明治ヨーグルトR-1

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明治ヨーグルトR-1
販売会社 明治
種類 ヨーグルト
販売開始年 2009年12月1日(4年前) (2009-12-01
完成国 日本の旗 日本
外部リンク http://www.meiji-r1.jp/
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明治ヨーグルトR-1(めいじヨーグルトアールワン)は、明治(旧:明治乳業)から発売されている、Lactobacillus bulgaricus OLL1073R-1乳酸菌を使用したヨーグルト

概要[編集]

「R-1」の名称は、使用される乳酸菌のLactobacillus bulgaricus OLL1073R-1に由来。この商品に使われているLactobacillus bulgaricus OLL1073R-1乳酸菌は、ブルガリア菌の一種で、「EPS (Exopolysaccharide、菌体外に産生する多糖体英語版)」を多く産生する特性があり、EPSには免疫賦活作用があるとされる[1][2]。この免疫賦活作用により、免疫力が高まり風邪をひきにくくなること[3][4]、インフルエンザウイルスに対して感染防御効果をもつこと[5][6][7]が報告されている。

また、1073R-1乳酸菌で発酵した脱脂粉乳(スキムミルク)には、動物実験で、関節炎予防効果が報告されており[8]、リウマチモデルにおける過剰なインターロイキン-6(IL-6)、腫瘍壊死因子-α(TNF-α)、インターフェロン-γ(IFN-γ)の産生を抑制することが示されている[9]

沿革[編集]

  • 2009年12月1日 - 発売開始。当初は販売エリアを限定して発売しており、ドリンクタイプは北海道地区、首都圏地区の一部(群馬県・栃木県)、信越地区(長野県・新潟県)、東海地区、北陸地区、近畿地区、中国地区、四国地区にて、ソフトタイプは東北地区にて販売。首都圏地区の一部(群馬県・栃木県を除く)と九州地区は当時両タイプとも未発売であった。
  • 2010年
    • 1月19日 - 安定供給できる目処が立ったため、ドリンクタイプは残りの未発売エリア(東北地区、首都圏地区の一部(群馬県・栃木県を除く)、九州地区)にも拡大し、全国発売に。ソフトタイプは首都圏地区、信越地区へ拡大し発売開始。これにより、北海道を除く東日本地区は両タイプが出揃う体制になる。
    • 3月30日 - ソフトタイプの販売エリアを全国に拡大。両タイプとも全国発売となった。
  • 2011年
    • 8月9日 - 有田共立病院院長がナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させる1073R-1乳酸菌の可能性に関する調査報告書を発表。
    • 10月 - 初のリニューアルを行う。パッケージデザインの変更を行うとともに、ハードタイプは食感を、ドリンクタイプは酸味を抑え、よりマイルドな味わいとなった。
  • 2012年
  • 2014年
    • 7月8日 - ドリンクタイプに比べ、糖類を44%カット・エネルギーを33%カットした「ドリンクタイプ 低糖・低カロリー」を発売。

脚注[編集]

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  1. ^ 牧野聖也、池上秀二、狩野宏、指原紀宏、齋藤忠夫、小田宗宏「Lactobacillus bulgaricus産生多糖体の免疫機能調節作用 (PDF) 」 、『ミルクサイエンス』第53巻第3号、日本酪農科学会、2004年、 161-164頁、 NAID 40006650226、 ISSN 13430289、2012年1月21日閲覧。
  2. ^ Makino S.; et.al. (August 2006). “Immunomodulatory Effects of Polysaccharides Produced by Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus OLL1073R-1”. J. Dairy Sci. 89 (8): 2873-2881. doi:10.3168/jds.S0022-0302(06)72560-7. http://www.journalofdairyscience.org/article/S0022-0302%2806%2972560-7/abstract 2012年1月21日閲覧。. 
  3. ^ “多糖体産生ブルガリア菌ヨーグルト摂取による風邪症候群の罹患リスク低減効果をヒト試験で確認” (プレスリリース), 明治乳業, (2008年11月27日), http://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2008_meinyu/detail/20081127_01.html 2012年1月21日閲覧。 
  4. ^ Seiya Makino; Shuji Ikegami; Akinori Kume; et.la. (2010-05-21). “Reducing the risk of infection in the elderly by dietary intake of yoghurt fermented with Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus OLL1073R-1”. British Journal of Nutrition (Cambridge University Press) 104 (7): 998-1006. doi:10.1017/S000711451000173X. ISSN 0007-1145. 
  5. ^ “北里大学と多糖体産生ブルガリア菌ヨーグルト摂取によるインフルエンザウイルス感染防御効果を動物実験で確認” (プレスリリース), 明治乳業, (2009年3月27日), http://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2009_meinyu/detail/20090326_01.html 2012年1月21日閲覧。 
  6. ^ 寺田祐子 (2011年8月10日). “R-1乳酸菌使用のヨーグルト摂取でインフルエンザ感染率が低下”. マイナビニュース. http://news.mynavi.jp/articles/2011/08/10/nk/index.html 2012年1月24日閲覧。 
  7. ^ “「1073R-1乳酸菌」を使用したヨーグルトの継続摂取による保育園・幼稚園児・小中学生の、欠席率変動・インフルエンザウイルス感染など健康状態に関する中間報告(山形県舟形町・佐賀県有田町にて実施)” (プレスリリース), 明治乳業, (2011年1月14日), http://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2011_meinyu/detail/20110113_03.html 2012年1月21日閲覧。 
  8. ^ Kano H.; et.al. (Jan 2002). “Oral intake of Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus OLL1073R-1 prevents collagen-induced arthritis in mice.”. J Food Prot. 65 (1): 153-160. PMID 11808787. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11808787. 
  9. ^ Kano H.; et.al. (Nov 2002). “Oral administration of milk fermented with Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus OLL1073R-1 to DBA/1 mice inhibits secretion of proinflammatory cytokines.”. Cytotechnology. 40 (1-3): 67-73. PMID 19003106. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19003106. 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]