
'11計 129 526 471 75 106 24 6 14 184 53 5 2 2 3 50 2 0 116 10 .225 .298 .391 .688
2012 151 625 565 75 126 21 5 23 226 75 4 3 2 4 47 5 7 149 7 .223 .289 .400 .689
2013 118 458 417 57 115 26 1 22 209 66 0 1 0 1 37 0 3 135 4 .276 .338 .501 .839
2014 104 376 346 45 78 21 1 18 155 40 4 0 0 0 29 2 1 124 1 .225 .287 .448 .735
2015 HOU 137 485 432 67 103 23 2 25 205 61 2 1 1 3 47 0 2 154 6 .238 .314 .475 .789
通算:7年 930 3524 3169 476 775 165 20 141 1403 413 30 16 12 17 309 21 17 921 38 .245 .313 .443 .756
  • 2015年度シーズン終了時

記録[編集]

MiLB

背番号[編集]

  • 28(2009年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Colby Rasmus Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2017年1月31日閲覧。
  2. ^ Cardinals announce 2008 Minor League player & pitcher of year selections” (英語). MLB.com (2008年9月27日). 2009年9月19日閲覧。
  3. ^ Derrick Goold (2009年1月14日). “St. Louis Cardinals Top 10 Prospects” (英語). BaseballAmerica.com. 2009年9月19日閲覧。
  4. ^ 「MLBの未来を担う5人の新星 ファイブ・ライジングスターズ」 『月刊スラッガー』2008年6月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌15509-6、73頁。
  5. ^ Colby Rasmus Stats” (英語). Baseball Reference.com. 2017年7月31日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2011』 廣済堂出版、2011年、346頁。ISBN 978-4-331-51518-1
  7. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2017年5月5日閲覧。
  8. ^ a b Colby Rasmus Stats” (英語). Baseball Reference.com. 2017年8月11日閲覧。
  9. ^ Gregor Chisholm (2014年1月17日). “Rasmus, Cecil, Rogers avoid arbitration” (英語). MLB.com. 2017年1月31日閲覧。
  10. ^ Brian McTaggart (2015年1月21日). “Rasmus joins Astros' outfield mix, signs 1-year contract” (英語). MLB.com. 2017年1月31日閲覧。
  11. ^ Astros' Rasmus becomes first to accept qualifying offer” (英語). CBS Sports (2015年10月12日). 2015年11月15日閲覧。
  12. ^ Bill Chastain (2017年1月30日). “Rasmus joins Astros' outfield mix, signs 1-year contract” (英語). MLB.com. 2017年1月31日閲覧。
  13. ^ David Adler (2017年7月13日). “Rasmus leaves Rays, placed on restricted list” (英語). MLB.com. 2017年8月2日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]