原子質量単位

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原子質量単位
記号 u
SI併用単位(SI単位で表される数値が実験的に得られるもの)
質量
定義 質量数12の炭素の同位体12Cの原子1個の質量の12分の1
SI 1.6605402(10)×10-27 kg
  

原子質量単位(げんししつりょうたんい、atomic mass unit、記号 : u)は原子質量を表す単位である。

原子質量単位は、質量数12の炭素の同位体12C原子1個の質量の12分の1と定義されている。

すなわち、

m12C)= 12.000 u

である。1 u のCODATA推奨値は

1 u = 1.6605402(10)×10-27 kg (CODATA1986)
1 u = 1.66053873(13)×10-27 kg (CODATA1998)
1 u = 1.66053886(29)×10-27 kg (CODATA2002)
1 u = 1.660538782 (83)×10-27 kg (CODATA2006)

である(括弧内は拡張不確かさ)。

国際単位系(SI)の単位ではないが、「国際単位系と併用され、これに属さない単位で、SI単位で表される数値が実験的に得られるもの」とし、原子核物理学の分野に限り使用して良いものとしている。SIの文書では「基底状態にあり、静止している、結合していない1つの核種12C原子の質量の1/12」と定められている。

原子質量単位で表した原子の質量の数字は、1モルの原子(アボガドロ定数個の原子)の質量をグラム単位で表わした数字と同じである。以前はamuと表記される場合もあったが、国際単位系では u と表記するように定められている。

[編集] 原子質量単位の統一

以前は、化学系では酸素の平均原子量を基準としたamu、物理系では16Oの原子量を基準としたダルトン(記号:Da)が使われていたが、1961年に統一された。 このとき、変動する可能性のある同位体比に影響されないよう特定の同位体12Cが基準に選ばれたが、酸素から炭素に変更されたのは、化学系で広く使用されていたamuに最も近く、従来の数値を変更する必要がなかったためである。 生化学など一部の分野では今でもダルトンが使われることがある。