アルナスライン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルナスライン
Al Nasrain 20080629P1.jpg
2008年6月29日 阪神競馬場
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2004年2月14日(18歳)
抹消日 2010年7月8日
アドマイヤベガ
エラティス
母の父 エルグランセニョール
生国 日本の旗 日本北海道早来町
生産者 ノーザンファーム
馬主 サンデーレーシング
調教師 松元茂樹栗東
競走成績
生涯成績 19戦5勝
獲得賞金 3億1172万1000円
テンプレートを表示

アルナスライン (Al Nasrain) とは、日本競走馬である。おもな勝ち鞍は2009年日経賞名前の由来は古代アラビア語で「2羽の」からきている[1][2]

戦績[編集]

2歳・3歳時代[編集]

2006年6月25日京都競馬場でデビューし、新馬戦は11着に敗れる。その後、未勝利戦を勝ち、4戦目で500万下特別を勝ち上がり。

2007年、5戦目で重賞京成杯に挑戦して3着に入る。6戦目のすみれステークスでベッラレイア(3着)に勝ち、オープン入りするも、左前膝の骨折が判明して7ヶ月の休養を強いられる。秋に復帰して、復帰戦は古馬初挑戦の京都大賞典となり、3着と好走する。そして中1週で菊花賞に挑戦し、アサクサキングスの2着に入る。その後は体調が整わず、翌年まで休養することになる。

古馬時代[編集]

2008年の春には復帰してメトロポリタンステークスを6馬身差で圧勝。続く目黒記念ホクトスルタンの2着に入り、その後宝塚記念に出走。3番人気に支持されたが10着に敗れた。秋は京都大賞典から始動。重賞未勝利馬ながら1番人気に推されたが、5着に敗れた。続くアルゼンチン共和国杯でも1番人気に支持されたがトップハンデの58kgの影響もあってか直線伸びきれず3着に敗れた。その後、ジャパンカップへ出走を予定していたが、重賞勝利馬か、過去1年のGIで3着以内に入っていなければ出走できないため直前になって回避した。次走の有馬記念オリビエ・ペリエとのコンビで出走したが、6着に敗れた。

2009年アメリカジョッキークラブカップから始動。鞍上に武豊を迎え、3番人気に支持されるが、6着と敗れた。その後、3月28日日経賞では蛯名正義とのコンビで出走。好位から抜け出して快勝し、念願の重賞初制覇を果たした。

さらに本番の天皇賞(春)に出走。日経賞の勝ち馬ながら重賞2連勝中のアサクサキングス、前年のジャパンカップ覇者スクリーンヒーローダイヤモンドステークスを完勝したモンテクリスエスに次ぐ4番人気にとどまる。レースは中団7-8番手に控え、直線に入るとよく伸びたものの、先に内から抜け出したマイネルキッツを捉えきれずに2着に敗れた。しかし、前述の3頭にはいずれも先着した。続く6月28日の宝塚記念では中団からレースを進めたが、最後の直線で伸び切れず6着に終わった。

2010年の緒戦は5月30日の目黒記念。道中3番手追走も直線で伸び切れず5着に敗れた。その後はノーザンファーム空港牧場で休養していたが、左前脚の屈腱炎を発症していることが判明[3]7月8日付でJRA競走馬登録を抹消され、現役を引退した[4]。引退後は乗馬となり、北海道苫小牧市ノーザンホースパークを経て[5][6]2012年4月に慶應義塾体育会馬術部に移り練習馬「慶凛」となった[7][8]。その後、羽曳野市の乗馬クラブ「クレイン大阪」に移っている[9][10]

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2006 6. 25 京都 2歳新馬 18 7 15 14.0 (9人) 11着 横山典弘 54 芝1400m(良) 1:25.5(36.9) 2.6 ブレイブボーイ
11. 11 福島 2歳未勝利 14 4 6 27.6 (9人) 01着 柴山雄一 55 芝1800m(良) 1:51.2(36.1) -0.4 (バンブーソクラテス)
12. 9 阪神 エリカ賞 500万下 12 5 5 35.1 (6人) 07着 小牧太 55 芝2000m(良) 2:02.9(34.7) 0.8 ダノンジュンコウ
12. 23 中京 樅の木賞 500万下 14 4 6 16.8 (7人) 01着 松田大作 55 ダ1700m(良) 1:47.2(38.4) -0.5 (ディアーウィッシュ)
2007 1. 14 中山 京成杯 JpnIII 12 2 2 35.6 (9人) 03着 柴山雄一 56 芝2000m(良) 2:02.2(35.3) 0.4 サンツェッペリン
2. 25 阪神 すみれS OP 9 3 3 14.7 (6人) 01着 柴山雄一 56 芝2200m(良) 2:15.0(36.8) 0.0 (フィニステール)
10. 7 京都 京都大賞典 GII 15 5 5 25.9 (6人) 03着 和田竜二 54 芝2400m(良) 2:25.1(35.1) 0.3 インティライミ
10. 21 京都 菊花賞 JpnI 18 6 12 11.4 (6人) 02着 和田竜二 57 芝3000m(良) 3:05.1(35.5) 0.0 アサクサキングス
2008 4. 26 東京 メトロポリタンS OP 15 7 12 03.6 (1人) 01着 和田竜二 57.5 芝2400m(良) 2:23.5(34.5) -1.0 (ヒカリシャトル)
6. 1 東京 目黒記念 JpnII 18 8 17 02.0 (1人) 02着 和田竜二 58 芝2500m(良) 2:32.0(35.8) 0.0 ホクトスルタン
6. 29 阪神 宝塚記念 GI 14 3 4 07.7 (3人) 10着 和田竜二 58 芝2200m(重) 2:16.7(38.3) 1.4 エイシンデピュティ
10. 12 京都 京都大賞典 GII 10 4 4 02.0 (1人) 05着 和田竜二 57 芝2400m(良) 2:27.1(34.0) 0.2 トーホウアラン
11. 9 東京 AR共和国杯 JpnII 16 5 10 02.4 (1人) 03着 内田博幸 58 芝2500m(良) 2:31.0(33.6) 0.2 スクリーンヒーロー
12. 28 中山 有馬記念 GI 14 5 7 18.3 (5人) 06着 O.ペリエ 57 芝2500m(良) 2:32.2(36.4) 0.7 ダイワスカーレット
2009 1. 25 中山 AJCC GII 14 5 7 05.1 (3人) 06着 武豊 57 芝2200m(良) 2:14.5(35.8) 0.6 ネヴァブション
3. 28 中山 日経賞 GII 14 1 1 06.7 (4人) 01着 蛯名正義 57 芝2500m(良) 2:31.2(34.9) -0.1 マイネルキッツ
5. 3 京都 天皇賞(春) GI 18 2 4 07.5 (4人) 02着 蛯名正義 58 芝3200m(良) 3:14.4(34.8) 0.0 マイネルキッツ
6. 28 阪神 宝塚記念 GI 14 5 7 09.6 (4人) 06着 蛯名正義 58 芝2200m(良) 2:11.8(35.0) 0.5 ドリームジャーニー
2010 5. 30 東京 目黒記念 GII 12 2 2 04.3 (2人) 05着 蛯名正義 58 芝2500m(良) 2:35.1(33.9) 0.3 コパノジングー

血統表[編集]

アルナスライン血統サンデーサイレンス系/Northern Dancer 4×3=18.75%Native Dancer 5×5=6.25%(母内)) (血統表の出典)

アドマイヤベガ
1996 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
ベガ
1990 鹿毛
*トニービン *Kampala
Severn Bridge
*アンティックヴァリュー Northern Dancer
Moonscape

*エラティス
Elatis
1990 栗毛
El Gran Senor
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Sex Appeal Buckpasser
Best in Show
母の母
Summer Review
1979 鹿毛
Graustark Ribot
Tenerani
Raise a Baby Raise a Native
Bambola F-No.9-c


脚注[編集]

  1. ^ JRA公式サイトの競走馬検索アルナスライン、馬名由来に基づく
  2. ^ アルナスラインの新馬データ”. netkeiba.com. 2022年4月24日閲覧。
  3. ^ 左前脚屈腱炎アルナスライン引退、乗馬に - 競馬 - SANSPO.COM”. web.archive.org (2010年9月4日). 2022年4月17日閲覧。
  4. ^ アルナスライン号が競走馬登録抹消”. web.archive.org (2010年7月12日). 2022年4月17日閲覧。
  5. ^ ツアーで出会った名馬たち | 競走馬のふるさと案内所”. uma-furusato.com. 2022年4月17日閲覧。
  6. ^ アルナスライン号が競走馬登録抹消”. web.archive.org (2010年7月12日). 2022年4月17日閲覧。
  7. ^ (リンク切れ)馬匹紹介-練習馬”. 慶應義塾体育会馬術部. 慶應義塾体育会馬術部. 2013年11月22日閲覧。
  8. ^ 慶応大学馬術部公式ブログ 慶應馬術部日記 新馬名決定のお知らせblog-entry-403.htmlに基づく。(ブログの存在するfc2.comがwikipediaのスパムブロック対象で直接引用できないため)
  9. ^ 乗馬クラブクレイン公式サイト 元競走馬” (日本語). 乗馬クラブクレイン. 2022年4月17日閲覧。
  10. ^ 大阪)元G1競走馬、乗馬クラブで活躍:朝日新聞デジタル”. web.archive.org (2016年5月13日). 2022年4月17日閲覧。

外部リンク[編集]