姜貴太

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姜 貴太(カン・グィテ)
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 仁川広域市
生年月日 (1979-08-12) 1979年8月12日(44歳)
身長
体重
184 cm
88 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 1998年 高卒優先指名(2002年入団)
初出場 2002年4月7日
最終出場 2012年5月5日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

姜 貴太(カン・グィテ、강귀태1979年8月12日 - )は、韓国出身の元プロ野球選手

経歴[編集]

現代ユニコーンズに入団して以後、正捕手の金東洙がいたためあまり出場機会は得られず、成績もこれといって良いとは言えない状況が続く。

ウリ・ヒーローズ(2010年よりネクセン・ヒーローズ)移籍後は正捕手として活躍した時期もあったが、2010年以降は故障も多く出場機会が減った。

2011年以降若手など他の捕手の起用が多くなりさらに出場機会が減り、2012年シーズン終了後、ネクセンを退団し、起亜へ移籍した。

しかし一軍出場のないまま2013年シーズン途中で退団し現役を引退した。

プレースタイル・人物[編集]

選手としての実力よりも、投手の偉業達成を阻止することが有名。

2007年10月3日斗山ベアーズダニエル・リオスが、9回1アウトまで走者を全く出さない完璧な投球をしていたが彼が安打を打ち、ノーヒットノーランを阻止。

2008年8月27日に三星ライオンズ尹盛桓が6回1アウトまでノーヒットノーランを続けていたが彼が安打を打ち、またしてもノーノーを阻止。

2009年8月21日にはハンファ・イーグルス安永命に5回2アウトまでノーヒットノーランを受けていたが、三たび彼の安打でこの記録を破る。

2010年7月13日はロッテ・ジャイアンツライアン・サドスキーがネクセンの打線を1安打に抑えて完封勝利を挙げたが、その1被安打は3回裏に彼が放った二塁手前内野安打だった。

また、2010年8月26日ハンファ・イーグルス戦にて柳賢振が30登板連続クオリティ・スタートがかかった試合で7回裏に彼が本塁打を放ち、これで柳賢振の自責点は4となりこの記録を止めた。

さらに、2011年5月28日のLGツインズ戦では6イニング無失点と好投し、勝ち投手の権限を持って下がったLGの先発投手沈秀昌をリリーフした任燦圭から同点本塁打を放った。もしこの試合でLGが逃げ切っていれば沈秀昌の連敗記録は16で終わっていたのだが、彼の本塁打で白星を逃した沈秀昌の連敗は最終的に18まで伸び、韓国プロ野球ワーストとなる不名誉な記録を樹立することになる。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]









































O
P
S
2002 現代 74 147 17 40 8 0 1 16 4 0 2 4 20 3 4 .272 .347 .289 .636
2003 66 117 19 30 6 0 3 12 4 1 1 11 16 5 2 .256 .385 .320 .705
2004 84 141 10 40 6 1 4 21 8 1 2 10 32 1 3 .284 .426 .323 .749
2005 104 265 30 70 12 0 8 38 2 2 0 30 38 9 4 .264 .400 .338 .738
2006 73 144 18 43 5 0 4 18 6 0 2 9 20 7 1 .299 .417 .338 .755
2007 55 108 5 25 8 0 0 6 3 0 0 5 13 5 0 .231 .306 .263 .569
2008 ウリ
ヒーローズ
ネクセン
104 261 19 65 6 2 4 22 11 1 1 14 28 7 7 .249 .333 .282 .615
2009 114 281 28 70 12 0 3 37 14 3 2 31 49 4 5 .249 .324 .319 .643
2010 97 269 24 62 9 0 3 34 12 0 2 19 31 13 6 .230 .297 .278 .575
2011 33 81 4 19 4 1 1 10 3 1 0 5 11 4 0 .235 .346 .276 .622
2012 12 19 2 4 0 0 0 1 0 0 0 1 4 0 0 .211 .211 .250 .461
2013 起亜 一軍出場なし
通算成績:12年 816 1833 176 468 76 4 31 215 67 9 12 139 262 58 32 .255 .352 .304 .656

背番号[編集]

  • 12 (2002年 - 2009年、2011年 - 2012年)
  • 24 (2010年、2013年)

外部リンク[編集]