BMW・Z8

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Z8

Z8(ズィーエイト)は、ドイツの自動車メーカーBMWが2000年から2003年まで製造・販売していたオープンカー(ロードスター)である。コードネーム(モデルコード)は、E52。一代限りで生産が終了された。

1956年から1959年まで生産されていたBMW・507をモチーフにし、南カリフォルニアのデザインセンターにおいてデザインされた。アストンマーチン・DB9V8ヴァンテージで有名なヘンリック・フィスカーの出世作でもある。

内装では、センターメーターを採用していた。

歴史[編集]

Z8
Z8

コンセプトモデル「Z07」の量産型として1999年に発表、日本では2000年5月に発売された。 2003年までに、5,703台が生産され、約半数がアメリカに輸出された。

2003年には、アルピナのチューニングによるアルピナ・ロードスターV8が発売され、555台が生産された。マニュアル変速のみの設定だった通常モデルに対して、オートマチック変速のみであり、そのほとんどがアメリカで販売された。

特徴・機構[編集]

  • シャーシとボディは、オール・アルミニウム製。
  • エンジンはBMW Mが製造したもので、BMW・M5E39)に搭載されていたものと同一である。
  • 左ハンドルのみが製造された。
  • アメリカでの価格は12万8,000ドル、日本での価格は1,660万円(最終モデル)だった。


主なモデル[編集]

グレード 製造年 排気量 エンジン 最高出力/最大トルク 変速機 駆動方式
Z8 1999年-2003年 4.9L V型8気筒DOHC 400仏馬力/51.0kgf·m 6速MT FR

批判[編集]

  • 左ハンドルのみの構造で、イギリスでも左ハンドルのまま販売されたことが、イギリスのジャーナリストからは少なからぬ批判を浴びた。
  • オープン走行時の室内への風の巻き込みは激しく、風きり音は屋根を閉じた状態であっても相当にうるさかったと言われる。

雑学[編集]

1999年公開の映画『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』のボンドカーに使用されたが最終的に刃を搭載したヘリに真っ二つにされる。なお、撮影にはZ8の生産は間に合っておらず、精巧にできたはりぼてをシボレー・コルベットに被せて撮影されている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


<- Previous BMW ロードカータイムライン 1980年以降   
タイプ シリーズ 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4
電気自動車 i3
PHV i8
ハッチバック ミニ R50/R53 R56 F56
1シリーズ E81/E87 F20
ハッチバックセダン 3コンパクト E36/5 E46/5
セダン 3シリーズ E21 E30 E36 E46 E90 F30
5シリーズ E12 E28 E34 E39 E60 F10
7シリーズ E23 E32 E38 E65/E66/E67/E68 F01/F02
ステーションワゴン ミニ R55
3シリーズ E30 E36 E46 E91 F31
5シリーズ E34 E39 E61 F11
GT 3シリーズ F35
5シリーズ F07
2ドアクーペ Z E36/8(Z3) E86(Z4)
1シリーズ E82
2シリーズ F22
3シリーズ E30 E36 E46 E92
4シリーズ F32
6シリーズ E24 E63 F13
8シリーズ E31
4ドアクーペ 4シリーズ F36
6シリーズ F06
カブリオレ ミニ R52 R57
1シリーズ E87
3シリーズ E21 E30 E36 E46 E93
4シリーズ F33
6シリーズ E64 F12
ロードスター Z E30(Z1) E36/7(Z3) E85(Z4) E89(Z4)
スーパーカー E26 (M1) E31 (8シリーズ) E52 (Z8)
SAV ミニ R60
X1 E84
X3 E83 F25
X4 F26
X5 E53 E70 F15
X6 E71/E72
M シリーズ M3セダン E90 F80
M3クーペ E30 E36 E46 E92
M4クーペ F82
M5 E34 E39 E60
M6クーペ E24 E63 F13
M6カブリオレ E64 F12
Mロードスター E36/7 (Z3) E85 (Z4)
Mクーペ E36/8 (Z3) E86 (Z4)
X5M E70
X6M E71