ヤエヤマアオキ
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果実と花
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Morinda citrifolia L. | ||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ヤエヤマアオキ(八重山青木) | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Indian Mulberry |
ヤエヤマアオキ(八重山青木、学名:Morinda citrifolia)は、アカネ科ヤエヤマアオキ属の常緑高木。ハワイの現地語であるノニ(noni)が近年の健康ブームもあり、良く知られる名称の1つになっている。和名に「アオキ」とあるがアオキはミズキ目ミズキ科で遠縁である。
目次 |
[編集] 概要
日本では東京都の小笠原諸島と沖縄県の沖縄諸島、大東諸島、宮古諸島及び八重山諸島に、日本国外では台湾、中国~インド、マレーシア、ハワイ諸島等ポリネシア、オーストラリア、カリブ海沿岸地域に分布する。沖縄諸島が分布の北限にあたる。主に海岸林に生育する。
高さ3~10mに達する常緑亜高木。小枝に4つの稜を持つ。葉は対生、楕円形~長楕円形で、長さ12~25cm、革質で厚い。大きな托葉を持つ。花は頭状花序で、複数の花が根元がくっついた白い1cmくらいの花を密につける。花の先(萼筒)は先で5個に裂ける。1年で4回開花する。果実は液質で、一塊りの集合果となって熟すると白い半液状になり、異臭(カプロン酸などによる)を放つ。果実は中空で海水に浮かぶため、海を渡って広い範囲に散布される(海流散布)。
[編集] 利用
[編集] 薬用
ビタミン群・ミネラル等、数多くの栄養成分が豊富に含まれているが、有効性を立証するデータは不足している。タヒチ、クック諸島、フィジー、キリバス、マーシャル諸島、ニウエ、パラオ、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、中南米諸国などでノニジュースを輸出する企業が設立され、現在では太平洋諸国にとって重要な輸出農産物として位置づけられ、貴重な外貨獲得資源となっている。インドネシアにおいてもパチェ (Pace) と呼ばれ、伝統的な薬の材料に用いられている[1]。
[編集] 食用
美味ではないが、しばしば食用にされる[2]。また、独特の強烈な臭いと苦味、酸味、渋味があるため、テレビのバラエティ番組などで青汁、センブリ茶と並んで罰ゲームとして使用されることが多い。
[編集] 健康食品として
ノニ利用食品は、オーガニック果実100%の発酵飲料や、100%ストレート搾汁を初め、錠剤、顆粒、濃縮液、粉末など多くの商品が出回っている。健康食品として販売されているノニジュースの中には、少量のグレープジュースやブルーベリージュース、または天然香料を添加して、飲みやすく加工した製品もある。糖尿病、高血圧、免疫力の強化、心臓病、ガンの予防、美容や健康に効果があると言われているが、ヒトでの確実な科学的根拠は、現時点では見当たらない。果実発酵後は独特の臭みを放ち、その風味の強烈さから、TV番組等で罰ゲームとして利用され、健康食品的といった印象よりも「臭いジュース」とした話題が先行している。
[編集] 安全性
伝統的に世界各地で月経促進効果を期待して、用いられている。妊娠中の経口摂取は避けたほうがよい[3]。ノニ果汁はカリウムを豊富に含むため、高カリウム血症の場合は避けるべきである。 2002年12月欧州委員会(Scientific Committee on Food)の報告書によれば果実ジュース以上の健康効果は期待できないとされている。[3] しかし、その一方でダイエットや各種疾患について有効性を示す書籍や医療従事者によるレポートも数多く存在し、効果効能については現在未解明である。またノニは農産物であり、常に同じ成分組成のジュースは作成できない。従って、欧州委員会の報告書指摘の内容が全てのノニジュース商品に当てはまるとは言えない。オーストリアやEU諸国でジュースの大量摂取による肝機能障害の報告があり、その関連性が疑われる。[4][3]
[編集] 染料
沖縄県では本種を染料として用い、樹皮からは赤色の染料が、根から黄色の染料が取れる[2]。
[編集] 保護上の位置づけ
現在、沖縄県などでは健康ブームにより、乱伐が問題となっている。
[編集] 脚注
- ^ 田中洋平・神谷浩平・佐武紀子 (2003-02-25). “インドネシア産薬用植物 (Morinda citrifolia) に含有する脂質過酸化抑制物質に関する成分研究”. 神戸学院大学ハイテクリサーチセンター. 2008-01-17 閲覧。
- ^ a b 多和田真淳監修・池原直樹著 『沖縄植物野外活用図鑑 第4巻 海辺の植物とシダ植物』 新星図書出版、1979年、121頁。
- ^ a b c 「健康食品」の安全性・有効性情報(ノニ)2007/02/15 独立行政法人 国立健康・栄養研究所
- ^ Morinda citrifolia (Noni): a literature review and recent advances in Noni research. A service of the U.S. National Library of Medicine and the National Institutes of Health
[編集] 参考文献
- 新里孝和 「ヤエヤマアオキ」 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、沖縄県文化環境部自然保護課編 、2006年、146頁。
- 多和田真淳監修・池原直樹著 『沖縄植物野外活用図鑑 第4巻 海辺の植物とシダ植物』 新星図書出版、1979年、121頁。
[編集] 外部リンク
- ノニ(ヤエヤマアオキ) - 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
- ノニ(Noni)について (国立健康・栄養研究所)
- 東京ノニ研究所
- タヒチンノニジュースによる肝臓毒性(症例報告/続報)東京ノニ研究所