座禅エクスタシー
『座禅エクスタシー』 | ||||
---|---|---|---|---|
椎名林檎 の ライブ・ビデオ | ||||
リリース | ||||
録音 | 2000年7月30日 嘉穂劇場 | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | EMIミュージック・ジャパン | |||
椎名林檎 映像作品 年表 | ||||
|
『座禅エクスタシー』(ざぜんエクスタシー)とは2000年7月30日に福岡県飯塚市に所在する芝居劇場、嘉穂劇場にて行われた椎名林檎の一夜限りのライブイベント及び、2008年9月17日デビュー10周年企画の第2弾として発売された、椎名林檎のライブ映像集。ライブの正式名称は「椎名林檎 (稀)実演キューシュー 座禅エクスタシー」である。発売元はEMIミュージック・ジャパン。
初回生産分のみの特典として、スリーブケース仕様、10周年第2弾ステッカー封入。また、リリースに先駆け、特別編集WEBプログラム「座禅エクスタシー」予告編の先行配信を8月31日に一日限定で行うことが決定。
概要
このライブイベントは椎名が中学・高校時代を過ごした福岡県飯塚市にある嘉穂劇場で行ったもの。当時、椎名の人気が最高潮だった時に行われ、チケットは抽選で当選した者のみ購入する事が出来た。代金は通常のライブのチケット代と異なり、10,000円(全席指定で特製の座布団付。公式では「御一人様福沢諭吉一人」と記載)と高価だったのにも関わらず全て完売し、購入出来なかったファンがオークションなどで高値で落札していた。しかし、嘉穂劇場自体は通常のコンサートホールとは違い1,000人しか収容できない為、東芝EMIはチケットを購入出来なかったファンや、地方で福岡まで行けないファンの為にインターネットによるストリーミング生中継を行う処置を取った[1]。また、抽選から外れたファンを招きゲネプロを行った7月28日には「やっつけ仕事」のPVの撮影を行った。
当日は来場者全員に赤色の衣服着用を申しつけた。これは、椎名曰く「ロックバンドのボーカリストが『お前ら明日のライブには黒い服着て来いよ』と言っといて、自分だけ違う服だったら面白いなと思って」と語る。一夜限りと言うのでマニピュレーター等の普段のライブには使用しない機材を使用した。セットリストは「ここでキスして。」や「本能」等、ヒットしたシングル曲などは披露されず、アルバム収録曲やカバー曲を中心に披露された(シングルで唯一披露されたのは「歌舞伎町の女王」のみ)。セルフカバーではともさかりえに提供したシングル「少女ロボット」と収録曲「日本に生まれて」を初披露している。また「眩暈」「サカナ」「ストイシズム」「日本に生まれて」が披露されたのは後にも先にもこのライブだけである。
演出は和を基調にし、椎名を含むバンド「虐待グリコゲン」メンバー全員浴衣を着用し、この和を基調とした世界観は後の全国ツアー「雙六エクスタシー」にも受け継がれている。 嘉穂劇場のHPでは当時の写真が公開されている。
また、DVDには「EMI(セックス・ピストルズ「拝啓EMI殿」カバー)」の収録が見送られた(ライブでは6曲目であった)。
収録曲
- 積木遊び
- 眩暈
- 少女ロボット(ともさかりえ 提供曲セルフカバー)
- リモートコントローラー
- 茜さす 帰路照らされど・・・
- アイデンティティ
- 病床パブリック
- アンコンディショナル・ラブ(シンディ・ローパー「Unconditional Love」カバー)
- サカナ
- 歌舞伎町の女王
- 弁解ドビュッシー
- 浴室
- マイラグジュアリーナイト(元はしばたはつみの楽曲だが来生たかお版をカバー)
- シドと白昼夢
- ストイシズム
- 〜アンコール〜
- 日本に生まれて(ともさかりえ 提供曲セルフカバー)
- 〜特典映像〜
- やっつけ仕事(リハーサルや、PV撮影風景などが収録されている。)
参加メンバー
虐待グリコゲン
撮影監督
主催
- 東芝EMI
- BEA
協力
脚注
- ^ マイコミジャーナル (2000年7月6日). “椎名林檎、インターネット・ライブ中継決定!!”. 2010年3月16日閲覧。
関連項目
外部リンク
- (写真はトップページにある「嘉穂劇場の歴史」→「劇場写真館」にて見ることができる。)