楕円銀河

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ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したかみのけ座銀河団の楕円銀河NGC4881(中央左上の明るい天体)

楕円銀河(だえんぎんが、elliptical galaxy)は銀河ハッブル分類における種類の一つ。以下のような特徴を持つ。

  • 銀河全体の角運動量が非常に小さい。
  • 星間物質が非常に少ない、もしくは含まれない。若い散開星団が存在しない。
  • 種族IIと呼ばれる古い星から構成されている。
  • 大きな楕円銀河は球状星団系を持っていることが多い。

伝統的な楕円銀河の描像では、楕円銀河は銀河形成初期のスターバーストによって星間物質を失い、星形成が行われなくなった銀河であるとされている。従って、楕円銀河の内部では目に見えるような進化過程は起こっておらず、銀河を構成する星がただ年老いていくだけであると考えられてきた。

しかし近年の観測によって、いくつかの楕円銀河に若く青い星団が発見されるようになった。それとともに、銀河の衝突・合体過程によって説明されるような構造も楕円銀河の内部に見つかっている。これらの観測結果を受けて最近の新しい理論では、楕円銀河は様々なタイプの小さな銀河が長い時間をかけてより大きな銀河へと衝突・合体した結果作られたのではないか、というモデルも提唱されている。

このような合体過程はごく最近または現在でも続いている可能性もあり、その場合には巨大楕円銀河の形成過程に限らず、楕円銀河の起源を広く説明するものかもしれないと考えられている。例として我々の銀河系も、大マゼラン銀河小マゼラン銀河という2つの小さな銀河を呑み込みつつあることが知られている。

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