BMW・X2

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X2(エックスツー)は、ドイツの自動車メーカー・BMWが製造・販売しているSUVである。

概要[編集]

BMWは、SUVの新ジャンルとしてSAC(スポーツアクティビティクーペ)のX6を発表したのを皮切りに、X4を発表し、SACのラインナップを拡充してきた。そして2018年に新たなSACであるX2を発表した。

コンセプトX2[編集]

コンセプトX2

2016年9月29日、パリモーターショー2016で発表された[1]

初代 (2018年-) F39[編集]

BMW・X2
F39
フロント
リヤ
インテリア
概要
販売期間 2018年 -
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 FF/4WD
プラットフォーム UKL
パワートレイン
エンジン ガソリンエンジン
1.5L 直3 ターボ
2.0L 直4 ターボ
変速機 8速AT/7速DCT
前: ストラット式
後: マルチリンク式
前: ストラット式
後: マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 2,670mm
全長 4,375mm
全幅 1,825mm
全高 1,535mm
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2018年1月、デトロイトショーで発表された[2]

日本での販売[編集]

2018年4月16日、日本市場で発表された[3]。日本市場には「sDrive18i」「xDrive20i」の2グレードが導入された。「sDrive18i」には最高出力140psの1.5リッター直列3気筒ガソリンターボが7段デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせで採用され、「xDrive20i」には最高出力192psの2リッター直列4気筒ディーゼルターボと8段オートマチックトランスミッションが搭載された。スタンダードモデルの他に、オフロード性を強調した「M Sport X」が設定され、バンパーやボディーサイドを「フローズン・グレー」のコントラストカラーのアクセントが入り、標準で19インチ、オプションで20インチのMライト・アロイ・ホイールが設定された。「M Sport X」も最低地上高は通常モデルと同一の180mmとされた。一般的な機械式駐車場に対応するために、車高は1535mmに抑制された。安全機能面では、歩行者検知機能が付いた「衝突回避・被害軽減ブレーキ機能」や、車線逸脱を知らせる「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、前車に追突する危険性を知らせる「前車接近警告機能」などが標準装備となった。ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)と、「トラフィック・ジャム・アシスタント(車線維持制御)」はオプション設定。設定されるエンジンは、のちにガソリンエンジンの「sDrive18i」「M35i」、ディーゼルエンジンの「xDrive20d」の3種類に改められた。燃料タンクは全車同一の61リットル。BMW X3に導入された「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」(「高速道路渋滞時ハンズ・オブ・アシスト」「レーンキーピング・アシスト」「エマージェンシー・ストップ・アシスト」の組み合わせ)はX2には導入されなかった。

参考文献[編集]

  1. ^ 【パリモーターショー2016】新デザインのコンパクトSUV「BMWコンセプトX2」登場”. 2019年6月24日閲覧。
  2. ^ デトロイトショー2018(その8)”. 2019年6月24日閲覧。
  3. ^ BMWの新型SUV「X2」が日本デビュー”. 2019年6月24日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]