「土井香苗」の版間の差分
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2012年4月19日 (木) 05:31時点における版
どい かなえ 土井 香苗 | |
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生誕 |
1975年8月22日(48歳) 日本 神奈川県横浜市 |
出身校 | 東京大学 |
職業 | 弁護士 |
土井 香苗(どい かなえ、1975年8月22日 - )は、日本の弁護士。神奈川県横浜市生まれ。桜蔭中学校・高等学校を経て東京大学法学部卒業。東大在学中だった1996年に司法試験に合格。現在、ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京ディレクター。
人物
「法曹として世に出る前に、広く社会のことを知りたくて」ピースボートでボランティアスタッフとして活動を始める。司法試験勉強中は活動を休んでいたが、合格後に活動を再開。ボランティアスタッフ仲間の「勉強は難しかった?」との質問に「そんなことはなかった」と答えたというエピソードがある。
1997年、ピースボートの地球一周クルーズに参加。その途中で立ち寄ったアフリカで一番新しい独立国・エリトリアの実情を目の当たりにし、自らボランティアを志願。大学3年時に司法試験に合格。その後、ピースボートの代表の吉岡達也とともにエリトリアの法務大臣に面会し、1998年大学4年時に単身エリトリアに渡り、同国で法律改正委員会調査員として刑法に関するリサーチ作業に従事。(現在のエリトリアでの刑法は改正され、イサイアス大統領の独裁政権のもとで強制労働などが横行している。)
帰国後司法修習(53期修習生)、もともとは検事志望だったが教官に採用を断られる。その後、検事職に「女性枠」があると知り、修習終了後に同期の司法修習生有志と共に女性枠撤廃運動を始める。その時の経緯は『司法修習生が見た裁判のウラ側』にまとめられている。ただ、以前から同一クラスで複数の女性が検事採用される場合もあったことから、「女性枠」というのは修習生間の噂でしかないといわれている。
2000年、弁護士登録後に東京駿河台法律事務所に所属。普段の業務の傍ら、難民の人権保護活動、反戦運動「イラク国際戦犯民衆法廷」の検事役として活動。法律事務所の所長である上柳敏郎弁護士のすすめで、2005年より、通常の試験を受け、ニューヨーク大学ロースクールで1年間の留学生活を送り、国際法の修士号を取得。その後さらに1年、国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチでフェローとなる。現在は、ヒューマン・ライツ・ウォッチの東京ディレクターとして活動している。
父親がパイロットで、母親が薬剤師であるが、離婚している。両親が別居した後、大学2年生の時に妹と共に母親との強い確執から家出し、二人暮らしをはじめる。その後、父親のマンションに身を寄せる。姉妹は現在でも母親との関係は断絶している。そもそも、東京大学へ行ったのは母親への復讐心からと雑誌などのインタビューで明かしている。
著書
- ようこそ"と言える日本へ" 弁護士として外国人とともに歩む(2005年8月27日、岩波書店)ISBN 978-4000254526
- 巻き込む力(2011年1月20日、小学館)ISBN 978-4093881654
共著
- 司法の現実に驚いた53期修習生の会『司法修習生が見た裁判のウラ側―修習生もびっくり!司法の現場から』(2001年12月、現代文化社)ISBN 978-4877980689
- ヒューマンライツナウ『人権で世界を変える30の方法』(2009年6月、合同出版)ISBN 978-4772604376
- メッセージプロジェクト/編『100番目のメッセージ』(2011年2月3日、かんき出版)ISBN 978-4761267292
テレビ
- 朝日ニュースター 『ニュースの深層』 水曜日メインキャスター (2010年3月 - )
- 地球ドキュメント ミッション(NHK-BShi、2010年4月4日 - )