イブプロキサム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イブプロキサム
IUPAC命名法による物質名
識別
ATCコード M01AE13 (WHO)
PubChem CID: 68704
DrugBank DB08955 ×
ChemSpider 61955 ×
UNII O3LD16O96Z チェック
KEGG D07268  チェック
ChEBI CHEBI:76160 ×
ChEMBL CHEMBL292707
化学的データ
化学式C13H19NO2
分子量221.29546 g/mol
テンプレートを表示

イブプロキサム(Ibuproxam)とは、非ステロイド性抗炎症薬の1種であるイブプロフェンヒドロキサム酸にした有機化合物である。なお、CAS登録番号は53648-05-8である。

構造・製法[編集]

イブプロキサムの分子式はC13H19NO2[1][2][3][4]、分子量は221.1416 (Da)[1]、モル質量は221.29546 (g/mol)である[2]。イブプロフェンはカルボン酸だが、このカルボキシ基をアミドにし、さらにヒドロキサム酸にしたものがイブプロキサムである。したがって、イブプロキサムのベンジル位の炭素のうちの片方はキラル中心であり、1対の鏡像異性体が存在する。

性質[編集]

イブプロキサムは常温常圧で固体である[3]。また、ヒトにおいて生理活性を持っており、非ステロイド性抗炎症薬の1種として利用できる[3][5]。そして、実際に消炎鎮痛薬として使用される場合がある[4]

出典[編集]

  1. ^ a b イブプロキサム (DRUG:D07268)
  2. ^ a b Ibuproxam (CID=68704)
  3. ^ a b c Ibuproxam (DB08955)
  4. ^ a b CHEBI:76160 - ibuproxam
  5. ^ IbuproamWHO