横須賀ストーリー (アルバム)

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横須賀ストーリー
山口百恵スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル CBSソニー
プロデュース 酒井政利
チャート最高順位
  • 3位(オリコン
  • 1976年度年間43位(オリコン)
山口百恵 アルバム 年表
Best of Best 山口百恵のすべて
(1976年)
横須賀ストーリー
(1976年)
MOMOE ON STAGE
(1976年)
『横須賀ストーリー』収録のシングル
  1. 赤い運命
    リリース: 1976年3月21日
  2. 横須賀ストーリー
    リリース: 1976年6月21日
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横須賀ストーリー』(よこすかストーリー)は、山口百恵の9枚目のスタジオ・アルバム。1976年8月1日CBSソニーよりリリースされた。

概要[編集]

コピー:傷つきやすく壊れやすい青春……でも求めてゆきたい

コンセプト・アルバムとしての統一感を出すため、A面の全曲は宇崎竜童阿木燿子コンビの曲で纏められている。シングル「横須賀ストーリー」が自己最大のセールスを記録したこともあり、本作より本格的に両名による楽曲制作が始まった。B面に収録された曲は、佐瀬寿一三木たかしが手掛けている。ディレクターの川瀬泰雄は、収録曲の編曲を手掛けた矢野立美船山基紀ジャンニ・モランディイタリア語版英語版の「サンライト・ツイスト」を聴いてもらい、サウンドのイメージを拡げてもらったという[1]

赤い運命」は、TBSドラマ『赤い運命』のテーマ曲だったこともあり、前作に引き続き本作にも収録された。

2003年6月4日に発売された、全オリジナルアルバム22枚を復刻したCD-BOX『MOMOE PREMIUM』にはリマスタリング音源で収録されている。2007年9月30日には更なるマスターサウンド仕様が施された『Complete MOMOE PREMIUM』が発売された。

収録曲[編集]

LP[編集]

A面
全作詞: 阿木燿子、全作曲: 宇崎竜童、全編曲: 船山基紀 (注記を除く)。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「陽炎」阿木燿子宇崎竜童
2.Game is Over阿木燿子宇崎竜童
3.横須賀ストーリー(編曲: 萩田光雄)阿木燿子宇崎竜童
4.「自転車の上の彼」阿木燿子宇崎竜童
5.「クラブサンドウィッチはいかが?」阿木燿子宇崎竜童
6.「風たちの午後」阿木燿子宇崎竜童
B面
全作詞: 石原信一、全作曲: 佐瀬寿一 (注記を除く)。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.「いま目覚めた子供のように」石原信一佐瀬寿一 (注記を除く)船山基紀
2.「ひとにぎりの砂」石原信一佐瀬寿一 (注記を除く)矢野立美
3.赤い運命(TBS同名ドラマ主題歌) (作詞: 千家和也、作曲: 三木たかし)石原信一佐瀬寿一 (注記を除く)高田弘
4.「それでも明日が…」石原信一佐瀬寿一 (注記を除く)船山基紀
5.「愛の暮色」(作詞: 千家和也、作曲: 三木たかし)石原信一佐瀬寿一 (注記を除く)高田弘
6.「甘い裏切り」石原信一佐瀬寿一 (注記を除く)矢野立美

関連作品[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 川瀬 2011, p. 140,141

参考資料[編集]

  • 川瀬泰雄『プレイバック 制作ディレクター回想記』学研マーケティング、2011年2月。ISBN 978-4054047259