錐 (工具)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。MerlIwBot (会話 | 投稿記録) による 2012年5月8日 (火) 14:00個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ロボットによる 追加: cs:Nebozez, ca:Barrina, uk:Свердлик)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ねじ錐の一種

(きり)とは、を使って小さなをあけるための工具である。おもになどのやわらかい物体を対象に使われる。鋭い状の切っ先と持ち手で構成され、切っ先を穴を開けたい対象に接触させた状態で持ち、手に力をこめることでてこの原理を利用して切っ先を回転させ、穴をあける。

種類

切っ先の持ち手それぞれの形により何種類かにわけられ、それぞれ使われる地域に特徴がある。

切っ先が錐体で、持ち手が細長い円柱状のものは揉錐(もみきり)と呼ばれる。両手を使って「揉む」ようにして錐を回転させることからこの名前が付き、日本などの国では古来から用いられていた。

切っ先にらせん状の切り込みを入れ、ねじのような形にしたものはねじ錐(ねじきり)と呼ばれる。揉み錐と比較して大きな穴をあけられるのが特徴で、回転させるのに揉み錐より大きな力が必要であることから、持ち手は軸に対して半径の大きい形をした物が多い。

参考文献

関連項目

外部リンク