起承転結

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起承転結(きしょうてんけつ)とは、物事の展開や構成を表す言葉で、元々は4行から成る漢詩絶句の構成のこと。起承転合とも言う。

一行目から順に起句、承句、転句、結句と呼ぶ。元の意味から転じて、小説漫画など物語ストーリーや論理的な文章などを大きく4つに分けた時の構成、または各部の呼称としても使われる。起承転結の典型的な例として4コマ漫画の構成などがある。

  • 物語における起承転結の一例
起 → 物語の導入部。その物語にはどんな登場人物がいるか、どんな世界・時代に住んでいるのか、登場人物同士の関係はどんなものか、なぜその物語は始まるのかなど、これから物語を読む上で必要な知識を紹介する部分。
承 → 「承」は「受ける」を表し[1]、「起」で提起した事柄を受け、さらに進めて理解を促し、物語の導入である「起」から、物語の核となる「転」へつなぐ役目を果たす部分。ここは単純に「起」で紹介した物語を進めるだけで、次に続く「転回」または「展開」が誤解されることがないように備えておくものであまり大きな展開はないのが普通。
転 → 物語の核となる部分。「ヤマ」ともいわれる、物語の中で最も盛り上がりを見せる部分。物語の中でも最も大きな転機を見せる部分であり、読者が知らなかった事柄や想起を超える展開をすることによって関心や興味を引く部分となる。
結 → 「オチ」とも呼ばれる部分で、物語が進んだ結果、「転」での結末が最終的にどうなったのかを描いて物語を締めくくる部分。

起承転結の例として、頼山陽の以下の俗謡がよく挙げられる[2](出典により多少の相違がある、相違部分はかっこやかぎ括弧であらわした)。

  •  : 「京の三条の」糸屋の娘
  •  : 姉は十六妹十四
  •  : 諸国大名(諸国諸大名)は弓矢(刀)で殺す(斬るが)
  •  : 糸屋の娘は目(眼)で殺す

(「」の部分は、他に、「京都三条」、「京の五条の」、「三条木屋町」、「大坂本町の」、「大坂天満の」、「大坂船場の」「浪速花町」「浪花本町」「向こう横丁の」いづれかが入る)

(姉と妹の年齢は他に、二十一と二十、十八と十五、十八と十六、十七と十五、十六と十五というものもある。)

[編集] 作文技法として

起承転結は、作文技法として中等教育以降で取り上げられることもある。単純な創作物語には適用可能だが、構成要素が四つと少ないため、同じ創作物語でもより綿密な構成を要するものや、説明文、実用文書などには向かない。起承転結はもともと「」や「句切れ」の構成を端的に表す四字熟語であり、説明文、実用文書には段落パラグラフ)やを意識した構成が必要となる。さらには、複雑な事柄や、全く新しいことを記述する文書などは章 [3]を設ける構成も要る。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 「承」の意味三省堂大辞林
  2. ^ ことば会議室:起承転結「糸屋の娘は目で殺す」
  3. ^ 三省堂大辞林
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