ブエルタ・ア・エスパーニャ2009 第1-第11ステージ結果

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2017年10月1日 (日) 09:20; Championship2006 (会話 | 投稿記録) による版(日時は個人設定で未設定ならUTC

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2009年に行われた、ブエルタ・ア・エスパーニャの第1ステージから第11ステージまでの結果について述べる。

第1ステージ[編集]

8月29日(土)
  • ブエルタ初日が個人TTとなるのは2005年以来。4.8kmの短距離に加えアップダウンの全くないコースで、タイムトライアルスペシャリストだけでなく独走力のあるスプリンターにもチャンスがある。途中からダッヂ・ウェザーと思わしき雨が降り注ぎ、TTスペシャリストであるデビッド・ミラーが低迷、カルロス・バレードがスタート台でバランスを崩し落車するなど現場は混乱するが、終盤の有力勢がスタートする頃には、ドライコンディションへと戻り、さらなる混乱は起こらなかった。この通り雨の前にスタートしたロマン・クロイツィガーが長らくトップタイムを維持するものの、路面が乾いてきてからトム・ボーネンら有力クラシックスペシャリストらが次々とタイムを塗り替えていく。そして満を持して登場した、ツール・ド・フランスでも初日の個人TTを制したファビアン・カンチェラーラ(チーム・サクソバンク)が圧倒的な強さでステージ優勝。もちろんマイヨ・オロ、さらにマイヨ・プントスとマイヨ・コンビナダも獲得した。距離が短かったこともあって、総合優勝争いの選手はカンチェラーラから18秒遅れに固まり、大きな影響が出るほどのタイム差は生じなかったが、昨年総合4位のエセキエル・モスケラ(シャコベオ・ガリシア)が33秒遅れの94位、フランク・シュレク(チーム・サクソバンク)が35秒遅れの103位、アンディ・シュレク(チーム・サクソバンク)が38秒遅れの123位、ダミアーノ・クネゴ(ランプレ=N.G.C)が44秒遅れの162位とやや不安の残る出だしとなった。
区間成績&総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 5分20秒
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ +09秒
3 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +12秒
4 イェンス・マウリス オランダの旗 オランダ ヴァカン・ソレイユ +14秒
5 ダニエーレ・ベンナーティ イタリアの旗 イタリア リクイガス +16秒
6 ロマン・クロイツィガー  チェコ リクイガス +17秒
7 アレクサンドル・ヴィノクロフ カザフスタンの旗 カザフスタン アスタナ +18秒
8 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス
9 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ
10 マツィエイ・ボドナル ポーランドの旗 ポーランド リクイガス +19秒
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 25
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 20
3 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 16
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 2
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 4
3 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 6
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 リクイガス 16分51秒
2 チーム・サクソバンク +03秒
3 ガーミン・スリップストリーム +06秒

第2ステージ[編集]

8月30日(日)
  • 今年最初の通常ステージは、起伏が全くと言っていいほど存在しない正真正銘の平坦ステージ。途中1か所だけマイヨ・モンターニャを決めるためのポイントの付かない山岳ポイントが登場する。レース開始直後の3km地点からドミニーク・レルス(チーム・ミルラム)ら5人が逃げ始める。メイン集団後方では路駐していた車に突っ込んでしまったりと落車が相次いだが、総合有力勢は全てを回避。最大10分まで開いたメイン集団との差が30秒を切ったところで逃げ集団からリーウ・ウェストラ(バカン・ソレイユ)がアタック、単独で逃げ始める。しかし押し寄せるメイン集団の勢いには勝てず、残り約10km地点で吸収。ゴールは集団スプリントとなった。最後は早めに仕掛けたトム・ボーネン(クイックステップ)を一気に抜き去ったゲラルト・ツィオレック(チーム・ミルラム)が、追いすがるファビオ・サバティーニ(リクイガス)を僅差で抑えてステージ優勝。自身グランツール初勝利となった。マイヨ・オロとマイヨ・コンビナダはファビアン・カンチェラーラがキープ。早仕掛けが裏目に出てステージ8位に沈んだボーネンだったが、マイヨ・プントスを獲得。山岳ポイントをトップ通過したトム・レーザー(ラボバンク)はマイヨ・モンターニャを獲得した。
区間成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ゲラルト・ツィオレック ドイツの旗 ドイツ チーム・ミルラム 4時間43分12秒
2 ファビオ・サバティーニ イタリアの旗 イタリア リクイガス
3 ロジャー・ハモンド イギリスの旗 イギリス サーヴェロ・テストチーム
4 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC
5 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム
6 レオナルド・ドゥケ  コロンビア コフィディス
7 ユルヘン・ルラントス ベルギーの旗 ベルギー サイレンス・ロット
8 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ
9 ダヴィデ・ヴィガノ イタリアの旗 イタリア フジ・セルベット
10 セバスティアン・シャヴァネル フランスの旗 フランス フランセーズ・デ・ジュー
総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 4時間48分32秒
2 ゲラルト・ツィオレック ドイツの旗 ドイツ チーム・ミルラム +08秒
3 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ +09秒
4 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +12秒
5 イェンス・マウリス オランダの旗 オランダ ヴァカン・ソレイユ +14秒
6 ダニエーレ・ベンナーティ イタリアの旗 イタリア リクイガス +16秒
7 ロマン・クロイツィガー  チェコ リクイガス +17秒
8 ダビ・ガルシア スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +18秒
9 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス
10 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 28
2 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 28
3 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 25
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 4
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 4
3 ゲラルト・ツィオレック ドイツの旗 ドイツ チーム・ミルラム 6
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 リクイガス 14時間26分27秒
2 チーム・サクソバンク +03秒
3 ガーミン・スリップストリーム +06秒

第3ステージ[編集]

8月31日(月)
  • レース中盤に若干の起伏があるものの、全体的には前日に引き続き平坦。途中30km程隣国ドイツを経由する。前日に引き続いてレース序盤の2km地点で逃げが決まり、ヘスス・ロセンド(アンダルシア・カハスル)、ラース・ボーム(ラボバンク)、ジョニー・ホーヘルラント(バカン・ソレイユ)の3人がタイム差を最大10分付けて逃げ続ける。その後メイン集団との差が40秒にまで縮まった残り30km地点でロセンドがアタック。独走で最後まで逃げ続けたが、残り12kmでメイン集団に吸収。結局前日に引き続いて集団スプリントでのゴールとなった。やや出遅れたトム・ボーネンアンドレ・グライペル(チーム・コロンビア=HTC)の隙を突いてボルト・ボジチュ(バカン・ソレイユ)最初にスプリントを開始。しかし後ろでチェックに入っていたグレッグ・ヘンダーソン(チーム・コロンビア=HTC)が一気の加速でボジシュを交わしてそのままステージ優勝を勝ち取った。193人が集団内ゴールで、総合争いも各賞争いにも大きな動きはなかった。
区間成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 グレッグ・ヘンダーソン ニュージーランドの旗 ニュージーランド チーム・コロンビア=HTC 4時間41分01秒
2 ボルト・ボジチュ スロベニアの旗 スロベニア ヴァカンソレイユ
3 オスカル・フレイレ スペインの旗 スペイン ラボバンク
4 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC
5 ウィイアン・ボネ フランスの旗 フランス BBox・ブイグテレコム
6 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ
7 ロジャー・ハモンド イギリスの旗 イギリス サーヴェロ・テストチーム
8 ワウテル・ウェイラント ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ
9 スチュアート・オグレディ オーストラリアの旗 オーストラリア チーム・サクソバンク
10 ユルヘン・ルラントス ベルギーの旗 ベルギー サイレンス・ロット
総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 9時間29分33秒
2 グレッグ・ヘンダーソン ニュージーランドの旗 ニュージーランド チーム・コロンビア=HTC +06秒
3 ゲラルト・ツィオレック ドイツの旗 ドイツ チーム・ミルラム +08秒
4 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ +09秒
5 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +12秒
6 イェンス・マウリス オランダの旗 オランダ ヴァカン・ソレイユ +14秒
7 ラース・ボーム オランダの旗 オランダ ラボバンク +16秒
8 ダニエーレ・ベンナーティ イタリアの旗 イタリア リクイガス
9 ロマン・クロイツィガー  チェコ リクイガス +17秒
10 ダビ・ガルシア スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +18秒
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 38
2 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 33
3 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC 28
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 5
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 5
3 グレッグ・ヘンダーソン ニュージーランドの旗 ニュージーランド チーム・コロンビア=HTC 7
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 リクイガス 28時間29分30秒
2 チーム・サクソバンク +03秒
3 ガーミン・スリップストリーム +06秒

第4ステージ[編集]

9月1日(火)
  • ステージ距離224kmは今大会最長。途中アムステルゴールドレースに登場するカウベルグの坂や、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで登場するサンニコラの急坂などを通過する。チャールズ・ウェジェリアス(サイレンス・ロット)が未出走でスタートしたのは197人。0km地点からのアタック合戦の末、21km地点から前日に続いての逃げとなるラース・ボームら4人が逃げ始め、雨が降りしきる中で慎重な走りとなったメイン集団に最大14分の差をつける展開となる。その後チーム・ミルラム、ガーミン・スリップストリーム、クイックステップなどスプリンターを抱えるチームが中心となって本格的な追走を開始。残り30kmを過ぎて逃げ集団との差が1分を切ると、メイン集団から断続的に飛び出す選手が続出。しかしそれらのアタックも全て決まらず、3日連続の集団スプリントになるかと思われた残り3km過ぎ、集団の前方で大落車が発生。集団の最前方にいたチーム・コロンビア=HTCとクイックステップのそれぞれ3選手を除いた大半の選手が巻き込まれてしまった。3v3のスプリント勝負では叶わないと感じ取ったクイックステップ勢は一人ずつ全力で引き倒し、切り離すという捨て身のリードアウトを見せるがコロンビア陣営は3人とも脱落せずに1v3のスプリント勝負に。最後は万全の体制からスプリントを開始したアンドレ・グライペルワウテル・ウェイラント(クイックステップ)を寄せ付けず、ゴールラインのかなり手前からガッツポーズするほどの完勝で自身ブエルタ初勝利、さらにマイヨ・プントスも獲得した。チームもステージ2連勝。落車がゴール手前3km以内だったため救済措置が適用され、ファビアン・カンチェラーラは辛くもマイヨ・オロをキープ。その他総合優勝争いの選手も概ね同タイムでのゴールとなった。しかしクリス・ホーナー(アスタナ)が手を骨折するなどの重傷を負って、ジロに続く不運なリタイアとなってしまった。途中にあった山岳ポイントを全て先頭で通過したボームはマイヨ・モンターニャを獲得した。マイヨ・コンビナダはドミニーク・レルス(チーム・ミルラム)が獲得している。
区間成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC 5時間43分05秒
2 ワウテル・ウェイラント ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ
3 ベルト・グラプシュ ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC
4 マルツェル・ジーベルク ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC
5 マルコ・ヴェロ イタリアの旗 イタリア クイックステップ
6 マッテオ・トザット イタリアの旗 イタリア クイックステップ
7 アダム・ハンセン オーストラリアの旗 オーストラリア チーム・コロンビア - HTC
8 ユルヘン・ルラントス ベルギーの旗 ベルギー サイレンス・ロット
9 リーヌス・ゲルデマン ドイツの旗 ドイツ チーム・ミルラム
10 トマス・ローレッガー  オーストリア チーム・ミルラム
総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 15時間12分38秒
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ +09秒
3 ベルト・グラプシュ ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC +11秒
4 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC
5 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +12秒
6 ダニエーレ・ベンナーティ イタリアの旗 イタリア リクイガス +16秒
7 ロマン・クロイツィガー  チェコ リクイガス +17秒
8 ダビ・ガルシア スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +18秒
9 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス
10 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC 56
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 38
3 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 33
山岳賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ラース・ボーム オランダの旗 オランダ ラボバンク 9
2 ハビエル・ラミレス スペインの旗 スペイン アンダルシア・カハスル 5
3 セルゲイ・ラグタン ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン ヴァカンソレイユ 3
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ドミーニク・レルス ドイツの旗 ドイツ チーム・ミルラム 175
2 ラース・ボーム オランダの旗 オランダ ラボバンク 199
3 セルゲイ・ラグタン ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン ヴァカンソレイユ 228
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 チーム・コロンビア - HTC 45時間39分00秒
2 クイックステップ +21秒
3 チーム・ミルラム +2分03秒

第5ステージ[編集]

9月3日(木)
  • 休息日を挟んでの最初のスペインステージ。レース前半と後半にアップダウンがあり、ゴール手前8kmのエルミタ峠が仕掛けどころ。前ステージで重傷を負ったクリス・ホーナーロベルト・キセルロフスキ(フジ・セルベット)の2人が未出走。レース開始直後にアタックが決まり、フリアン・サンチェス(コンテントポリス・アンポ)ら6人が逃げ始めてメイン集団には最大6分前後の差をつける。しかし、ガーミンやコロンビアなどがメイン集団のペースを上げ、残り18km地点で全ての逃げが吸収。1つの集団となってエルミタ峠に突入する。上りに入ってのダビ・デ・ラ・フエンテ(フジ・セルベット)のアタックに反応したフィリップ・ジルベール(サイレンス・ロット)が先頭で山頂を通過。一時後続に20秒以上の差をつけるが、スプリンター擁するチームを中心とするメイン集団のペースアップに残り3kmを過ぎて吸収。しかし、このペースアップで各チームともアシストを使ってしまい、最後の集団スプリントはエーススプリンター同士の直接対決に委ねられることに。最後はトム・ボーネンの後ろに「ただ乗り」する形になったアンドレ・グライペルが爆発的な加速で一気にボーネンを交わしてそのままステージ優勝。自身ステージ2連勝(チームとしてはステージ3連勝)で、マイヨ・プントスに加え、ボーナスタイムを稼いでマイヨ・オロも獲得した。序盤の2級山岳を先頭で通過したアイトール・フェルナンデス(エウスカルテル・エウスカディ)がマイヨ・モンターニャ、セラフィン・マルティネス(シャコベオ・ガリシア)がマイヨ・コンビナダをそれぞれ獲得している。
区間成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC 4時間27分54秒
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ +01秒
3 ダニエーレ・ベンナーティ イタリアの旗 イタリア リクイガス
4 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム
5 ウィイアン・ボネ フランスの旗 フランス BBox ブイグテレコム
6 ユルヘン・ルラントス ベルギーの旗 ベルギー サイレンス・ロット
7 オスカル・フレイレ スペインの旗 スペイン ラボバンク
8 ボルト・ボジチュ スロベニアの旗 スロベニア ヴァカンソレイユ
9 ダヴィデ・ヴィガノ イタリアの旗 イタリア フジ・セルベット
10 フランシスコ・ホセ・パチェコ スペインの旗 スペイン コンテントポリス・アンポ
総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC 19時間40分23秒
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ +06秒
3 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク +09秒
4 ダニエーレ・ベンナーティ イタリアの旗 イタリア リクイガス +17秒
5 ベルト・グラプシュ ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC +20秒
6 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +21秒
7 ロマン・クロイツィガー  チェコ リクイガス +26秒
8 ダビ・ガルシア スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +27秒
9 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス
10 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC 78
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 58
3 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 47
山岳賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 アイトール・エルナンデス スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ 10
2 ラース・ボーム オランダの旗 オランダ ラボバンク 9
3 セラフィン・マルティネス スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア 7
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 セラフィン・マルティネス スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア 121
2 ドミーニク・レルス ドイツの旗 ドイツ チーム・ミルラム 164
3 ジュリアン・エル・ファレ フランスの旗 フランス コフィディス 201
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 リクイガス 59時間02分27秒
2 チーム・サクソバンク +03秒
3 ガーミン・スリップストリーム +06秒

第6ステージ[編集]

9月4日(金)
  • シャティバ 177km[6]
  • 3つの3級山岳に加え、終盤に何度も登場するアップダウンが集団スプリントになるか否かのカギを握る。キム・キルシェン(チーム・コロンビア=HTC)が未出走で194人がスタート。スタート直後にアタックが決まり、2日連続の逃げとなるマテ・プロンク(バカン・ソレイユ)ら4人がメイン集団に最大7分差を付けて逃げる展開に。メイン集団はマイヨ・オロのアンドレ・グライペル擁するコロンビアが徐々にペースアップ。残り26km地点で全ての逃げを吸収する。その後のアップダウンでアレッサンドロ・バッラン(ランプレ=N.G.C)やフィリップ・ジルベールダヴィ・モンクティエ(コフィディス)などが仕掛ける場面があったが、リクイガスがメイン集団を強力に牽き、残り1.5km付近で全てのアタックが封じ込められて、ゴールは集団スプリントに。前日に続いてアシストが殆どいない中、意表を突くロングスプリントを仕掛けたボルト・ボジチュが後続に1車身以上の差をつけてステージ優勝、バカン・ソレイユにグランツール初勝利をもたらした。位置取りに失敗してステージ10位に沈んだグライペルだったが、マイヨ・オロとマイヨ・プントスはキープ。山岳ポイントを全て先頭で通過したホセ・アントニオ・ロペス(アンダルシア・カハスル)がマイヨ・モンターニャを獲得した。マイヨ・コンビナダはセラフィン・マルティネスがキープしている。マヌエル・オルテガ(アンダルシア・カハスル)、オスカル・ガルシア=カサルビオス(コンテントポリス・アンポ)の2人が途中リタイアでゴールしたのは192人だった。


区間成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ボルト・ボジチュ スロベニアの旗 スロベニア ヴァカンソレイユ 4時間40分50秒
2 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム
3 ダニエーレ・ベンナーティ イタリアの旗 イタリア リクイガス
4 ダヴィデ・ヴィガノ イタリアの旗 イタリア フジ・セルベット
5 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ
6 レオナルド・ドゥケ  コロンビア コフィディス
7 セバスティアン・シャヴァネル フランスの旗 フランス フランセーズ・デ・ジュー
8 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット
9 マルツェル・ジーベルク ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC
10 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC
総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC 24時間21分13秒
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ +06秒
3 ダニエーレ・ベンナーティ イタリアの旗 イタリア リクイガス +09秒
4 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム
5 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク +18秒
6 ボルト・ボジチュ スロベニアの旗 スロベニア ヴァカンソレイユ +23秒
7 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス +27秒
8 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ
9 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット +28秒
10 ダビ・ガルシア スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +33秒
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC 84
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 70
3 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 67
山岳賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ホセ・アントニオ・ロペス スペインの旗 スペイン アンダルシア・カハスル 20
2 アイトール・エルナンデス スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ 10
3 ラース・ボーム オランダの旗 オランダ ラボバンク 9
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 セラフィン・マルティネス スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア 105
2 ドミーニク・レルス ドイツの旗 ドイツ チーム・ミルラム 141
3 ラース・ボーム オランダの旗 オランダ ラボバンク 160
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 リクイガス 73時間05分06秒
2 ケス・デパーニュ +10秒
3 チーム・コロンビア=HTC +15秒

第7ステージ[編集]

9月5日(土)
  • 早くも今大会2回目の個人TT。カーブは多いものの起伏は皆無でタイムトライアルスペシャリスト向き。雨が降り続く生憎のコンディションの中、188番スタートのファビアン・カンチェラーラが向かい風が吹く後半にペースアップするというクレバーな走りで、2位のデヴィッド・ミラー(ガーミン・スリップストリーム)に32秒の大差をつけて初日の個人TTに続くステージ優勝。さらに2分37秒遅れのステージ67位に終わったアンドレ・グライペルからマイヨ・オロを奪還した。総合優勝争いの選手ではロベルト・ヘーシンク(ラボバンク)が1分33秒差のステージ28位、イヴァン・バッソ(リクイガス)が1分43秒差のステージ36位と若干差をつけられている。マイヨ・プントスとマイヨ・モンターニャはグライペルとホセ・アントニオ・ロペスがキープ。マイヨ・コンビナダはドミニーク・レルスが奪還している。


区間成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 36分41秒
2 デヴィッド・ミラー イギリスの旗 イギリス ガーミン・スリップストリーム +32秒
3 ベルト・グラプシュ ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC +36秒
4 ダビ・エレロ スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +40秒
5 ヴァシル・キリエンカ  ベラルーシ ケス・デパーニュ +46秒
6 サムエル・サンチェス スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ +47秒
7 トム・ダニエルソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +50秒
8 クリストフ・リブロン フランスの旗 フランス AG2R・ラ・モンディアル +53秒
9 ラース・ボーム オランダの旗 オランダ ラボバンク +59秒
10 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット +1分02秒
総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス チーム・サクソバンク 24時間58分12秒
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ +51秒
3 ダビ・エレロ スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +59秒
4 ダニエーレ・ベンナーティ イタリアの旗 イタリア リクイガス +1分03秒
5 ヴァシル・キリエンカ  ベラルーシ ケス・デパーニュ +1分08秒
6 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット +1分12秒
7 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ +1分14秒
8 トム・ダニエルソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +1分19秒
9 サムエル・サンチェス スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ +1分20秒
10 デヴィッド・ミラー イギリスの旗 イギリス ガーミン・スリップストリーム
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア - HTC 84
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 75
3 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 67
山岳賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ホセ・アントニオ・ロペス スペインの旗 スペイン アンダルシア・カハスル 20
2 アイトール・エルナンデス スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ 10
3 ラース・ボーム オランダの旗 オランダ ラボバンク 9
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ドミーニク・レルス ドイツの旗 ドイツ チーム・ミルラム 98
2 セラフィン・マルティネス スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア 106
3 ラース・ボーム オランダの旗 オランダ ラボバンク 180
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 ガーミン・スリップストリーム 74時間58分23秒
2 ケス・デパーニュ +17秒
3 チーム・コロンビア=HTC +30秒

第8ステージ[編集]

9月6日(日)
  • アルシラ - アルト・デ・アイタナ 206.0km[8]
  • 今大会初の山岳ステージにして、いきなりの超級山岳への山頂ゴール。その前にも2級・3級山岳が計7つも登場するという過酷なコースレイアウト。0km地点からアタックが続いた末に37km地点でようやく昨年のマイヨ・モンターニャ獲得者ダヴィ・モンクティエジョニー・ホーヘルラントなど6人の逃げが決まり、メイン集団には最大で14分半の差をつける展開となった。メイン集団はケス・デパーニュが中心となってコントロール。途中サムエル・サンチェス(エウスカルテル・エウスカディ)が下りで落車するアクシデントがあったが、その後メイン集団に復帰している。また、この時点でアンディ・シュレクがリタイア。その後もケス・デパーニュのペースアップは続き、マイヨ・オロのファビアン・カンチェラーラが脱落。逃げ集団との差3分15秒で超級・アイタナ峠に突入した。逃げ集団内では残り18km地点のスプリントポイントをきっかけに独走していたホーヘルラントにモンクティエが追いつくと、残り5kmでホーヘルラントが脱落。メイン集団もケス・デパーニュの強力な牽きでフランク・シュレク(チーム・サクソバンク)、アレクサンドル・ヴィノクロフ(アスタナ)など有力選手が次々に脱落。残り3km地点でモンクティエとの差は1分20秒。ここでリクイガス勢のペースアップに乗じたダミアーノ・クネゴ(ランプレ=N.G.C)が残り2km地点で鮮烈なアタックを決めると、ホーヘルラント、さらには残り800m地点でモンクティエも抜き去って独走でそのままステージ優勝。クネゴにとっては2004年のジロ第18ステージ以来、実に約5年半ぶりとなるグランツールでのステージ優勝となった。無念のステージ2位に終わったモンクティエだが、山岳ポイントを稼いでマイヨ・モンターニャはしっかり手中に収めた。後続では残り1kmで飛び出したロベルト・ヘーシンクが36秒差の3位でゴール、さらにボーナスタイム8秒を獲得。カデル・エヴァンス(サイレンス・ロット)、アレハンドロ・バルベルデ(ケス・デパーニュ)、サンチェスは44秒差、イヴァン・バッソエセキエル・モスケラはさらに6秒遅れてゴール。総合ではバルベルデを2秒抑えてエヴァンスがマイヨ・オロとマイヨ・コンビナダを獲得した。グルペットで無事にゴールしたアンドレ・グライペルは無事にマイヨ・プントスをキープしている。上述のA・シュレクに加え、ジョヴァンニ・ベルノードーヴァンサン・ジェロム(共にブイグテレコム)も途中リタイアとなった。
区間成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ダミアーノ・クネゴ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C 6時間04分54秒
2 ダヴィ・モンクティエ フランスの旗 フランス コフィディス +33秒
3 ロベルト・ヘーシンク オランダの旗 オランダ ラボバンク +36秒
4 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット +44秒
5 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ
6 サムエル・サンチェス スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ
7 タデイ・ヴァリャヴェツ スロベニアの旗 スロベニア AG2R・ラ・モンディアル +50秒
8 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス
9 エセキエル・モスケラ スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア
10 ホアキン・ロドリゲス スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ
総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット 31時間05分02秒
2 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ +02秒
3 サムエル・サンチェス スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ +08秒
4 トム・ダニエルソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +13秒
5 ロベルト・ヘーシンク オランダの旗 オランダ ラボバンク +29秒
6 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス +46秒
7 ダミアーノ・クネゴ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C +1分26秒
8 アイマル・スベルディア スペインの旗 スペイン アスタナ +1分37秒
9 エセキエル・モスケラ スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +1分46秒
10 フアン・ホセ・コーボ スペインの旗 スペイン フジ・セルベット +2分03秒
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC 88
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 75
3 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 67
山岳賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ダヴィ・モンクティエ フランスの旗 フランス コフィディス 60
2 ピーター・ウェーニング オランダの旗 オランダ ラボバンク 48
3 ジョニー・ホーヘルラント オランダの旗 オランダ ヴァカン・ソレイユ 31
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット 17
2 ダミアーノ・クネゴ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C 25
3 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ 27
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 ケス・デパーニュ 93時間17分20秒
2 アスタナ +3分20秒
3 サイレンス・ロット +6分12秒

第9ステージ[編集]

9月7日(月)
  • アルコイ - ショレト・デル・カティ 186.0km[9] 
  • 登坂距離は4kmしかないものの、最大勾配が20%に達する1級山岳ソレット・デル・カティ峠に加え、2級・3級山岳を6つこなす、前日に引き続いての厳しいステージ。序盤からダビ・デ・ラ・フエンテステイン・デヴォルデル(クイックステップ)ら6人が逃げ始める。その後1人が脱落、2人が加わって32km地点で最終的に7人の逃げ集団となって、メイン集団には一時7分差をつける展開となった。山岳ポイントはマイヨ・モンターニャを狙うデ・ラ・フエンテが中心となって獲得。残り20km地点でも逃げ集団とメイン集団との差は6分半。その後メイン集団がケス・デパーニュを中心に猛烈なペースアップを開始、タイム差3分でソレット・デル・カティ峠に突入。ここで逃げ集団内でレイン・ターラミャエ(コフィディス)がアタック。追いすがるデ・ラ・フエンテを振り落として単独で先頭を走る。メイン集団ではケス・デパーニュが相変わらずハイペースを維持し、サムエル・サンチェスエセキエル・モスケラなどが付いていけずに脱落。先頭で懸命に上りをこなしていたターラミャエだったが、勾配20%に達する激坂に失速。頂上まで残り300mで追走していたグスタボ・セサル(シャコベオ・ガリシア)とマルコ・マルツァーノ(ランプレ=N.G.C)がターラミャエを交わして先頭に。直後マルツァーノを引き離したセサルがそのまま逃げ切って、今大会初の逃げ切り勝利、シャコベオ・ガリシアにとってもグランツール初勝利となった。ゴール直前のスプリントでバルベルデがデ・ラ・フエンテを抜き、エヴァンスを振り切りステージ3位。エヴァンスに対して1秒+ボーナスタイム8秒のアドバンテージを得て、マイヨ・オロを獲得した。マイヨ・コンビナダはエヴァンスがキープ。サンチェスはバルベルデとの差が6秒から1分3秒に拡大、総合優勝に向けて痛いタイムロスとなった。マイヨ・モンターニャはデ・ラ・フエンテが僅か1ポイント届かず、モンクティエがキープ。前日に続いてグルペットで無事にゴールしたアンドレ・グライペルもマイヨ・プントスをキープしている。ローラン・ルフェーヴル(ブイグテレコム)、ミケル・ガスタマガ(コンテントポリス・アンポ)、カルロス・バレードアラン・デイヴィス(共にクイックステップ)の4選手が途中リタイアとなった。


区間成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 グスタボ・セサル スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア 5時間21分04秒
2 マルコ・マルツァーノ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C +21秒
3 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ +40秒
4 ダビ・デ・ラ・フエンテ スペインの旗 スペイン フジ・セルベット +41秒
5 ロベルト・ヘーシンク オランダの旗 オランダ ラボバンク
6 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット
7 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス
8 ハビエル・ラミレス スペインの旗 スペイン アンダルシア・カハスル +53秒
9 ホアキン・ロドリゲス スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ +1分12秒
10 トム・ダニエルソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム
総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ 36時間26分40秒
2 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット +07秒
3 ロベルト・ヘーシンク オランダの旗 オランダ ラボバンク +36秒
4 トム・ダニエルソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +51秒
5 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス +53秒
6 サムエル・サンチェス スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ +1分03秒
7 ダミアーノ・クネゴ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C +2分04秒
8 エセキエル・モスケラ スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +2分24秒
9 アイマル・スベルディア スペインの旗 スペイン アスタナ +3分01秒
10 フアン・ホセ・コーボ スペインの旗 スペイン フジ・セルベット +3分08秒
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC 83
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 75
3 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 67
山岳賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ダヴィ・モンクティエ フランスの旗 フランス コフィディス 60
2 ダビ・デ・ラ・フエンテ スペインの旗 スペイン フジ・セルベット 59
3 ピーター・ウェーニング オランダの旗 オランダ ラボバンク 48
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット 18
2 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ 21
2 ダミアーノ・クネゴ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C 25
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 ケス・デパーニュ 109時間24分41秒
2 アスタナ +5分03秒
3 サイレンス・ロット +7分06秒

第10ステージ[編集]

9月8日(火)
  • 今大会唯一の中級山岳ステージ。ゴール手前12kmの2級山岳クレスタ・デル・ガジョ峠がレースの行方を左右する。トマス・ローレッガー(チーム・ミルラム)が未出走で184名がスタート。10km地点からアレクサンドル・ヴィノクロフダビ・デ・ラ・フエンテなど19名が逃げ始め、メイン集団はこれを完全に容認。最大8分まで開いた差は、クレスタ・デル・ガジョ峠手前でも5分半。逃げ切り濃厚となった逃げ集団からリーヌス・ゲルデマン(チーム・ミルラム)がアタック。唯一追いすがったアイトール・ペレス(コンテントポリス・アンポ)を振り切って単独で峠を上っていく。追走集団からはヴィノクロフがアタックするも吸収。次いで飛び出したベニャト・インチャウスティ(フジ・セルベット)が頂上手前でゲルデマンに追いつく。ところが、下りに入った直後にインチャウスティ、次いでゲルデマンと先頭の2人が相次いでパンクのトラブル。道幅が狭かったためチームカーどころかニュートラルカーもすぐに到着できず、不運な形でステージ優勝のチャンスを失うことになってしまった。結局追走集団で生き残ったライダー・ヘスジェダル(ガーミン・スリップストリーム)、ヤコブ・フグルサング(チーム・サクソバンク)、サイモン・ジェラン(サーヴェロ・テストチーム)、ヴィノクロフの4人によるステージ優勝争いに。ヴィノクロフとヘスジェダルが何度かアタックするも決まらず、最後もヴィノクロフが残り250mから最初にスプリントを開始したが、ジェランがぴったり張り付くと残り100mで飛び出してそのままゴール。ジェランはブエルタ初勝利、さらに全グランツールでステージ優勝という記録を打ち立てた。クレスタ・デル・ガジョ峠を3位通過したデ・ラ・フエンテは前日取り損ねたマイヨ・モンターニャを遂に獲得している。メイン集団は3分42秒遅れでゴール。結局総合争いとマイヨ・モンターニャ以外の主要各賞に動きは無かった。また、ホセ・アントニオ・ロペス(アンダルシア・カハスル)が途中リタイアとなった。
区間成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 サイモン・ジェラン オーストラリアの旗 オーストラリア サーヴェロ・テストチーム 3時間56分19秒
2 ライダー・ヘスジェダル カナダの旗 カナダ ガーミン・スリップストリーム
3 ヤコブ・フグルサング  デンマーク チーム・サクソバンク
4 アレクサンドル・ヴィノクロフ カザフスタンの旗 カザフスタン アスタナ
5 アダム・ハンセン オーストラリアの旗 オーストラリア チーム・コロンビア=HTC +29秒
6 フランシスコ・ペレス スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ +31秒
7 クリストフ・リブロン フランスの旗 フランス AG2R・ラ・モンディアル +37秒
8 カルステン・クローン オランダの旗 オランダ チーム・サクソバンク +39秒
9 アルノー・ジェラール フランスの旗 フランス フランセーズ・デ・ジュー
10 マッテオ・トサット イタリアの旗 イタリア クイックステップ
総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ 40時間26分41秒
2 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット +07秒
3 ロベルト・ヘーシンク オランダの旗 オランダ ラボバンク +36秒
4 トム・ダニエルソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +51秒
5 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス +53秒
6 サムエル・サンチェス スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ +1分03秒
7 ダミアーノ・クネゴ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C +2分04秒
8 エセキエル・モスケラ スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +2分24秒
9 アイマル・スベルディア スペインの旗 スペイン アスタナ +3分01秒
10 タデイ・ヴァリャヴェツ スロベニアの旗 スロベニア AG2R・ラ・モンディアル +3分13秒
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC 83
2 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 75
3 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 67
山岳賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ダビ・デ・ラ・フエンテ スペインの旗 スペイン フジ・セルベット 64
2 ダヴィ・モンクティエ フランスの旗 フランス コフィディス 60
3 ピーター・ウェーニング オランダの旗 オランダ ラボバンク 48
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット 18
2 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ 20
2 ダミアーノ・クネゴ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C 25
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 ケス・デパーニュ 121時間21分33秒
2 アスタナ +4分32秒
3 フジ・セルベット +7分04秒

第11ステージ[編集]

9月9日(水)
  • 前半に1級、後半に2級山岳をこなす山岳ステージ。ただし山頂からゴールまで50kmもあるため、山をこなせればスプリンターにもチャンスあり。フランク・シュレクが未出走でスタートは182名。序盤からアタックと吸収が繰り返された末にマイヨ・モンターニャを争うダヴィ・モンクティエダビ・デ・ラ・フエンテアメツ・チュルカ(エウスカルテル・エウスカディ)、そして今大会何度も逃げに乗っているジョニー・ホーヘルラントが39km地点から逃げ始める。ところが、コジャド・ベルメホ峠の上りでデ・ラ・フエンテが脱落。結局、モンクティエが労せずしてコジャド・ベルメホ峠、そしてカンポ・デ・サンフアン峠を1位通過して、デ・ラ・フエンテから1日でマイヨ・モンターニャを取り返している。一時9分差をつけられていたメイン集団は、そのカンポ・デ・サンフアン峠でリクイガスがダニエーレ・ベンナーティのためにペースアップを開始。このペースアップでベンナーティを除くスプリンターが次々にメイン集団から脱落、そして峠通過後の残り43km地点で逃げ集団も吸収。その後レミ・ディ・グレゴリオ(フランセーズ・デ・ジュー)や、前日消化不良に終わったリーヌス・ゲルデマンがカウンターアタックする場面があったが、いずれも失敗。カンポ・デ・サンフアン峠で遅れていたオスカル・フレイレ(ラボバンク)、アンドレ・グライペルタイラー・ファーラー(ガーミン・スリップストリーム)などのスプリンターもメイン集団に何とか復帰した。その後もリクイガスがメイン集団をコントロールするが、残り1kmでアシストを使い果たしてしまい、さらにファビアン・カンチェラーラの突然のアタックも重なって、大混戦状態でやや上り勾配の集団スプリントに突入。残り300mで先頭に出たファーラーがロングスプリントでフィリップ・ジルベールなどの追撃を抑えてそのままステージ優勝。ファーラーにとって悲願のグランツール初勝利となった。集団復帰のためにアシストをほぼ使い果たしてしまい、最後の位置取りにも苦戦したグライペルだったが、何とかステージ5位に入りマイヨ・プントスを死守、しかしファーラーに7ポイント差まで迫られている。前述の通りマイヨ・モンターニャはモンクティエが奪還。他賞は動き無し。マイヨ・オロを守ったアレハンドロ・バルベルデは、スペインの英雄ミゲル・インドゥラインからマイヨ・オロを授与されるという栄誉に浴している。尚、ジョン・ガドレ(Ag2r)、ミヒャエル・アルバジーニ(チーム・コロンビア=HTC)の2人が途中リタイアしている。
区間成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 5時間11分10秒
2 フィリップ・ジルベール ベルギーの旗 ベルギー サイレンス・ロット
3 マルコ・マルカート イタリアの旗 イタリア ヴァカンソレイユ
4 イニャキ・イサシ スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ
5 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC
6 アレッサンドロ・バッラン イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C
7 エンリコ・ガスパロット イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C
8 クリスティアン・クネース ドイツの旗 ドイツ チーム・ミルラム
9 オスカル・フレイレ スペインの旗 スペイン ラボバンク
10 マッテオ・トサット イタリアの旗 イタリア クイックステップ
総合成績
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ 45時間37分51秒
2 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット +07秒
3 ロベルト・ヘーシンク オランダの旗 オランダ ラボバンク +36秒
4 トム・ダニエルソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム +51秒
5 イヴァン・バッソ イタリアの旗 イタリア リクイガス +53秒
6 サムエル・サンチェス スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ +1分03秒
7 ダミアーノ・クネゴ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C +2分13秒
8 エセキエル・モスケラ スペインの旗 スペイン シャコベオ・ガリシア +2分24秒
9 アイマル・スベルディア スペインの旗 スペイン アスタナ +3分10秒
10 タデイ・ヴァリャヴェツ スロベニアの旗 スロベニア AG2R・ラ・モンディアル +3分13秒
11 ダニエル・ナバロ スペインの旗 スペイン アスタナ +3分16秒
12 ホアキン・ロドリゲス スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ +3分49秒
13 パオロ・ティラロンゴ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C +3分52秒
14 ダニエル・モレノ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ +4分23秒
15 フアン・ホセ・コーボ スペインの旗 スペイン フジ・セルベット
16 ジョニー・ホーヘルラント オランダの旗 オランダ ヴァカンソレイユ +4分44秒
17 シャビエル・トンゴ スペインの旗 スペイン アンダルシア・カハスル +5分01秒
18 サンディ・カザール フランスの旗 フランス フランセーズ・デ・ジュー +5分14秒
19 ホセ・アンヘル・ゴメス・マルチャンテ スペインの旗 スペイン サーヴェロ・テストチーム +5分40秒
20 アルカイトス・ドゥラン スペインの旗 スペイン フジ・セルベット +5分48秒
ポイント賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 アンドレ・グライペル ドイツの旗 ドイツ チーム・コロンビア=HTC 99
2 タイラー・ファーラー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・スリップストリーム 92
3 トム・ボーネン ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ 75
山岳賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ダヴィ・モンクティエ フランスの旗 フランス コフィディス 86
2 ダビ・デ・ラ・フエンテ スペインの旗 スペイン フジ・セルベット 72
3 ピーター・ウェーニング オランダの旗 オランダ ラボバンク 48
コンビネーション賞
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 カデル・エヴァンス オーストラリアの旗 オーストラリア サイレンス・ロット 18
2 アレハンドロ・バルベルデ スペインの旗 スペイン ケス・デパーニュ 20
2 ダミアーノ・クネゴ イタリアの旗 イタリア ランプレ・N.G.C 27
チーム時間賞
順位 チーム 時間
1 ケス・デパーニュ 136時間55分00秒
2 アスタナ +4分53秒
3 フジ・セルベット +7分16秒

脚注[編集]

  1. ^ 第1ステージ結果 サイクリングニュース(英語)
  2. ^ 第2ステージ結果 サイクリングニュース(英語)
  3. ^ 第3ステージ結果 サイクリングニュース(英語)
  4. ^ 第4ステージ結果 サイクリングニュース(英語)
  5. ^ 第5ステージ結果 サイクリングニュース(英語)
  6. ^ 第6ステージ結果 サイクリングニュース(英語)
  7. ^ 第7ステージ結果 サイクリングニュース(英語)
  8. ^ 第8ステージ結果 サイクリングニュース(英語)
  9. ^ 第9ステージ結果 サイクリングニュース(英語)
  10. ^ 第10ステージ結果 サイクリングニュース(英語)
  11. ^ 第11ステージ結果 サイクリングニュース(英語)

関連項目[編集]