里山浩作
| ||||
---|---|---|---|---|
基礎情報 | ||||
四股名 | 里山 浩作 | |||
本名 | 里山 浩作 | |||
生年月日 | 1981年5月31日(42歳) | |||
出身 | 鹿児島県奄美市 | |||
身長 | 177cm | |||
体重 | 123kg | |||
BMI | 39.3 | |||
所属部屋 | 三保ヶ関部屋→尾上部屋 | |||
得意技 | 押し出し | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 東十両10枚目 | |||
最高位 | 西前頭12枚目 | |||
生涯戦歴 | 249勝218敗5休(49場所) | |||
幕内戦歴 | 9勝21敗(2場所) | |||
優勝 | 十両優勝1回、幕下優勝1回 | |||
データ | ||||
初土俵 | 2004年3月場所 | |||
入幕 | 2007年5月場所 | |||
趣味 | マッサージ | |||
備考 | ||||
2012年5月21日現在 |
里山 浩作(さとやま こうさく、1981年5月31日 - )は、鹿児島県大島郡笠利町(現在の奄美市)出身で尾上部屋(入門時は三保ヶ関部屋)所属の現役大相撲力士。本名は同じ。身長177cm、体重119kg。血液型A型。得意手は左四つ、下手投げ。最高位は西前頭12枚目(2007年5、7月場所)。
来歴
中学入学と同時に相撲部に入部。鹿児島商業高校でも相撲部に所属し日本大学に進学。同期には白乃波、豊真将(1年で退部)がいる。全国大会に出場し、上位に入賞する活躍を見せたが、タイトルを取れず幕下付出の資格を得ることが出来なかった。しかし、同じく幕下付出しの資格を得ることが出来なかった白乃波が三保ヶ関部屋に入門することが決まったので、日大の先輩である元小結・濱ノ嶋(現・尾上親方)と話し合って入門を決意。大学卒業と同時に三保ヶ関部屋に入門。2004年3月場所に前相撲から初土俵を踏んだ。
初めて番付に乗った翌場所は、この場所が初土俵の把瑠都との稽古で負傷、4日目まで休場するが、その後の相撲を全て勝ち、序ノ口を1場所で通過する。序二段でも2場所目に7戦全勝を記録(優勝決定戦は把瑠都に破れる)、三段目も余勢をかって1場所で通過し、2005年1月場所には幕下に昇進。その場所初めて負け越しを経験したが、翌場所以降勝ち越しを続けた。白乃波には十両昇進で先を越されてしまったが、同年11月場所には東幕下4枚目まで番付を上げ5勝2敗と勝ち越し、翌2006年1月場所には十両に昇進した。
小兵ながら相手の懷に潜り込んで前に出る取り口で注目を集めたが、十両上位に定着するも、幕内に昇進できるほどの勝ち星も上がらず、1年ほど足踏みが続いた。しかし、「体重が増え、大きい力士にも押し込まれなくなった」と語った2007年3月場所では、低い姿勢からの押し相撲を貫徹し、何度叩かれても落ちないしぶとさも見せ、東十両4枚目で12勝3敗の好成績を上げ、初の十両優勝を果たすとともに、新入幕を決めた。
新入幕の場所は前半はなかなか勝ち星を挙げることができず苦しんだ。中盤から終盤にやや盛り返したが7勝8敗と負け越してしまった。さらに7月場所も2勝13敗と大敗を喫し、十両に陥落した。
首を痛めたため十両陥落後も負け越しが続き、2008年1月場所では、十両東12枚目で6勝9敗と負け越し、幕下陥落が決定した。さらにその後2場所も負け越しをしてしまった。だが同年7月場所では、初日に負けてしまったもののその後は6連勝し、8人での幕下優勝決定戦になった。1人目の相手の星風には押し倒しで勝利、2人目の相手の持丸には押し出しで勝利、最後の相手で同部屋の山本山には下手投げで勝利を収め、幕下優勝を達成した。この影には場所直前に病死した保育園時代からの親友との約束があったという。
エピソード
- 2006年3月場所12日目(同年3月23日)の琉鵬戦で、十両で史上初の伝え反り[1]の決まり手で勝利を収めた。また、この勝利で、上体をそらして金メダルを獲ったフィギィアスケートの荒川静香選手の技に掛けて、「イナバウアー」ともてはやされた。また2007年11月場所10日目(同年11月20日)の栃乃花戦で、自身二度目、十両でも二度目となる伝え反りでの勝利を収めた。
- 色黒で彫りの深い顔立ちから、把瑠都には「絶対日本人じゃないと思った」と言われたことがある。
主な成績
2012年5月場所終了現在
通算成績
- 通算成績:249勝218敗5休(49場所)
- 幕内成績:9勝21敗(2場所)
各段優勝
- 十両優勝:1回(2007年3月場所)
- 幕下優勝:1回(2008年7月場所)
場所別成績
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
2004年 (平成16年) |
x | (前相撲) | 西序ノ口10枚目 5–0–2 |
西序二段92枚目 6–1 |
東序二段15枚目 7–0 |
東三段目21枚目 6–1 |
2005年 (平成17年) |
西幕下41枚目 3–4 |
西幕下54枚目 5–2 |
東幕下40枚目 5–2 |
東幕下23枚目 5–2 |
西幕下12枚目 6–1 |
東幕下4枚目 5–2 |
2006年 (平成18年) |
西十両13枚目 9–6 |
西十両8枚目 9–6 |
東十両4枚目 7–8 |
西十両4枚目 9–6 |
東十両2枚目 6–9 |
西十両5枚目 8–6–1 |
2007年 (平成19年) |
東十両3枚目 7–8 |
東十両4枚目 12–3 |
西前頭12枚目 7–8 |
西前頭12枚目 2–13 |
西十両5枚目 6–9 |
東十両9枚目 6–9 |
2008年 (平成20年) |
東十両12枚目 6–9 |
西幕下筆頭 2–5 |
西幕下8枚目 3–4 |
東幕下14枚目 6–1 |
東幕下3枚目 2–5 |
西幕下9枚目 2–3–2 |
2009年 (平成21年) |
東幕下25枚目 4–3 |
西幕下18枚目 5–2 |
東幕下11枚目 4–3 |
東幕下9枚目 2–5 |
東幕下22枚目 6–1 |
東幕下9枚目 2–5 |
2010年 (平成22年) |
西幕下19枚目 3–4 |
東幕下26枚目 5–2 |
西幕下15枚目 2–5 |
西幕下30枚目 5–2 |
東幕下15枚目 3–4 |
東幕下19枚目 3–4 |
2011年 (平成23年) |
東幕下24枚目 4–3 |
八百長問題 により中止 |
西幕下20枚目 5–2 |
西幕下6枚目 5–2 |
東十両12枚目 7–8 |
西十両13枚目 6–9 |
2012年 (平成24年) |
東幕下筆頭 4–3 |
東十両13枚目 8–7 |
東十両10枚目 4–11 |
x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
関連項目
脚注
外部リンク
- 里山 浩作 - 日本相撲協会