リシテア (衛星)
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リシテア Lysithea | |
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仮符号・別名 | Jupiter X, J 10 Demeter |
分類 | 不規則衛星 |
軌道の種類 | ヒマリア群 |
発見 | |
発見日 | 1938年7月6日[1] |
発見者 | S. B. ニコルソン |
軌道要素と性質 | |
平均公転半径 | 11,720,000 km[2] |
近木点距離 (q) | 10,334,100 km |
遠木点距離 (Q) | 12,972,300 km |
離心率 (e) | 0.11[2] |
公転周期 (P) | 259.20 日 (0.69 年)[2] |
軌道傾斜角 (i) | 28.30° (黄道面) 25.77° (木星の赤道面)[2] |
木星の衛星 | |
物理的性質 | |
直径 | 36 km[3] |
表面積 | ~4,100 km2 |
質量 | 7.77 ×1016 kg |
木星との相対質量 | 4.092 ×10−11 |
平均密度 | 2.6 g/cm3 (仮定値)[3] |
表面重力 | 0.0013 m/s2 (0.001 G) |
脱出速度 | ~0.022 km/s |
アルベド(反射能) | 0.04 (仮定値)[3] |
表面温度 | ~124 K |
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リシテア[4][5] (Jupiter X Lysithea) は、木星の第10衛星。木星の不規則衛星に分類される。また、ヒマリア群という衛星の集団に属している。
1938年7月6日にセス・バーンズ・ニコルソンが、ウィルソン山天文台で発見した[1]。その後7月30日の観測でも確認され、この時にはカルメも発見されている。リシテアの発見はカルメの発見と合わせて報告された[1]。
名前はギリシア神話のオーケアノスの娘で、ゼウスの愛人の1人であるニュンペー(ニンフ)のリュシテアー (Λυσιθέα) から取られている。発見以降長い間に渡って命名されておらず、正式に命名されたのは1975年で、それ以前はJupiter Xとして知られていた[6]。1955年にブライアン・マースデンが提案したデメテールという名前が使われることもあったが[7][8]、これは最終的には採用されなかった。この他にも、複数の名称案が提案されていた[8]。
出典
[編集]- ^ a b c Nicholson, S. B. (1938-10). “Two New Satellites of Jupiter”. Publications of the Astronomical Society of the Pacific 50: 292–293. Bibcode: 1938PASP...50..292N. doi:10.1086/124963 .
- ^ a b c d Jacobson, R.A. (2000). “The orbits of outer Jovian satellites”. Astronomical Journal 120 (5): 2679–2686. Bibcode: 2000AJ....120.2679J. doi:10.1086/316817 .
- ^ a b c “Planetary Satellite Physical Parameters”. ジェット推進研究所 (Solar System Dynamics). 2008年12月12日閲覧。
- ^ “太陽系内の衛星表”. 国立科学博物館. 2019年3月8日閲覧。
- ^ 『オックスフォード天文学辞典』(初版第1刷)朝倉書店、427頁。ISBN 4-254-15017-2。
- ^ Marsden, Brian G. (1975年10月7日). “Satellites of Jupiter”. 国際天文学連合. 2018年11月13日閲覧。
- ^ Marsden, Brian (1955). “Satellite Nomenclature”. Journal of the British Astronomical Association 65: 308–310.
- ^ a b Owen, Tobias (1976-09). “Jovian Satellite Nomenclature”. Icarus 29 (1): 159–163. Bibcode: 1976Icar...29..159O. doi:10.1016/0019-1035(76)90113-5.