パシファエ (衛星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
パシファエ
Pasiphaë
Pasiphaé.jpg
仮符号・別名 Jupiter VIII, J 8
1908 CJ
Poseidon
分類 不規則衛星
軌道の種類 パシファエ群
発見
発見日 1908年1月27日
発見者 P. J. メロッテ
軌道要素と性質
平均公転半径 24,094,770 km km
近木点距離 (q) 16,980,250 km
遠木点距離 (Q) 31,209,300 km
離心率 (e) 0.2953
公転周期 (P) 764.08 日
(2.092 年)
平均軌道速度 2.242 km/s
軌道傾斜角 (i) 145.24°
黄道面に対して)
143.04°
(木星の赤道面に対して)
木星の衛星
物理的性質
直径 60 km
表面積 ~11,300 km2
体積 ~113,000 km3
質量 1.91 ×1017 kg
木星との相対質量 1.006 ×10−10
平均密度 2.6 g/cm3
表面重力 ~0.022 m/s2
(0.002 G)
脱出速度 ~0.036 km/s
アルベド(反射能) 0.04
表面温度 ~124 K
■Project ■Template

パシファエ(Jupiter VIII Pasiphaë)は、木星の第8衛星パシファエ群という、逆行する小衛星の集団の中で最大のものであり、また最初に発見された木星の逆行衛星である。

1908年2月28日の夜に、フィリベール・ジャック・メロッテによってグリニッジ天文台で初めて感光板に撮影された。入念に以前の感光板を遡って点検すると、1月27日の画像までに映っているのが見つかった。この時は小惑星か木星の衛星かはっきりしなかったため、1908 CJという小惑星としての仮符号が与えられた。その後4月10日にも確認された。

ギリシア神話ミノスの妻でありミノタウロスの母であるパーシパエーから名付けられている。正式に命名されたのは1975年で、それ以前はJupiter VIIIとして知られていた。ポセイドンという仮称も使われていたが、海王星すなわちネプチューンと被るためか正式名称にはならなかった。

赤外線の分光測定により、パシファエは電磁スペクトル的には平凡な天体で、小惑星起源の天体だと推測できることが分かった。パシファエはパシファエ群の他の衛星と同様に、木星に捕獲された小惑星の破片だと考えられている[1]

脚注[編集]

  1. ^ Brown, Michael (2000年2月). “Near-Infrared Spectroscopy of Centaurs and Irregular Satellites”. The Astronomical Journal (The American Astronomical Society) 119: 977?983. http://www.journals.uchicago.edu/AJ/journal/issues/v119n2/990301/990301.text.html 2006年8月5日閲覧。. 

関連事項[編集]

外部リンク[編集]