米粉パン

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米粉パンの一例
米粉が原料の山型食パン

米粉パン(こめこパン)とは、小麦粉ではなく米粉を利用して製造されたパンのことである。

目次

概要 [編集]

多くの場合、パンは小麦粉を使って製造されることが多いが、2008年平成20年)にみられた穀物価格の高騰などにより、従来の小麦粉を用いたパンでは製造コストがかさむ形となった。

また、日本国外から輸入される小麦の消費に相対するように、日本国内で収穫されたコメは消費が低迷、事実上供給過剰な状況が続いている。そのため、小麦の消費圧縮、コメの消費拡大策が求められていた。

米粉パンは、従来の小麦粉の中に米粉を混ぜて製造されるため小麦の消費量を圧縮、またコメの消費を拡大できるといった理由からコメの消費促進、ひいては低迷した食料自給率の向上につながるとして、学校給食への導入がすすんだり、民間レベルでも米粉パンを販売する業者が増えるなどしている。

中国四国地域においては、2004年(平成16年)に152校だった給食への米粉パンの導入校が、2006年(平成18年)には426校と2倍以上になっているというデータもある[1]

グルテンを含まない米粉のみの製パンは従来不可能とされていたが、2001年(平成13年)に山形大学工学部の研究グループがプラスチック発泡成形の考え方を応用し、初めて米粉100%による製パンに成功した。現在市販されている米粉100%による製パンは、ほとんどがこの山形大学法の派生技術と見ることができる。昨今の米の需要増加を目指す国の方針に従い、ここ数年米粉ブームが再燃しており、グルテンフリーの米粉100%の製パンが注目されている。

ホームベーカリー [編集]

近年になって米粉パンを作れるホームベーカリーも販売されている。が、グルテンを添加したホームベーカリー用米粉を置く店舗が少なく入手も困難な上、価格も小麦粉より割高だったため、一般家庭ではあまり米粉パンは作られていなかった。しかし、2010年三洋電機から米そのものからパンを作ることができるGOPANが発表されると、他機種に数倍する高価格にもかかわらず予約が殺到して発売日が延期される大ヒット商品となり、普及の兆しをみせている(ただし、GOPANも別売のグルテンを添加する必要がある)。 小麦グルテンの代わりに上新粉(原料 うるち米)を使って、小麦はまったくフリーの小麦ゼロのパンが焼ける。

低アレルギー食品としての可能性 [編集]

現在、米粉パンは小麦粉を主体として作られているが、これを米粉のみで製造できるようになれば、小麦アレルギーの人でも食べられるパンとなる可能性がある。

2010年(平成22年)に食品総合研究所が、米粉だけで作ったパン生地1分にグルタチオンを約0.75グラム加えて5-6時間置き、他は通常通りの手順でパンを焼く方法を開発した。グルタチオンだと食塩も不要だという[2]

導入の実例 [編集]

脚注 [編集]

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]