藤岡謙治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

藤岡 謙治(ふじおか けんじ、1964年 - )はコナミデジタルエンタテインメントゲームクリエイターグラフィッカー大阪府出身。

経歴[編集]

当初はファンシーグッズを作る会社に勤めていたが、非常に安月給だったためこのままじゃいけないと思い立ち退職。その後アルバイトとしてコナミで働くようになる。最初に携わった作品は『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』で敵キャラクターのグラフィックなどを担当した。2年ほど経った頃から正式に社員として採用され数本のゲームに関わったのちに『実況パワフルプロ野球』シリーズの立ち上げに参加することになった[1]。パワプロシリーズでは主にグラフィックを担当し、作中でプレイヤーが操作する『パワプロくん』のデザインを行ったこともありパワプロくんの生みの親とされる[2]。『実況パワフルプロ野球5』の開発終了後、当時のチームリーダーであった赤田勲に「ゲームボーイでやらせてほしい」と頼み、パワプロチームを抜け西川直樹らとともに『パワプロクンポケットシリーズ』を立ち上げた[3]。パワポケシリーズではグラフィックとディレクターを務め、『パワプロクンポケット4』からはプロデューサーも兼任する。『実況パワフルプロ野球2010』からはパワプロプロダクション統括プロデューサーに就任し、『実況パワフルプロ野球2011』まで務めた。この間は統括プロデューサーとして『プロ野球スピリッツ』シリーズなどにもクレジットされている。

現在はコナミデジタルエンタテインメントを退社し、ドリル株式会社に所属。

人物[編集]

好きなゲームに『テトリス』と『ファミコンウォーズ』を挙げている[1]

主な作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b コナミデジタルエンタテインメント刊『パワプロ×パワポケ サクセスやろう!! Vol.3』pp. 20 - 22
  2. ^ 新紀元社刊『パワプロ大全』p. 90
  3. ^ 新紀元社刊『パワプロクンポケット大全』p. 9

関連項目[編集]