メトロリンク日本橋

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メトロリンク日本橋(メトロリンクにほんばし)は、東京駅の東側:中央区日本橋八重洲地区を周回する無料循環バスである。日の丸自動車興業が運行し、運行経費は周回ルート沿線の企業・施設・団体の協賛金で賄っている。2004年3月18日開業。

メトロリンク日本橋のタービン電気バス(日本橋付近)

運行経路

  • 太字は停留所(日の丸呼称では乗降場)、《 》内は停留所がない経由地
2015年4月1日からの経路
東京駅八重洲口(第二鉄鋼ビル前) → 《永代通り国道1号)》 → 呉服橋〔大手町駅方面〕(江戸バスと停留所共用) → 地下鉄日本橋駅→ 《中央通り》 → 地下鉄三越前駅三越本店新館) → 三井記念美術館日本橋三井タワー) → 《日本銀行本店裏》 → 江戸通り国道6号) → JR新日本橋駅(JPビル(ユニチカビル)、江戸バス「新日本橋駅」と停留所共用)〔神田駅方面〕 → 《中央通り》 → 日本橋室町一丁目(コレド室町1号館前)〔三越前駅〕 → 日本橋南詰日本橋西川) → 《中央通り(国道15号)》 → 日本橋二丁目髙島屋東京店、日立自動車交通バス停手前)〔日本橋駅〕 → 日本橋三丁目(DIC本社) → 《八重洲通り》 → 《昭和通り》 → 地下鉄宝町駅 → 《鍛冶橋通り》 → 《中央通り》 → 京橋二丁目明治屋前) → 京橋一丁目(京橋千疋屋前) → 《八重洲通り》 → 《外堀通り》 → 東京駅八重洲口
開業時から2015年3月31日までの経路
東京駅八重洲口 → 《永代通り》 → 呉服橋地下鉄日本橋駅→ 《中央通り》 → 地下鉄三越前駅三井記念美術館 → 《日本銀行本店裏》 → 江戸通り → JR新日本橋駅 → 《中央通り》 → 日本橋室町一丁目日本橋南詰 → 《中央通り》 → 日本橋二丁目日本橋三丁目京橋一丁目(新八重洲ビル戸田建設本社前) → 《鍛冶橋通り》 → 地下鉄京橋・宝町駅 → 《昭和通り》 → 《八重洲通り》 → 八重洲駐車場入口ブリヂストン本社、石橋財団ブリヂストン美術館前、江戸バス「八重洲通り西」と停留所共用) → 八重洲地下街入口 → 《外堀通り》 → 東京駅八重洲口

一周あたりの距離は約4.1km、所要約30分。基本的に休日の迂回運行や停留所の休止はないが、箱根駅伝の復路(1月3日)と東京マラソン開催日は交通規制の関係で日中の便が運休される。全ての停留所に必ず停車して(一旦)ドアを開ける。路線バスの一般バス停との共用停留所を除き、停留所前のビル(敷地内もしくはビル壁面)に案内板(停留所標識)を設置している(路上ではない)。携帯電話のサイトでは位置情報を確認できる。

注意・備考

  • 東京駅八重洲口停留所は、他の停留所と違い段差が多いため、車椅子では乗降できない。
  • 東京駅八重洲口の停留所は2014年現在、鉄鋼ビル建て替え工事のため、移転している。少し先の江戸バス・日立自動車交通(晴海ライナー)の停留所を一時的に使用している。

沿革

  • 2004年3月18日 開業。タービン電気バス2台による15分間隔運転。
  • 2004年8月 専用予備車を導入。
  • 2006年6月 運行間隔を10分間隔に短縮、3台運行とするためエアロミディMEを2台導入。
  • 2008年8月 燃料にバイオディーゼルを導入
  • 2009年5月 日野・ブルーリボンシティハイブリッドを導入。
  • 2015年4月1日 京橋・宝町エリアの経路を変更[1]

車両

開業当初は丸の内シャトルと同型のニュージーランド・デザインライン製ボディのタービン電気バス2台が専属で充当されていた。

車体は白地に金色の輪が2つ描かれており、輪の部分には「江戸名所図屏風」の日本橋・京橋界隈が描かれている。メトロリンク日本橋開業前は足慣らしを兼ねて丸の内シャトルで運用されていた。 点検時は丸の内シャトル同様東京ベイシャトルと同型のデザインライン/MAN製ディーゼル車が充当される。但し予備車の場合、行き先表示は字数の関係で"NIHONBASHI SHUTTLE"(日本橋シャトル)または"HINOMARU"と表示されるが、一部の車両は表示部分をステッカーで覆っている。
2006年6月に15分間隔から10分間隔に増発された際に日本銀行本店裏の一方通行路を曲がりやすいように三菱ふそう・エアロミディMEが2台追加投入され、タービン電気バスとあわせて専用車は5台(使用3台)となった。 2009年には日野・ブルーリボンシティハイブリッドを投入しており、国産車の比率が高まっている。

2008年8月からは燃料に沿線の飲食店から発生した廃食用油を10%混合したBDFを採用している[1]

車内にキューブ型PCが接続された液晶ディスプレイを備え、映像広告を流している。

協賛企業、団体

丸の内シャトルは三菱グループ色が強いのに対し、メトロリンク日本橋では三越と三井不動産の影響か三井グループが目立つが、丸の内シャトルほど企業グループ色は強くない。こちらも一部企業が車内テレビでCMを放映している(太字)。

過去の協賛企業・団体

関連項目

脚注

  1. ^ 4月1日よりメトロリンク日本橋の一部ルート変更を行います。”. 日の丸自動車興業 (2015年3月27日). 2015年3月29日閲覧。

外部リンク