アメリカ海兵隊航空部隊

海兵隊航空団（かいへいたいこうくうだん、United States Marine Corps Aviation）は、アメリカ海兵隊の上陸作戦を近接航空支援するため、航空機による偵察・爆撃などを行う部隊。対地攻撃、ヘリボーン作戦、制空戦闘、対水上戦、艦載運用など多様な任務に対応する能力を持っている。

歴史

海兵隊航空団は、アメリカ海軍の発展によって誕生した。戦艦の登場によって、戦艦前衛基地の防衛が海兵隊の新しい任務となった。

• 1912年8月海兵隊アルフレッド・カニングハム大尉、初飛行し、海軍航空士となる。
• 1918年海兵隊航空団は、その組織が公式に認められた。

歴代航空機一覧

初期

• デ・ハビランド DH.4（複葉機）

1928年

• O2U-1 コルセア

1942年（太平洋戦争）

• F2A バッファロー（アメリカ海軍初の単葉機）

ミッドウェー海戦にて日本海軍機と初めて交戦するも、敗れる。

• F4F ワイルドキャット

1943年

• F4U コルセア

F4F ワイルドキャットに代わり導入。日本軍に勝利。

1950年（朝鮮戦争）

• F9F パンサー 他

ジェット機とヘリコプターが導入された。

1964年（ベトナム戦争）

• A-6 イントルーダー
• F-8 クルセーダー

1965年（ベトナム戦争）

• F-4 ファントム II（爆撃機として使用）
• A-4 スカイホーク

1970年代

• AV-8 ハリアー II

1983年

• F/A-18 ホーネット

2007年

• MV-22 オスプレイ

編成

• 第1海兵航空団 - キャンプ瑞慶覧（沖縄県）
• 第2海兵航空団 - チェリーポイント海兵隊航空基地（ノースカロライナ州）
• 第3海兵航空団 - ミラマー海兵隊航空基地（サンディエゴ）
• 第4海兵航空団 - 予備役、ニューオーリンズ

諸外国への影響

航空団による急降下爆撃は、アドルフ・ヒトラーによって取り入れられ、ドイツ空軍の名機Ju 87を産んだ。