BMW・1シリーズ

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BMW 1シリーズ(F20)

BMW 1シリーズドイツの自動車メーカーBMWが製造する自動車である。

概要[編集]

1シリーズはCセグメントに属し、BMWのエントリーモデルとして3シリーズコンパクトの後継を担っている。基本プラットフォームをE90型3シリーズと共有している。 他のCセグメント車は駆動方式にFFを採用して実用面を重視しているのに対し、1シリーズはFRを採用し、フロントアクスルとリヤアクスルへの荷重をほぼ50:50の均等に配分することにこだわり、走行性能を追求しているところが特徴である。また、これは同社全シリーズ一貫した姿勢であり、「駆けぬける歓び」を世界共通のキャッチフレーズとしている。生産は、ドイツのレーゲンスブルク工場。

初代(2004年 -)E87型[編集]

BMW・1シリーズ(初代)
E81/82/87/88
5ドア 118d
BMW 118d (E87) Facelift front 20100711.jpg
販売期間 2004年10月 -(日本)
ボディタイプ 3 / 5ドア ハッチバック
2ドアクーペ、2ドアカブリオレ
変速機 6速AT、6速MT、7速DCT
駆動方式 FR
全長 4,240 - 4,370mm
全幅 1,750mm
全高 1,410 - 1,430mm
ホイールベース 2,660mm
後継 2シリーズ(クーペ、カブリオレ)
-自動車のスペック表-

2004年にパリサロンで発表。日本では同年10月から「120i」「118i」「116i」の販売が開始された。ただし、「118i」「116i」の納車は2005年3月以降となった。

2005年10月、N52B30A型3.0L 直6エンジンを搭載し、BMW M製スポーツサスペンションエアロパーツ、アルミホイールを装着した「130i M-Sport」を追加。トランスミッションは6速MT

同時に、「118i」「116i」にもBMW M製スポーツサスペンションエアロパーツ、アルミホイールを装着した「M-Sport パッケージ」が用意された。 欧州では2006年1月に3ドアモデルが発売された。

2006年4月、「130i M-Sport」に6速ATモデルを追加。ステアリングにはパドルシフトが装備され、ギアチェンジの時間を短縮した「スポーツAT」を採用。

2007年6月、マイナーチェンジに伴い「118i」の販売が中止。

2007年7月、2008年春にクーペモデルをアメリカ、欧州市場に投入することを発表。

当初、日本市場では5ドア・ハッチバックモデルのみのラインナップであったが、2008年2月26日に2ドア・クーペモデルの1シリーズ・クーペ「135i」が追加設定された。135iには、3シリーズのトップレンジに位置する335iなどに搭載される3リットル直噴直列6気筒パラレルツインターボエンジン(306ps/40.8kgm)が搭載された。トランスミッションは6速MTが標準であり、6速ATは予約受注という形が採られた。2011年モデルから135iのエンジンは、出力、トルクは同一ながら直噴化され、ダブルVANOS+バルブトロニック、ツインスクロールターボ(シングルターボ)となったN55Bに変更となり、トランスミッションには7段DCTが採用されている。

2008年3月26日には1シリーズ初のオープンモデルとなる1シリーズ・カブリオレ「120i」の販売がスタート。1シリーズ・カブリオレ120iは、幌製のトップ(ソフトトップ)を持ったオープンモデル。トップの開閉は電動で、車内に設けられたスイッチもしくはリモートコントロールによって行うことができる。オープンおよびクローズに要する時間はおよそ22秒で、時速40km/h以下であるならば、走行中の開閉動作を行うことも可能。搭載されるエンジンは2リットルの直列4気筒エンジン(156ps/20.4kgm)。トランスミッションは6速ATのみが設定される。

2010年5月、一部改良に伴い、直列4気筒エンジンモデルにダイレクト・インジェクション・システムおよび希薄燃焼テクノロジーが採用されたBMW・N43エンジンが搭載され、直列6気筒エンジンモデルにはダイレクト・インジェクション・システムおよびバルブトロニックが採用されたBMW・N55エンジンが搭載された[1]。「135iクーペ」はトルコン式6速ATから7速M DCT変更された。新モデルとなる「120iクーペ」には、新たにステップトロニック式6ATが設定された。5ドアハッチバックの「116i」「120i」とオープンモデルの「120iカブリオレ」は引き続きステップトロニック式6ATが設定される。5ドアハッチバックの最上級モデルである「130i」は6速MTとステップトロニック式6ATが選べる。

E81は3ドア・ハッチ(日本未導入)、E87は5ドア・ハッチ、E82はクーペ、E88はカブリオレのモデルコードである。

特徴・機構[編集]

  • 日本での価格は297~560万円。全モデルが右ハンドル仕様である。
  • 「120i」と「118i」は同じ2世代目のバルブトロニックを搭載した2.0L 直4エンジンを採用するが、出力が異なっている。また、「120i」「118i」「116i」のトランスミッションはステップトロニック付き6速ATである。
  • 欧州には2.0L 直4ディーゼルエンジンを搭載したモデル「120d」「118d」も存在するが、日本へは導入されていない。
  • (ハッチバック)全長4,240mm×全幅1,750mm×全高1,430mm(Mスポーツは1,415mm)、ホイールベース2,660mm。

  (クーペ・カブリオレ)全長4,370mm×全幅1,750mm×全高1,410mm、ホイールベース2,660mm

  • サスペンションは新設計で、フロントはダブルリンクのロアアームを持つストラットタイプで、リヤはサブフレームに5本のリンクが付くダブルウィッシュボーンに似たマルチリンク式サスペンション、つまり「インテグラルアーム式(5リンク)」である。これまでの3シリーズはボディ側からトレーリングアームが伸びていたセミトレーリングアーム式サスペンションをより進化・発展させたような構造であるセントラルアーム式だったが、全く異なるコンセプトである。
  • 全車にランフラットタイヤを標準装備。これはパンクしても80km/hで250kmの走行が可能なタイヤであり、このため、スペアタイヤ・ジャッキの装備が省かれている。
  • 「130i Mスポーツ」に搭載されるN52B30A型エンジンは3シリーズ(330i)と共通のエンジンをさらにチューンしたものである。
  • 「135i クーペ」は、もっともコンパクトなクーペであり、N54B30A型エンジンはN52型にツインターボを押し込み、306psを絞り出す。現在全ての車種の中で最もパワフルな直6エンジンである。

2代目(2011年 -)F20型[編集]

BMW・1シリーズ(2代目)
F20
Sport Line
BMW 1er Sport Line (F20) – Frontansicht, 17. September 2011, Düsseldorf.jpg
販売期間 2011年9月 -(日本)
乗車定員 5人
ボディタイプ 3ドア/5ドアハッチバック
エンジン N13B16A型:1,598cc直4DOHCターボ
N55B30A型:2,979cc直6DOHCターボ
変速機 8速AT、6速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルジョイントスプリングストラット式コイル
後:5リンク式コイル
全長 4,335mm
全幅 1,765mm
全高 1,425 - 1,440mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,400 - 1,420kg
-自動車のスペック表-

2011年6月5日に発表[2]。欧州市場では同年秋から販売を開始した[3]

ボディは当初は5ドアのみで、ガソリン車は「116i」と「118i」、ディーゼル車は「116d」、「118d」、「120d」があり、それぞれに標準、Sport Line、Urban Lineの3タイプが用意される。2012年5月には3ドアバージョンと「114i」「M135i」を追加。

2011年9月22日から日本での販売が始まる[4]

ガソリン車の「116i」と「120i(欧州名:118i)」があり、それぞれ標準、Sport(欧州名:Sport Line)、Style(欧州名:Urban Line)の3タイプが用意される。これら3タイプは外観、内装、装備内容が異なる。

2012年8月1日から「M135i」の日本での販売が始まる[5]

「M135i」は、M Performance Automobiles(M3やM5などの「BMW Mモデル」と標準モデルとの間に位置するモデル)の日本における最初のモデルとなる。

尚、先代にあったクーペ及びカブリオレは2シリーズとして登場することから用意されない。

特徴・機構[編集]

  • 全モデルが右ハンドル仕様である(日本仕様の場合)。
  • BMWの車種で初めてターンシグナルレンズ内蔵のドアミラーを採用。
  • 「120i」と「116i」は同じN13B16A型1.6L 直4ターボエンジンで出力のみ異なっている。また、トランスミッションは新開発の8速ATのみ。
  • 「M135i」に搭載されているエンジンは初代と同形式のN55B30A型だが、BMW Mによる更なるチューニングがなされ14psアップの320psを発生。トランスミッションは8速スポーツATのみ(日本仕様の場合)。
  • 全車アイドリングストップ機構を搭載。またブレーキ・エネルギー回生システムを採用し燃料消費量の低減をはかっている。
  • 先代同様ディーゼルエンジンを搭載したモデルは日本へは導入されていない。
  • 先代よりホイールベースを30mm延長し2,690mmとした。
  • SportにMスポーツ・サスペンションをメーカーオプション設定。装着車は最低地上高が125mmとなる(非装着車は140mm)。
  • 先代同様全車にランフラットタイヤを標準装備。先代よりも乗り心地は改善されている。
現行モデル(2011年 - )
グレード 型式 排気量(cc) エンジン 最高出力(ps/rpm) 最大トルク(kgm/rpm) 変速機 駆動方式
116i N13B16A 1,598 直列4気筒DOHCターボ 136/4,400-6450 22.4/1,350-4,300 8速AT FR
120i 170/4,800-6,450 25.5/1,500-4,500
M135i N55B30A 2,979 直列6気筒DOHCターボ 320/5,800 45.9/1,300-4,500 8速AT/6速MT


関連項目[編集]

外部リンク[編集]

参考文献[編集]


<- Previous BMW ロードカータイムライン 1980年以降   
タイプ シリーズ 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4
i i3 I01
i8 I12
ハッチバック ミニ R50/R53 R56 F56
1シリーズ E81/E87 F20
ハッチバックセダン 3コンパクト E36/5 E46/5
セダン 3シリーズ E21 E30 E36 E46 E90 F30
5シリーズ E12 E28 E34 E39 E60 F10
7シリーズ E23 E32 E38 E65/E66/E67/E68 F01/F02
ステーションワゴン ミニ R55
3シリーズ E30 E36 E46 E91 F31
5シリーズ E34 E39 E61 F11
GT 3シリーズ F35
5シリーズ F07
2ドアクーペ Z E36/8(Z3) E86(Z4)
1シリーズ E82
2シリーズ F22
3シリーズ E30 E36 E46 E92
4シリーズ F32
6シリーズ E24 E63 F13
8シリーズ E31
4ドアクーペ 4シリーズ F36
6シリーズ F06
カブリオレ ミニ R52 R57
1シリーズ E87
3シリーズ E21 E30 E36 E46 E93
4シリーズ F33
6シリーズ E64 F12
ロードスター Z E30(Z1) E36/7(Z3) E85(Z4) E89(Z4)
スーパーカー E26 (M1) E31 (8シリーズ) E52 (Z8)
SAV ミニ R60
X1 E84
X3 E83 F25
X4 F26
X5 E53 E70 F15
X6 E71/E72 F16
M シリーズ M3セダン E90 F80
M3クーペ E30 E36 E46 E92
M4クーペ F82
M5 E34 E39 E60
M6クーペ E24 E63 F13
M6カブリオレ E64 F12
Mロードスター E36/7 (Z3) E85 (Z4)
Mクーペ E36/8 (Z3) E86 (Z4)
X5M E70
X6M E71