カレンダー (Apple)

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カレンダー
開発元 アップル
最新版
6.0 (1639) / 2012年7月25日
対応OS OS X
種別 Electronic calendar
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト http://www.apple.com/jp/osx/apps/#calendar
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カレンダーは、アップルが開発・提供しているOS X用のカレンダー兼スケジュールアプリケーションソフトウェアである。同社の公式サイトから無償でダウンロードが可能で、Mac OS X v10.3以降にはバンドルされている。以前は、iCal(アイキャル)という名称だったが、OS X Mountain Lionで今の名称に変更された。

歴史

iCalは2002年7月18日に発表され、同年9月11日から無償でダウンロードが可能となった。

iCalのデータを同期アプリケーションiSync(アイシンク)を利用して、iPodBluetooth搭載の携帯電話Palm OS搭載の携帯情報端末(PDA)に転送することができる。2002年10月4日にパブリックベータが公開され、2003年1月6日からは無償で提供されている。

発表当初は起動が遅い、動作が緩慢であるといった批判が多かったが、その後のアップデートによって徐々に改善され、ハードウェアの高速化に伴って問題にならなくなってきている。

Mac OS X v10.5に付属するバージョン3.0では、CalDAVに対応し、Mac OS X ServeriCal Serverと共に利用することでグループウェア的な活用が可能となった。

Mac OS X v10.6付属するバージョン4.0では、加えてMicrosoft Exchange 2007をネイティブサポートしている。Mac OS X Server v10.6のiCal Server 2と共に利用することで、より柔軟な運用が可能となった。

リリース当初はTo-doリスト英語版(リマインダーやチェックリストなどとも呼ばれる)の機能も備えていたが、後にリマインダーというアプリケーションに分離された。OS X v10.11では同様の機能がメモというアプリケーションにも組み込まれる予定である。

共有

アップルの公式サイトに設けられた「カレンダーライブラリ」から、各種イベント、各国や三大宗教の祝祭日をダウンロードできる。

iCalで作成したカレンダーはインターネット上に公開することができる。よって他人が作成したデータを利用すること(購読する、という)も可能である。この時のプロトコル(iCalendar)は RFC 5545 として公開されている。一般のiCalユーザーが作成したサイトでは各国の祝祭日、スポーツやコンサートの日程などが記されたカレンダーが公開されている。こうしたサイトから購読したカレンダーはiCalが定期的・自動的にアップデートするため、その内容が常に最新の状態となるよう工夫されている。なお、カレンダーを公開するにはアップル社が提供するサービスの一つであるMobileMe、またはWebDAV機能を有効にしたWebサーバが必要となる。購読するための制限は特にない。

関連項目

外部リンク