平昌郡

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座標: 北緯37度26分 東経128度32分 / 北緯37.433度 東経128.533度 / 37.433; 128.533

江原道 (南) 平昌郡
位置
平昌郡の位置
各種表記
ハングル: 평창군
漢字: 平昌郡
片仮名転写: ピョンチャン=グン
ローマ字転写 (RR): Pyeongchang-gun
統計
面積: 1,463.45 km²
総人口: 46,531人(2004年) 人
行政
国: 韓国の旗 大韓民国
上位自治体: 江原道 (南)
下位行政区画: 1邑7面
行政区域分類コード:
平昌郡の木: ---
平昌郡の花: ---
平昌郡の鳥: ---
自治体公式サイト: 平昌郡

平昌郡(ピョンチャンぐん)は、大韓民国江原道の郡。ソウルから車で約3時間の距離にあり、太白山脈の名山である五台山や、スキー場のある龍平スキーリゾートYongPyong Ski Resort、通称ドラゴンバレー)がある。自然が豊かで自然環境を楽しむ観光客が訪れるところである。 古代の朝鮮半島における三国時代において、この地は高句麗の領域であり「郁烏縣」と称された。その後、新羅による三国統一を経て新羅の領域になると「白烏縣」に改称され、高麗時代になって初めて今日にも繋がる「平昌」という地名になった。

2018年冬季オリンピック開催地に決定した[1]。尚、これ以前に2010年冬季オリンピックの開催地に立候補したが、IOC総会での決戦投票でカナダバンクーバーに3票差で、2014年冬季オリンピック開催地に再度立候補するも、ロシアソチに決選投票で4票差で、といずれも僅差で敗退していた。

地理[編集]

竜平スキーリゾート

江原道の南部に位置し、海抜1458mの発旺山の麓には竜平スキーリゾートがある。

太白山脈が走り、五台山発旺山、加里旺山などの山に囲まれている。平均標高が700mで「Happy 700」というキャンペーンを展開中である。

歴史[編集]

  • 1895年5月26日 - 二十三府制の下で、忠州府平昌郡となる。
  • 1896年8月4日 - 十三道制の下で、江原道平昌郡となる。平昌郡に以下の面が成立(5面)。
    • 郡内面・南面・北面・美灘面・東面
  • 1906年10月1日(7面)
  • 1914年3月1日 - 郡内面・南面・北面が合併し、平昌面が発足(5面)。
  • 1931年4月1日 - 旌善郡道岩面を編入(6面)。
  • 1934年7月1日 - 大和面の一部(芳林里・雲橋里・桂村里)が分立し、芳林面が発足(7面)。
  • 1935年12月25日 - 旌善郡旌善面の一部が珍富面に編入(7面)。
  • 1979年5月1日 - 平昌面が平昌邑に昇格(1邑6面)。
  • 1983年2月15日 - 珍富面・蓬坪面・大和面の各一部が合併し、龍坪面が発足(1邑7面)。
  • 2007年9月1日 - 道岩面が大関嶺面に改称(1邑7面)。

行政区域[編集]

平昌郡の下位行政区域[2]

  • 平昌邑 (평창읍
  • 美灘面 (미탄면
  • 芳林面 (방림면
  • 大和面 (대화면
  • 蓬坪面 (봉평면
  • 龍坪面 (용평면
  • 珍富面 (진부면
  • 道岩面 (도암면

観光[編集]

  • 龍平(ヨンピョン、ドラゴンバレー)スキーリゾート:ドラマ『冬のソナタ』のロケ地の一つとなった。ソウルから比較的近くにあるスキー場であるため、多くの観光客が訪れる。また各種の国際大会も開かれている。
  • 月精寺
  • 平昌自生植物園
  • 大関嶺羊牧場
  • 三養大関嶺牧場:標高850m - 1470mにある大規模な草原牧場
  • 金堂渓谷
  • 平昌フェニックスパーク:標高700mにあるスポーツ施設

気候[編集]

大関嶺地区は標高850m - 1470mに位置する高原地帯で、冬は非常に寒さが厳しいが夏は涼しい。韓国では鬱陵島を除けば、最も降雪量が多い地域で過去最深積雪として1989年2月26日に188.8cmを記録している。2000年代の平均積雪深は26.9cmとなっており、減少傾向にある。

  • 最高気温極値32.7℃(1973年8月12日)
  • 最低気温極値-28.9℃(1974年1月24日)
  • 過去最深積雪188.8cm(1989年2月26日)
大関嶺の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) −2.5
(27.5)
−0.9
(30.4)
4.0
(39.2)
12.4
(54.3)
17.5
(63.5)
20.5
(68.9)
22.9
(73.2)
22.9
(73.2)
18.7
(65.7)
14.0
(57.2)
6.7
(44.1)
0.4
(32.7)
11.4
(52.5)
日平均気温 °C (°F) −7.6
(18.3)
−5.9
(21.4)
−0.8
(30.6)
6.6
(43.9)
11.8
(53.2)
15.6
(60.1)
19.1
(66.4)
19.0
(66.2)
13.9
(57)
8.2
(46.8)
1.6
(34.9)
−4.5
(23.9)
6.4
(43.5)
平均最低気温 °C (°F) −12.5
(9.5)
−10.9
(12.4)
−5.5
(22.1)
0.8
(33.4)
5.9
(42.6)
10.9
(51.6)
15.8
(60.4)
15.8
(60.4)
9.5
(49.1)
2.8
(37)
−3.2
(26.2)
−9.4
(15.1)
1.7
(35.1)
降水量 mm (inch) 59.8
(2.354)
50.1
(1.972)
73.3
(2.886)
96.5
(3.799)
114.2
(4.496)
182.1
(7.169)
291.8
(11.488)
375.1
(14.768)
243.7
(9.594)
111.2
(4.378)
81.5
(3.209)
37.8
(1.488)
1,717.2
(67.606)
出典: 韓国気象庁

産業[編集]

自然環境を生かした観光産業の他、高原野菜、ソバ韓牛などの畜産が盛ん。 日本海でとれるスケソウダラを干した「ファンテ」も特産品の一つ。

交通[編集]

  • 嶺東高速道路(50号線) 
    • 綿温インターチェンジ - 長坪インターチェンジ - 平昌サービスエリア - 束沙インターチェンジ - 珍富インターチェンジ - 横渓インターチェンジ
  • 襄陽国際空港 まで車で約1時間
  • 高速バス
    • 東ソウル総合バスターミナルから横渓(フェンゲ)市外バスターミナルまで高速バスで所要時間約2時間半。約30分に1本運行している[1][2]
  • 鉄道
    • ソウル市内の清凉里(チョンニャンニ)駅からムグンファ号で原州駅まで(約1時間10分で)行き、原州駅から平昌までは市外バスまたはタクシー(約1時間20分)で移動する。[3]合計約3時間半以上かかるため高速バスの方が便利である。なお2018年の平昌オリンピックに合わせて2017年末の開業を目指し原州江陵線を建設中である。完成すると平昌郡内には平昌駅、珍富駅ができ韓国高速鉄道(KTX)でソウル市内から1時間程度で結ばれる予定である。[4]

関連項目[編集]

脚註[編集]

外部リンク[編集]