クリス・カーター (1986年生の外野手)
ミルウォーキー・ブルワーズ | |
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2014年5月 | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | カリフォルニア州レッドウッドシティ |
生年月日 | 1986年12月18日(37歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 245 lb =約111.1 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 一塁手、左翼手 |
プロ入り | 2005年 MLBドラフト15巡目 |
初出場 | 2010年8月9日 |
年俸 | $4,175,000 (2015年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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ヴァーノン・クリストファー・カーター(Vernon Christopher "Chris" Carter , 1986年12月18日 - )は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州レッドウッドシティ出身のプロ野球選手(一塁手、左翼手)。現在はMLB・ミルウォーキー・ブルワーズに所属している。
経歴
ホワイトソックス傘下時代
2005年のMLBドラフト15巡目でシカゴ・ホワイトソックスに入団。
アスレチックス時代
2007年12月3日、カルロス・クエンティンとのトレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍した。
2007年12月14日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、シカゴ・ホワイトソックス、オークランド・アスレチックスとの間で三角トレードが行われ、今度はアスレチックスに移籍した[2]。
2008年は1A+で39本塁打、104打点。2009年は主に2Aでプレーし、終盤には3Aへ昇格。合計で打率.329、28本塁打、115打点、OPS.992を記録した。オフには、ベースボール・アメリカ誌選定の有望株ランキングにおいて、マイナー全体で28位の高評価を受けた[3]。
2010年は主に3Aサクラメントでプレー。打率.258ながら31本塁打を放ち、8月9日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー。しかし、20打席無安打のまま、一旦3Aへ降格した。9月のロースター拡大に伴って再昇格した後もなかなかヒットが出ず、メジャー歴代ワースト記録にあと2つ迫るデビューから33打席無安打(四球1)となっていたが、9月20日のマリナーズ戦で待望のメジャー初安打を放った[4][5]。9月22日のシカゴ・ホワイトソックス戦では、エドウィン・ジャクソンからメジャー初本塁打を放った[6]。
2011年も3Aサクラメントでスタートしたが、4月22日に左手首を痛め、6月4日まで故障者リストに入った。6月23日にジョシュ・ウィリンガムの故障者リスト入りによってメジャーへ昇格したが[7]、10試合に出場しただけでマイナーへ降格となった。9月に再昇格したが、結果を残すことはできず、前年を下回る成績に終わった。
2012年はシーズン途中にメジャーに昇格し、ブランドン・モスとのツープラトン起用ながら218打数で16HR、OPS.864と才能開花の兆しを見せた。
アストロズ時代
2013年2月4日、ブラッド・ピーコック、マックス・スタッシと共にジェド・ラウリー、フェルナンド・ロドリゲスとの3対2トレードでヒューストン・アストロズへ移籍[8]。3月31日の開幕では、3番左翼で開幕スタメンを果たした。開幕から出場を続け、自身最多の29本塁打を放った。一方で、212三振をし史上4人目の200三振を記録してしまった。またこの数は、アメリカンリーグ歴代2位の記録となった。
2014年は、攻・走・守の全てにおいて進化を遂げる。まず攻撃面 (打撃) では、打率こそ2年連続で.220台 (.227) に終わったものの、自身初の30本塁打以上となる37本塁打 (リーグ2位) を放ち、シーズン終盤までネルソン・クルーズ (BAL) とホームラン王争いを演じた。特にオール・スター以降、64試合で18本塁打と量産した[9]。また三振を30個も減らし、コンタクト技術も多少進歩した。初球打ちでは打率.322・6本塁打を記録し[10]、強さを示した。また、得点圏では打率.270・53打点という打撃成績をマークし[10]、よく打ったわけではないがシーズン打率よりは高い数値だった。走塁面では前年を上回る5つの盗塁を決め、盗塁死も2つ喫したものの盗塁試行数を増やし (2013年:2→2014年:7) 、積極性も発揮した。守備については、殆どが指名打者としての試合出場であったが、ファーストとして14試合で3失策を犯したものの、DRSは自己最高の+2と、まずまず健闘した。全体としては大砲として成長を見せ、ホゼ・アルトゥーベと共にチームの主力選手にのし上がった。 オフの11月7日に、日米野球2014のMLB選抜に選出された事が発表された[11][12]。
2015年1月15日にアストロズと417万5000ドルの1年契約に合意した[13][14]。この年は、選手として全体的に劣化した。ファーストのレギュラーとして129試合に出場したが、3年ぶりに規定打席に届かなかった。ミート面では打率.199・151三振と粗さが加速し、24本塁打を放って通算100本塁打を達成したものの、不振だった。守備面では115試合で8失策を犯し、DRSは-6だった。12月3日にノンテンダーFAとなった[15]。
ブルワーズ時代
2016年1月6日、ミルウォーキー・ブルワーズと1年契約を結んだ[16]。
選手としての特徴
圧倒的なパワーを秘める巨漢のスラッガーで、三振の多さも共通することから、メジャーデビュー前は「右のライアン・ハワード」と称されていたが、メジャーでは未だに満足のいく成績を残せていなかった[17]。しかし、2012年には67試合で16本塁打を放ち、2013年には29本塁打を放ち、そのパワーを証明する一方、三振の多さは改善できず、2013年には右打者でのアメリカン・リーグ記録を打ち立ててしまった。
2014年には、前年比で - 3試合ながら三振を30減らす一方、ホームラン数を8上積みしてホームラン王争いに加わり、成長の跡を見せた。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2010 | OAK | 24 | 78 | 70 | 8 | 13 | 1 | 0 | 3 | 23 | 7 | 1 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 | 21 | 3 | .186 | .256 | .329 | .585 |
2011 | 15 | 46 | 44 | 2 | 6 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 21 | 1 | .136 | .174 | .136 | .310 | |
2012 | 67 | 260 | 218 | 38 | 52 | 12 | 0 | 16 | 112 | 39 | 0 | 0 | 0 | 3 | 39 | 1 | 0 | 83 | 4 | .239 | .350 | .514 | .864 | |
2013 | HOU | 148 | 585 | 506 | 64 | 113 | 24 | 2 | 29 | 228 | 82 | 2 | 0 | 0 | 5 | 70 | 1 | 4 | 212 | 8 | .223 | .320 | .451 | .770 |
2014 | 145 | 572 | 507 | 68 | 115 | 21 | 1 | 37 | 249 | 88 | 5 | 2 | 0 | 4 | 56 | 6 | 5 | 182 | 12 | .227 | .308 | .491 | .799 | |
2015 | 129 | 460 | 391 | 50 | 78 | 17 | 0 | 24 | 167 | 64 | 1 | 2 | 0 | 5 | 57 | 1 | 6 | 151 | 5 | .199 | .307 | .427 | .734 | |
通算:6年 | 528 | 2001 | 1736 | 230 | 377 | 75 | 3 | 109 | 785 | 280 | 9 | 4 | 0 | 18 | 231 | 9 | 15 | 669 | 33 | .217 | .312 | .452 | .764 |
- 2015年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
背番号
- 22 (2010年 - 2012年)
- 23 (2013年 - 2015年)
代表歴
脚注
- ^ “Chris Carter Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac. 2015年12月7日閲覧。
- ^ "A's trade RHP Dan Haren to Arizona in eight-player deal" (Press release) (英語). 14 December 2007. 2015年12月7日閲覧。
{{cite press release2}}
: 名無し引数「publisher MLB.com (Oakland Athletics)」は無視されます。 (説明) - ^ “Top 100 Prospects: No. 21-40” (英語). Baseball America (2010年2月23日). 2015年12月7日閲覧。
- ^ Alex Espinoza (2010年9月20日). “Carter's first hit sparks A's to victory” (英語). MLB.com. 2015年12月7日閲覧。
- ^ Paul White (2010年9月21日). “A's Chris Carter ends near-record hitless streak to start career” (英語). USA TODAY. Gannett Co. Inc. 2015年12月7日閲覧。
- ^ “Chicago White Sox vs. Oakland Athletics - Box Score - September 22, 2010”. ESPN (2010年9月22日). 2015年12月7日閲覧。
- ^ Lee, Jane(2011-06-23). Willingham's injury opens door for Carter. oaklandathletics.com(英語). 2011年10月2日閲覧
- ^ A's acquire Jed Lowrie from Astros
- ^ BASEBALL-REFERENCE.com Chris Carter 2014 Batting Gamelog 2014年10月13日閲覧。
- ^ a b BASEBALL-REFERENCE.com Chris Carter 2014 Batting Splits 2014年10月13日閲覧。
- ^ MLBオールスターチーム、追加選手発表!来日全29選手が決定 侍ジャパン公式サイト (2014年11月7日) 2015年3月26日閲覧
- ^ “シューメーカーら14人追加=日米野球”. 日刊スポーツ. (2014年11月7日) 2014年11月8日閲覧。
- ^ "Astros agree to terms with Carter and Corporan" (Press release). MLB.com (Houston Astros). 15 January 2015. 2015年1月16日閲覧。
- ^ “Astros agree to $4,175,000 contract with Carter”. ESPN MLB (2015年1月14日). 2015年1月15日閲覧。
- ^ Brian McTaggart (2015年12月3日). “Carter sent to free agency; Conger traded” (英語). MLB.com. 2015年12月7日閲覧。
- ^ “ブルワーズ、長距離砲のカーターを獲得 3季連続20本塁打を記録”. スポニチアネックス (スポーツニッポン新聞社). (2016年1月7日) 2015年1月7日閲覧。
- ^ 2011 Top 100: #50 Chris Carter. bullpenbanter.com(英語). 2011年10月2日閲覧