緑駅

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緑駅
駅舎(2018年5月)
みどり
Midori
B66 川湯温泉 (14.5 km)
(8.3 km) 札弦 B68
地図
所在地 北海道斜里郡清里町緑町
北緯43度43分5.79秒 東経144度30分19.91秒 / 北緯43.7182750度 東経144.5055306度 / 43.7182750; 144.5055306座標: 北緯43度43分5.79秒 東経144度30分19.91秒 / 北緯43.7182750度 東経144.5055306度 / 43.7182750; 144.5055306
駅番号 B67
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 釧網本線
キロ程 100.9 km(東釧路起点)
電報略号 ミリ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
4人/日
-2014年-
開業年月日 1931年昭和6年)9月20日[1]
備考 無人駅
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緑駅(みどりえき)は、北海道斜里郡清里町緑町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線である。駅番号B67

事務管理コードは▲111612[2]

歴史[編集]

1977年の緑駅と周囲約750m範囲。上が網走方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来[編集]

旧駅名は札鶴駅(→札弦駅)よりも斜里川上流にあることに由来する[4][11]。のちに1955年(昭和30年)8月1日の上斜里村の町制施行・清里町改名に先立つ同年7月1日、町字の区域・名称の整理変更が行われ[12]、所在地が「緑町」になったことから現駅名に改めた[3][4]。この「緑」の名称については「四面緑に囲まれて静かな土地であることから[4]」とされている。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線をもつ地上駅。2番のりばへは構内踏切を通る。かつては2番線奥に副本線があり、単式ホーム・島式ホーム混合の2面3線となっていた。また、貨物ホームや多くの側線を有していた[13]知床斜里駅管理の無人駅である。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先 備考
1 釧網本線 下り 釧路方面
上り 網走北見方面 当駅始発
2

朝6時台に当駅始発の知床斜里・網走方面行き、知床斜里発19時台に当駅止まりが1本ずつ設定されている。

利用状況[編集]

乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書き1日平均欄に示す。なお「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1960年(昭和35年) 90,657 (248.4) [14]
1965年(昭和40年) 94,839 (259.8)
1970年(昭和45年) 79,440 (217.6)
1975年(昭和50年) 19,078 (52.1)
2011年(平成23年) (1) [15] 1日平均乗降人員2人
2012年(平成24年) (1) 1日平均乗降人員2人
2013年(平成25年) (1) 1日平均乗降人員2人
2014年(平成26年) (2) 1日平均乗降人員4人
2016年(平成28年) 2.4 [JR北 1]
2017年(平成29年) 3.0 [JR北 2]
2018年(平成30年) 3.2 [JR北 3]
2019年(令和元年) 2.8 [JR北 4]
2020年(令和02年) 3.0 [JR北 5]
2021年(令和03年) 3.0 [JR北 6]
2022年(令和04年) 2.0 [JR北 7]

駅周辺[編集]

北海道道1115号摩周湖斜里線沿いを中心に清里町緑町の集落が広がる。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
釧網本線[16]
札弦駅 (B68) - 緑駅 (B67) - 川湯温泉駅 (B66)

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、925頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、246頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年4月2日閲覧 
  3. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、163頁。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ a b c d e 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 130. ISBN 4-89391-549-5 
  5. ^ 河野哲也「北海道の森林鉄道,殖民軌道」『鉄道ピクトリアル』No.733
  6. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 101
  7. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 112 - 113
  8. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 113
  9. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 117
  10. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 138
  11. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、108頁。NDLJP:1029473 
  12. ^ 清里町史編纂委員会 編『清里町史』清里町、1978年8月、147頁。doi:10.11501/9570053https://doi.org/10.11501/95700532022年6月14日閲覧 
  13. ^ 『北海道 釧網本線』 p. 83
  14. ^ 清里町史編纂委員会 編『清里町史』清里町、1978年8月、424頁。doi:10.11501/9570053https://doi.org/10.11501/95700532022年6月14日閲覧 
  15. ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月24日閲覧
  16. ^ 下り順に記載。路線は川湯温泉駅方の東釧路駅が起点。

JR北海道[編集]

  1. ^ 釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。 オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102545/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/08.pdf2017年12月10日閲覧 
  2. ^ 釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。 オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818153329/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/08.pdf2018年8月19日閲覧 
  3. ^ 釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  4. ^ 釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]