M60 (天体)

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M60
 M60 galaxy 1.jpg
星座 おとめ座
観測データ
種別 楕円銀河
赤経 (RA, α) 12h 43.7m (J2000.0)
赤緯 (Dec, δ) +11°33' (j2000.0)
距離 5500万 光年
視等級 8.8
視直径 7x6
物理的性質
直径 _ 光年
(B-V) _
絶対等級 _
特性 _
その他の名称

NGC 4649

Virgo constellation map.png

M60(NGC4649)はおとめ座楕円銀河である。

1779年コーラーによってM59とともに発見された。同年M58, M59とともにシャルル・メシエによって発見されている。1779年オリアニは「非常に青白く、彗星状」と記している。メシエは同年「M58, M59よりはっきりしている。3個の星雲に星を含まない」と記している。スミスは「二重星雲。中心距離は2'~3'。先行する方はひどくかすか。明るい方がこれに後続する。1779年のメシエの記載は不完全である。北と南に1個ずつ星が置かれ、93倍の視野は小さな星雲でにぎやかだ。M59のNpは縁と上部に小さな方が見え、実に4個の星雲が一度に見える」と記した。ウェップは「二重星雲で後続する方は極端に微かで、3.7インチでは見えない。広視野でM59のNpとSpにぼんやりとしたものが見える」とした。

大きな星雲で、その周りには非常に微かな球状星団が取り巻いている。右の写真で大きなM60の右上にある渦状銀河がNGC4647である。

口径5cmの望遠鏡でみることができる。口径15cmでは中心部が明るく、周辺部があわいという構造もはっきりしてくる。付属するNGC4647は微かな星状に見える。口径20cmの望遠鏡でNGC4647が条件が良いとはっきり見えてくる。口径30cmの望遠鏡ではM59,M60の周囲に5つもの銀河が集中している様子が見えてくる。

アープはM60はNGC4647に接近し、擾乱を起こしている銀河であるとして、彼の特異銀河カタログ1966年)の116番目に取り上げられている。M60はおとめ座銀河団の中でも大きな楕円銀河で2000年のハッブル宇宙望遠鏡の観測では、太陽の約2億倍の質量が中心部に存在することが分かっている。2004年には超新星が見つかっている。