八経ヶ岳

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八経ヶ岳
標高 1,915 m
所在地 日本の旗 日本
奈良県吉野郡天川村上北山村
位置 北緯34度10分25秒 東経135度54分27秒 / 北緯34.17361度 東経135.90750度 / 34.17361; 135.90750座標: 北緯34度10分25秒 東経135度54分27秒 / 北緯34.17361度 東経135.90750度 / 34.17361; 135.90750
山系 紀伊山地
八経ヶ岳の位置(日本内)
八経ヶ岳
八経ヶ岳の位置
プロジェクト 山
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八経ヶ岳(はっきょうがたけ)は紀伊山地の一角として奈良県吉野郡天川村上北山村の境に位置するである。標高1,915 mで、奈良県および近畿地方の最高峰である。八剣山(はちけんざん)とも呼ばれるほか、役行者法華経八巻を埋納したと伝わることから仏経ヶ岳(ぶっきょうがたけ)とも呼ばれる[1]

概要[編集]

八経ヶ岳と周辺の山容

八経ヶ岳は大峰山脈の主峰であり、北方の弥山(みせん、標高1,895 m)や南方の明星ヶ岳(みょうじょうがたけ、標高1,894 m)といった複数の峰が近接している。山上ヶ岳から連なる山脈全体を指して大峰山と呼ぶ場合もあり、深田久弥随筆日本百名山』にも八経ヶ岳山頂が大峰山の最高峰として記述されている。

八経ヶ岳には下記の原始林が国の天然記念物に指定され、ユネスコ世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道』(2004年〈平成16年〉7月登録)に登録されている[2]

登山道[編集]

  • 大峯奥駈道
  • 天川川合道
  • 坪ノ内道
  • 行者還トンネル西口からの道(最短ルート 公共交通機関はない)
  • 弥山川(険路)

周辺[編集]

関連画像[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 平凡社[2001: 886]
  2. ^ 世界遺産登録推進三県協議会、2005、『世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道』、世界遺産登録推進三県協議会(和歌山県・奈良県・三重県)、pp.39,75
  3. ^ 仏経嶽原始林”. 国指定文化財等データベース. 文化庁. 2010年1月22日閲覧。
  4. ^ オオヤマレンゲ自生地”. 国指定文化財等データベース. 文化庁. 2010年1月22日閲覧。

参考文献[編集]

  • 平凡社(編)、1981、『奈良県の地名』、平凡社〈日本歴史地名大系30〉

関連項目[編集]