ティム・シェンケン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。るっか (会話 | 投稿記録) による 2015年7月3日 (金) 12:42個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク: +Cat1)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ティム・シェンケン
基本情報
フルネーム ティモシー・テオドール・シェンケン
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
出身地 同・シドニー
生年月日 (1943-09-26) 1943年9月26日(80歳)
F1での経歴
活動時期 1970-1974
所属チーム '70 デ・トマソ
'71 ブラバム
'72 サーティース
'73 イソ・マールボロ (ウィリアムズ)
'74 トロージャン
'74 ロータス
出走回数 36 (34スタート)
優勝回数 0
表彰台(3位以内)回数 1
通算獲得ポイント 7
ポールポジション 0
ファステストラップ 0
初戦 1970年オーストリアGP
最終戦 1974年アメリカGP
テンプレートを表示

ティモシー・"ティム"・テオドール・シェンケン[1]Timothy "Tim" Theodore Schenken, 1943年9月26日 - )は、オーストラリアシドニー出身の元レーシングドライバー。

来歴・人物

1971年のヨーロッパF2選手権でシェンケンがドライブしたロンデル・レーシングのブラバム・BT36

1968年フォーミュラ・フォードイギリスF3選手権のチャンピオンを獲得[2]

1970年F2に昇格し、この年のオーストリアGPでデ・トマソからF1デビューするが両方とも目立った成績は挙げられなかった[3]。翌1971年ロン・デニス率いるロンデル・レーシング英語版からF2に出場、シリーズ4位に入る[4]。それと並行してブラバムからF1にフル参戦し、オーストリアGPで3位表彰台に立つ。1972年サーティースに移籍。入賞はアルゼンチンGPでの5位のみに終わったが、世界メーカー選手権ではフェラーリでF3時代のライバル、ロニー・ピーターソンと組んでフェラーリ・312PBをドライブ、ブエノスアイレス1000km・ニュルブルクリンク1000kmで優勝しフェラーリの選手権王座獲得に貢献する。

1972年ニュルブルクリンク1000km

1973年はロンデル・レーシングのF1参戦計画のドライバー候補に挙げられる[5]が、計画が頓挫したためF2とフェラーリでのメーカー選手権に引き続いて参戦、F1はカナダGPでのスポット参戦にとどまる。1974年は新チームのトロージャンでF1復帰するも、シーズン途中でチームが撤退。最終戦アメリカGPはロータスから出走。翌1975年からツーリングカーレース・スポーツカーレースに転向した。

その後、ハウデン・ガンレイタイガ・レースカーズ英語版を設立[4]。引退後はオーストラリア・モータースポーツ連盟に所属。V8スーパーカー選手権やオーストラリアGPのレースディレクター、コース役員を務める[4]

F1での年度別成績

所属チーム シャシー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 WDC ポイント
1970年 デ・トマソウィリアムズ 505 RSA ESP MON BEL NED FRA GBR GER AUT
Ret
ITA
Ret
CAN
NC
USA
Ret
MEX NC
(35位)
0
1971年 ブラバム BT33 RSA ESP
9
MON
10
NED
Ret
FRA
12
GBR
12
GER
6
AUT
3
ITA
Ret
CAN
Ret
USA
Ret
14位 5
1972年 サーティース TS9B ARG
5
RSA
Ret
ESP
8
MON
Ret
BEL
Ret
FRA
17
GBR
Ret
GER
14
AUT
11
ITA
Ret
CAN
7
19位 2
TS14 USA
Ret
1973年 イソ・マールボロ (ウィリアムズ) IR ARG BRA RSA ESP BEL MON SWE FRA GBR NED GER AUT ITA CAN
14
USA NC
(34位)
0
1974年 トロージャン T103 ARG BRA RSA ESP
14
BEL
10
MON
Ret
SWE NED
DNQ
FRA GBR
Ret
GER
DNQ
AUT
10
ITA
Ret
CAN NC
(32位)
0
ロータス 76 USA
DSQ

脚注

  1. ^ 『オートスポーツ』(三栄書房)1972. 7/1、74頁。
  2. ^ 『オートスポーツ』1972. 7/1、75頁。
  3. ^ 『オートスポーツ』1972. 7/1、76頁。
  4. ^ a b c Tim Schenken”. GrandPrix.com. 2012年11月8日閲覧。
  5. ^ 『オートスポーツ』1974. 7/1、66頁。

関連項目

外部リンク

タイトル
先代
ハリー・スティラー
レス・レストン・シリーズ
イギリスF3選手権
ロンバンクシリーズ・チャンピオン

1968
次代
エマーソン・フィッティパルディ