碧南中央駅
碧南中央駅* | |
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駅舎(2024年3月) | |
へきなんちゅうおう HEKINAN-CHŪŌ | |
◄MU09 新川町 (1.1 km) (1.6 km) 碧南 MU11► | |
所在地 | 愛知県碧南市栄町三丁目59 |
駅番号 | MU 10 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 三河線 |
キロ程 |
38.2km(猿投起点) 知立から16.9 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
3,664人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)2月5日 |
備考 |
特殊勤務駅(駅集中管理システム導入駅) 1981年(昭和56年)現在地に移転、同時に新須磨から駅名改称 |
碧南中央駅(へきなんちゅうおうえき)は、愛知県碧南市栄町三丁目59にある、名古屋鉄道三河線の駅である。駅番号はMU10。駅名のとおり、碧南市の中心部に位置している。manacaが使用可能である。
歴史
[編集]かつて存在した新須磨海水浴場に近いことから、開業間もない三河鉄道(名鉄三河線の前身)により新須磨臨時停車場として開業した。シーズンに合わせて開業・廃止を繰り返した後、常設の新須磨駅として再開業している[1][2]。
その後、1948年(昭和23年)の市制施行と共に、新須磨駅近くに碧南市役所が設置され、碧南市の中心部の最寄駅となったが、碧南市の中心街の通りよりやや奥まった位置にあったため、碧南市中央の玄関にふさわしい駅とすべく、1981年(昭和56年)に駅舎を約150m北側(新川町駅寄り)の現在位置に移設新築し、駅名を碧南中央駅と改名した。当時すでに三河線の貨物輸送は大幅に縮小されていたため、旅客輸送に限定した形で駅は1面1線で建設された。昼間帯のみの駅員配置(特殊勤務駅)だった時期があり[3]、2023年(令和5年)3月24日までは終日配置となっていたが[4]、現在は再び昼間帯のみの駅員配置(特殊勤務駅)となった[5]。
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三河鉄道時代の新須磨駅
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碧インターの橋脚に描かれた新須磨駅の壁画
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ホテル新須磨敷地内に移設された駅名標
年表
[編集]- 1915年(大正4年)7月10日 - 三河鉄道により、夏の海水浴シーズンに新須磨臨時停車場として開業(年内廃止)[2]。
- 1916年(大正5年)6月9日 - 新須磨臨時停車場が再開業(年内廃止)[2]。
- 1918年(大正7年)
- 1926年(大正15年)2月5日 - 路線電化と共に常設駅として新須磨駅が開業[1]。
- 1941年(昭和16年)6月1日 - 三河鉄道が名古屋鉄道に合併。同社三河線の駅となる。
- 1981年(昭和56年)12月14日 - 碧南中央駅に改称し移設。駅ビルを併設[6][7]。
- 2005年(平成17年)9月14日 -「トランパス」導入。同時に終日有人化。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
- 2023年(令和5年)3月25日 - 特殊勤務駅となる[5]。
駅構造
[編集]単式1面1線ホームの地上駅である。特殊勤務駅で、窓口営業時間は7:30 - 12:00と13:00 - 19:30となっている。自動券売機(新規manaca通勤定期乗車券及び継続manaca定期乗車券の購入も可能ではあるが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られる[8])や自動改札機、自動精算機(ICカードの積み増し等も可能)、モニター付きインターホンなどが設置されている。駅舎と一体化した2階建ての駅ビルが建っており、美容院などのテナントが入居している。
路線 | 方向 | 行先 |
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MU 三河線(海線)[9][10][注釈 1] | 下り | 知立ゆき[12] |
上り | 碧南ゆき[12] |
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改札口
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ホーム
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駅名標
配線図
[編集] ← 刈谷・ 知立方面 |
→ 碧南駅 |
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凡例 出典:[13] |
駅周辺
[編集]主な施設
[編集]- 碧南市役所
- 碧南郵便局
- 碧南警察署
- 碧南市文化会館
- 愛知県立碧南高等学校
- 碧南市立中央中学校
- 碧南市立中央小学校
- ドン・キホーテUNY碧南店
- 豊田自動織機碧南工場
- 国道247号
- トヨタレンタリース愛知碧南中央駅前店
- カネスエ 碧南幸町店
- 名古屋銀行 碧南支店
バス路線
[編集]- くるくるバス
- 碧南市からの委託により、バス会社が運行する運賃無料の市内巡回バスが、4路線全て碧南中央駅前から発着する。
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バス停
利用状況
[編集]- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は4,215人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中103位、 三河線(23駅)中8位であった[14]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は4,793人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中97位、 三河線(38駅)中7位であった[15]。
- 『愛知県統計年鑑』によると1日平均の乗車人員は、2006年度2,024人、2007年度2,011人である。
- 『碧南の統計』『移動等円滑化取組報告書』によると、近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである[16][17]。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
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2009年(平成21年) | 4,083 |
2010年(平成22年) | 4,017 |
2011年(平成23年) | 4,009 |
2012年(平成24年) | 4,086 |
2013年(平成25年) | 4,215 |
2014年(平成26年) | 4,252 |
2015年(平成27年) | 4,365 |
2016年(平成28年) | 4,340 |
2017年(平成29年) | 4,484 |
2018年(平成30年) | 4,590 |
2019年(令和元年) | 4,643 |
2020年(令和 | 2年)3,664 |
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “棚尾の歴史を語る会 テーマ81 「名鉄臨港線大浜口駅」 - 第50回 棚尾の歴史を語る会 次第” (PDF). 碧南市. 2016年3月27日閲覧。
- ^ a b c d e 日本鉄道旅行地図帳 追加・訂補 7号 東海 - 鉄道フォーラム
- ^ 神谷力(編)『三河を走って85年―三河線・挙母線とともに歩んだ郷土の歴史と文化』郷土文化社、2000年、116頁。ISBN 978-4876701292。
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、163頁。
- ^ a b “一部の駅における窓口係員配置時間の変更について”. 名古屋鉄道 (2023年2月22日). 2023年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月22日閲覧。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、464頁。
- ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、45頁。ISBN 978-4107900258。
- ^ “名古屋鉄道”. 名古屋鉄道. 2024年9月26日閲覧。
- ^ 清水武「名古屋鉄道各線相互の直通運転」『鉄道ピクトリアル』第246巻、電気車研究会、1971年1月、64頁。
- ^ 太田貴之「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、38頁。
- ^ 三河線(知立〜碧南) 路線・駅情報 - 電車のご利用案内、2021年10月3日閲覧
- ^ a b “碧南中央(MU10)(へきなんちゅうおう) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 碧南の統計 - 碧南市
- ^ 移動等円滑化取組計画書・報告書 - 名古屋鉄道
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 碧南中央駅 - 名古屋鉄道