殿さまキングス
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殿さまキングス(とのさま -、1967年 - 1990年 )は、歌謡曲・コミックソングなどを手がけたバンド。殿様…という表記も見られるが、正しくは殿さまキングスである。愛称は、「殿キン」(とのきん)。
大ヒット曲「なみだの操」の影響で、歌謡曲が主流になったが、元々はコミックバンドとしてお笑い番組に多数出演していた。ちなみに「殿さま」という名前は「キング」を日本風に言い換えようとして思いついたという。
1967年に結成。『大正テレビ寄席』などバラエティ番組に多数出演していた。元々歌唱力には定評があったこともあって、その後、歌謡曲を歌うバンドに転身、1973年にリリースした「なみだの操」は300万枚近い爆発的なヒットとなり、現在でも人気の高い歌謡曲の一つ。1975年にリリースした「夫婦鏡」もミリオンセラーになった。演歌系の楽曲に限らず、「恋は紅いバラ」「けい子のマンボ」などのリズムもの、「ハワイ音頭」「ブラジル音頭」などのワールドものにも意欲的に取り組んだ。その後もバンド活動などしていたが、昭和天皇の病状悪化を受けた“自粛ムード”によって、いわゆる「営業」の数が激減したこともあり、1990年に解散。メンバーは現在ソロで活躍しているが、懐メロ番組などで不定期に再結成している。
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[編集] メンバー
- 長田あつし (1940年‐)- 兵庫県津名郡北淡町出身。リーダー。ベース担当。解散後は、杏しのぶとオヨネーズを結成。1989年、東北弁で歌い上げたコミックソング「麦畑」をリリースし、こちらも大ヒット。
- 宮路おさむ(現・宮路オサム) - ギター、ヴォーカル担当。こぶしをコロコロ回してビー・ジーズの「マサチューセッツ」などを歌う、“演歌マサチューセッツ”が持ちネタだった。解散後も、継続的にステージで「なみだの操」などを歌い、歌手として活躍。また作詞、作曲家、俳優としても活躍している。
- 尾田勝(1946年2月14日‐) - テナーサックス担当。解散後はソロ歌手として活躍。
- 多田そうべい -ギター担当。解散後は、司会、執筆、作詞、作家など多彩に活躍中。骨髄バンクを支援している。
[編集] 作 品
[編集] シングル
- ビクターからの、本格デビュー・シングル。
- なみだの操(1973年) 作詞 千家和也/作曲 彩木雅夫
- 1974年度オリコン年間ヒットシングル第1位。
- 『ちびまる子ちゃん』で主人公・まる子が祖父・友蔵にこのレコードを買ってもらって喜び、学校ではまじ達とこれをモノマネで歌うシーンや父・ヒロシが風呂で間違った歌詞で歌うシーンがあり、ドラマでもBGMとして挿入された。また作者のさくらももこも、自身のエッセイにて父にこの曲の歌詞を教えていたと書いている。
- やらせ問題で打ち切りになった『愛する二人別れる二人』(フジテレビ)のオープニングにも使われていた。
- この年、全日本有線大賞新人賞受賞。
- 夫婦鏡(1974年) 作詞 千家和也/作曲 彩木雅夫
- オリコン週間チャート1位。
- この年、第16回日本レコード大賞大衆賞、第7回日本有線大賞特別賞受賞。
- おんなの運命(1974年) 作詞 千家和也/作曲 彩木雅夫
- 浮草の宿(1975年) 作詞 千家和也/作曲 彩木雅夫
- なみだ心(1975年) 作詞 円山千津子/作曲 井上忠夫
- 恋は紅いバラ(1976年) 作詞 千家和也/作曲 佐瀬壽一
- 殿キンの新東京行進曲(1977年) 作詞 高田ひろお/作曲 井上忠夫
- メロメロ東京(1978年) 作詞・作曲 信楽順三
- 三浦正弘とアロハ・ブラザーズの『ラリラリ東京』(1968年)、三浦正弘とハニー・ブラザースの『イライラ東京』(1969年)の歌詞を変更したカバー。(三浦正弘とアロハ・ブラザーズ、三浦正弘とハニー・ブラザースは現在の三浦弘とハニーシックスの前身)
ほか多数。
[編集] アルバム
- 北の恋唄(1974年)
- グランド・デラックス(1974年)
- 有線ベストヒット(1975年)
- 流行歌(1981年)
- パロッタ・クラシック(1983年。楽曲と演奏はクラシック、歌詞とヴォーカルはド演歌、という意欲作。2007年、『殿キン・カンタービレ~パロッタ・クラシック』のタイトルでCD化)
- エッセンシャル・ベスト(2007年)
- ウラ・ベスト集~ブラジル(2007年。「ハワイ音頭」「ブラジル音頭」など、通常のベスト盤には収録されなかったコミカルな楽曲を中心に構成。そのほか未発表曲、初期の楽曲も収録)
- 殿キンのスーダラ外伝~クレイジーキャッツを歌う(2007年。1970年ごろ録音された、ミュージック・テープ用音源のCD化。ブックレットには長田あつしインタビューを掲載)
ほか。
[編集] 関連項目
- デーモン小暮閣下 - 大親友。

