甘木駅

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甘木駅
あまぎ
Amagi
地図
所在地 福岡県朝倉市甘木
所属事業者 西日本鉄道駅詳細
甘木鉄道駅詳細
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甘木駅(あまぎえき)は、福岡県朝倉市甘木にある西日本鉄道(西鉄)と甘木鉄道である。

2社の駅は100メートルほど離れており、別の駅舎と施設を持つ。また、1940年までは朝倉軌道両筑軌道の甘木駅が現在の甘木バスセンターの場所に存在した。同社の甘木駅に関しては甘木バスセンターを、路線・会社の改廃に関してはそれぞれの路線の記事を参照のこと。

利用可能な鉄道路線[編集]

西鉄 甘木駅[編集]

西鉄 甘木駅
西鉄甘木駅(2009年7月)
あまぎ
Amagi
A02 馬田 (1.8 km)
所在地 福岡県朝倉市甘木
北緯33度25分6秒 東経130度39分18.67秒 / 北緯33.41833度 東経130.6551861度 / 33.41833; 130.6551861 (西鉄 甘木駅)座標: 北緯33度25分6秒 東経130度39分18.67秒 / 北緯33.41833度 東経130.6551861度 / 33.41833; 130.6551861 (西鉄 甘木駅)
駅番号  01 
所属事業者 西日本鉄道
所属路線 甘木線
キロ程 17.9 km(宮の陣起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
[西鉄 1]1,163人/日
-2022年-
開業年月日 1921年大正10年)12月8日
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歴史[編集]

駅構造[編集]

西鉄甘木駅ホームと7000形電車(2006年10月)

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、自動券売機自動改札機が設置されている。西鉄の駅舎としては現存最古の1948年(昭和23年)に建築された。

日中のパターン・ダイヤの時間帯は、1番線と2番線から交互に列車が発車する。

のりば
ホーム 路線 行先 備考
1・2 西鉄甘木線 宮の陣久留米大牟田方面  

利用状況[編集]

2022年度の1日平均乗降人員は1,163人であり[西鉄 1]、甘木線内では北野駅に次いで第2位[注釈 1][西鉄 1]

年度別1日平均利用客数
年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
2011年(平成23年) 1,429
2012年(平成24年) 1,496
2013年(平成25年) 1,466
2014年(平成26年) 1,370
2015年(平成27年) 1,423
2016年(平成28年) 1,352
2017年(平成29年) 1,267
2018年(平成30年) 1,263
2019年(令和元年) [西鉄 2]1,238
2020年(令和02年) [西鉄 3]992
2021年(令和03年) [西鉄 4]1,068
2022年(令和04年) [西鉄 1]1,163


隣の駅[編集]

西日本鉄道
甘木線
馬田駅 (A02) - 甘木駅 (A01)

甘木鉄道 甘木駅[編集]

甘木鉄道 甘木駅
甘木鉄道甘木駅(2015年11月)
あまぎ
AMAGI
高田 (1.9 km)
所在地 福岡県朝倉市甘木
所属事業者 甘木鉄道
所属路線 甘木線
キロ程 13.7 km(基山起点)
電報略号 アマ
駅構造 地上駅
ホーム 島式 1面2線
乗車人員
-統計年度-
[甘木 1]567人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1939年昭和14年)4月28日[2]
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歴史[編集]

駅構造[編集]

島式1面2線のホームを持つ地上駅で自動券売機、記念スタンプ台が設置されている。定期券の発売を行っている。1939年(昭和14年)の建築で、甘木鉄道本社も併設されている。

のりば
ホーム 路線 行先 備考
1・2 甘鉄甘木線 小郡基山方面  

利用状況[編集]

乗車人員推移[4]
年度 1日平均人数
2011年 579
2012年 569
2013年 609
2014年 577
2015年 620
2016年 617
2017年 688
2018年 685
2019年 [甘木 2]695
2020年 [甘木 3]498
2021年 [甘木 1]567

隣の駅[編集]

甘木鉄道
甘木線
高田駅 - 甘木駅

駅周辺[編集]

朝倉市の中心市街地は国道386号及び福岡県道・大分県道112号福岡日田線朝倉街道)沿線にあり、当駅は中心市街地のやや西のはずれに位置している。駅前を国道322号国道500号が通っている。

バス路線[編集]

甘木鉄道側駅前のロータリーに甘木観光バス「甘鉄甘木駅」停留所が設けられており、路線バス運行の拠点となっている。一部の路線は西鉄側駅前の「西鉄甘木駅」停留所にも停車する。福岡朝倉街道駅二日市駅原鶴杷木方面への西鉄バスは当駅前には発着せず、当駅から800 mほど離れた県道112号沿いにある甘木バスセンターに発着する。

かつて甘木市(当時)市内の路線バスが西日本鉄道により運行されていたころには、駅前に発着するバスの本数が少なく、市内路線バスの大半が甘木バスセンターから発着していたが、2001年4月1日に甘木幹線を除く甘木市内の路線バスが甘木観光バスへ移管された際、甘木バスセンターに代わり甘鉄甘木駅前停留所から発着するようになり、列車とバスの接続の改善が図られている。

  • 甘木観光バス
    • 秋月線:甘鉄甘木駅 - 西鉄甘木駅 - 甘木中央 - 秋月 - 野鳥・だんごあん
    • 田主丸線:甘鉄甘木駅 - 甘木中央 - 朝倉医師会病院 - 田主丸中央田主丸駅・田主丸中央病院
    • 三輪線:甘鉄甘木駅 - 甘木中央 - 甘木インター口 - 三輪それり - めくばーる・三輪小学校前
    • 甘木市街地循環線:甘鉄甘木駅 - 西鉄甘木駅 - 甘木インター口 - 朝倉医師会病院 - 朝倉市役所 - 甘木中央 - 甘鉄甘木駅

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 天神大牟田本線に属する宮の陣駅を含めると第3位となる。

出典[編集]

  1. ^ 西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、699-700頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第10号、鉄道ジャーナル社、1987年8月、98-101頁。 
  4. ^ 九州運輸要覧
西日本鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c d 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均、単位:人)”. 2023年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
  2. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2019年度1日平均、単位:人)”. 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  3. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均、単位:人)”. 2021年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  4. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均、単位:人)”. 2022年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
甘木鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b 国土交通省 九州運輸局. “令和4年度 九州運輸要覧” (pdf). 2023年6月25日閲覧。
  2. ^ 国土交通省 九州運輸局. “令和2年度 九州運輸要覧” (pdf). 2023年6月25日閲覧。
  3. ^ 国土交通省 九州運輸局. “令和3年度 九州運輸要覧” (pdf). 2023年6月25日閲覧。


関連項目[編集]

外部リンク[編集]