メルセデス・ベンツ Eクラス

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Eクラス(W212、E350)
Eクラス(A207、E250 CGI BlueEFFICIENCY)

メルセデス・ベンツ Eクラスは、ドイツの自動車メーカーダイムラーメルセデス・ベンツブランドで展開しているセダン及びステーションワゴン型の大型乗用車である。

目次

[編集] 概要

Eクラスは、その起源に1946年のW136型にまで辿ることができる。ミディアムクラスのモデル名には排気量を表す数字の後に「E」が付けられ、その「E」は、Einspritzung(ドイツ語で燃料噴射の意)に由来する。これは、1950年代に最初に現れた燃料噴射技術が、新しい時代の象徴だったことを示している。1993年、ミディアムクラスからEクラスへと名称変更されたが、コンセプトや位置づけは不変であった。

サイズは、CクラスSクラスの間に位置し、派生車種としてCLSクラスが存在する。なお、Eクラスと同じプラットフォームを利用したオープンタイプの車種は現在は発売されていない。

コンポーネントとしてはまったく異なるが、車格、積載性能(人を乗せるか荷物を載せるかの違いはある)は、SUVであるMクラスや低重心ミニバンであるRクラスとほぼ同じであり、日本国内における価格はEクラスが100万円程度高い。

2006年には、日本におけるメルセデス・ベンツの最量販車種となり、9,639台が販売され、以下、Sクラス8,078台、Cクラス8,042台、Bクラス7,189台という販売状況であったが、2007年以降はCクラスに最量販車種の座を明け渡しており、2009年における販売台数は7,428台、Cクラス9,384台となっている(統計情報、日本自動車輸入組合)。また、本国ドイツではタクシーの主力車種でもある。

[編集] 衝突安全性能

アメリカ自動車保険業界の非営利団体である米国道路安全保険協会 (IIHS) が、2000年から2003年に起きた事故を調査した結果ではもっとも死亡率が低い車種であることが発表された[1]

一方で、同団体が行った最新の衝突安全性調査(2003年 - 2005年モデルが対象)では、大型乗用車のカテゴリーで、「怪我」については「平均に優る (better than average)」ものの、「衝突」については「平均より大きく劣る (substantially worse than average)」という評価であった[2]

[編集] リコール問題

「先進的な技術」として3代目となるW211に導入されたSBC(電子制御ブレーキシステム・ボッシュ製)であるが、その後の度重なる不具合発生およびリコールにより、2006年度のマイナーチェンジにおいて廃止された。

このため、3代目W211は前期と後期でそれぞれブレーキ構造が異なる。また、前期の前半と後半ではエンジン(排気量、SOHC→DOHCなど)とトランスミッション(5速AT→7速AT)が異なるなど、車としての基本要素が頻繁に変更された。

[編集] ディーゼル車の復活

2006年8月 - 2008年1月まで、日本で販売されている乗用車として、唯一ディーゼルエンジンを搭載した車種を用意している。この車種では、ガソリン車と比べ、概ね70から80%程度の燃費向上が行われており、プレミアムガソリンと軽油の燃料費の違いもあって、走行コストとしては半分程度となる。

日本では、ディーゼルエンジン搭載モデルの販売が途絶えていたが、2006年8月、3LのV型6気筒ディーゼル・ターボエンジンを積む「E320 CDI アバンギャルド」の発売により復活した。

従来のディーゼルエンジンのイメージからは大きく環境負荷が低下しているものの、当初販売されていた「E320 CDI」は日本で2009年から施行が行なわれるポスト排ガス規制に適合しておらず規制開始までの暫定販売とされたが、2008年モデルから排気系の改善が行なわれ、この新排ガス規制に準拠した。一方、世界でもっとも厳しいといわれる米国カリフォルニア州をはじめ、全米50州のうち、メイン州マサチューセッツ州ニューヨーク州バーモント州など、5つの州の排ガス規制を満たしていなかったため、これらの地域では販売不能の状態となっている。2009年度からのモデルとして、BlueTec Dieselという名の補充式の尿素タンクを装備する尿素SCR還元システムを併用することにより、有害な窒素酸化物 (NOx) の排出量が改善できるとされている。日本でも、2010年2月24日にセダンとフルモデルチェンジしたステーションワゴンに「E350 ブルーテック アバンギャルド/E350 ブルーテック ステーションワゴン アバンギャルド」として発売された。また、日本における輸入AT車初のクリーンディーゼルエコカー免税車(自動車重量税自動車取得税が100%免税)となった。

[編集] 四輪駆動

「4MATIC」と呼ばれる四輪駆動モデルが設定され、アメリカ北東部など降雪地域での需要に対応している。右ハンドル車には対応できない構造のため、イギリスなど左側通行の諸国(日本は除く)ではほとんど販売されていない。

[編集] ステーションワゴン

Eクラスワゴン(S212)

メルセデス・ベンツを始め、BMWアウディといったドイツのブランドでは、主力のEセグメントにいずれもステーションワゴン(それぞれ呼び名は異なる)が用意されている。エンジンや装備はなどほぼセダンと共通であるが、荷物積載時の姿勢変化を抑えるため、セダンにはないエアサスペンションによるセルフレベリング機構を後輪に採用している。また、カーゴルームの蓋となるトノカバーは、ハッチバックの開閉とともに連動して開口部が開くようになっている。日本国内では現在5人乗りのみ発売されているが、ドイツ本国や欧米ではカーゴルームに2人用座席を格納・設置した7人乗車のものも存在する。日本国内の販売車種では、サンルーフが全車種標準装備となっている。

[編集] クーペとカブリオレ

メルセデス・ベンツはEセグメントにおいて、Eクラスの前身となるミディアム・クラスの時代から2ドアクーペカブリオレをラインアップしていた。価格は、同排気量のEクラスセダンよりも数百万円高く設定され、販売時期によっては上級モデルとなるSLクラスの同排気量仕様を上回ることもあった。これらの2ドアモデルは、スポーツ性よりもラグジュアリー性を重視しており、十分なスペースのリアシートとラゲッジルームを備え、大人4人乗車が可能な点を特徴としていた。BMW・6シリーズやキャデラック・エルドラドなどと競合していたが、Eクラスでは一度CLKクラスにバトンタッチされる形で2ドアクーペは廃止となり、2009年に復活したものの、その基本設計はCLK同様Cクラスベースとなっている。一方で4ドアクーペとして、CLSクラスが販売されており、かつてのEクラスクーペに相当する価格帯で展開されている。

[編集] 初代 W124/S124/C124/A124(1985年-1995年、1985-1993年は「ミディアムクラス」として販売)

メルセデス・ベンツ Eクラス
W124/S124/C124/A124型
Mercedes W124 front 20080115.jpg
Mercedes W124 rear 20080315.jpg
販売期間 1985年-1995年
ボディタイプ 4ドアセダン
2ドアクーペ
5ドアステーションワゴン
2ドアカブリオレ
6ドアリムジン
変速機 5速MT/4速MT
5速AT/4速AT
駆動方式 FR
4WD
-自動車のスペック表-

W123型の後継車にあたる。ボディータイプは、4ドアセダン、5ドアステーションワゴン、2ドアクーペ、2ドアカブリオレ、6ドアリムジンが存在した。W201型 (190E) をそのまま大型化したようなデザインで、リアは小ぶりな台形のテールレンズが特徴だった。機構面でも、リアサスペンションが長らく続いたセミトレーリングアーム式から190E譲りのマルチリンク式に変更されている。また、フラッシュサーフェースが推し進められた結果、Cd値は0.29とメルセデス市販車史上初の0.3を切った。

当時、日本ではバブル景気だったこともあって大量に輸入され、正規輸入車/並行輸入車ともにバラエティに富んでいる。一例を挙げるとヤナセより1989年、1991年に発売された260Eのロングホイールベース車がある。これは定員8名の6ドアのリムジンであり、「リムジン」というと単なるストレッチ版と思いがちであるが、この車両はメルセデス・ベンツ本社がホワイトボディより製作した車両で、ストレッチリムジンの宿命である剛性低下を抑えていた。

1991年に発表された500Eは、標準車のボディにエンジンベイ及びフロアトンネル拡大などの補強を行い、500SL(R129系)に搭載されていたV8エンジン及び足回りを移植したモデルで、標準車に比べフロントフェンダーが大きく張り出している。開発は、ポルシェのバイザッハ研究所が担当した。500Eに限っては、生産工程の一部も1992年までポルシェの工場で行われていた。現在でも、コレクターズアイテムとして高値で取引されている。1994年にラインオフとなるが、最終限定車としてE500リミテッドが500台限定で発売された。これは、正式には日本未導入ながら多数が並行輸入された。

500Eと同じく1991年より導入された400Eは、当初北米/日本向けに用意されたグレードで、開発のきっかけとなったのは1989年発売のレクサスLS400(日本名トヨタ・セルシオ)であった。W124はサイズ上ではレクサスLSよりも1クラス下のセグメントに属するが、北米での価格・車格はほぼ同等となり、実質的なライバルとされていた。400SEと同じエンジンを積んでいるが、パワーダウンしている。これは、排気系のスペースの問題からであったが、後に圧縮比の見直しでパワーは改善された。

W124は登場開始から20年以上、生産終了からも10年以上が経過しているが、「最善か無か」の時代に作られた最後のミディアム・クラスとして現在でも人気が高く、W124を中心に扱う中古車販売店も少なからず存在し、状態の良い個体は比較的高値がついている。

  • 1985年 本国で発売開始。
  • 1986年 日本導入。まずはセダンの230E、300E、300Dターボの3グレードが輸入される。
  • 1987年 260Eとクーペ版の300CEが輸入開始となり、230Eに右ハンドル車が追加される。
  • 1988年 ワゴンの230TEを追加。
  • 1989年 300TE、260E右ハンドル追加。また、260Eロングホイールベース(6ドアリムジン)を限定販売。
  • 1990年 外装を中心にマイナーチェンジ。クーペに装備されていたサイドプロテクトパネル(サッコプレート)を全車に標準装備とした。ガソリン車の燃費計は廃止。クーペは300CE-24に切り替わり、四輪駆動の4MATICを300Eに設定。
  • 1991年 500Eおよび400Eを追加。260Eリムジン限定販売。
  • 1992年 エンジンを中心としたマイナーチェンジ。直4、直6ガソリンエンジンを刷新し、4バルブDOHC化する。急加速などを除き原則2速発進であったトランスミッションも変更となり、280E以下のグレードは1速発進するものに変更されている。外装ではアルミホイールが400Eと同じ8穴デザインのものが全車に装備される。また、運転席エアバッグを全車標準装備とした。
  • 1993年 外装を中心としたマイナーチェンジでEクラスへ。ボンネット、トランクリッドのデザイン変更、ウィンカーライトの色が変わり、バンパーモールがカラーキー化された。内装では助手席エアバッグとマイクロフィルター付エアコンを標準装備とした。
日本でのグレード
グレード 排気量 エンジン 最高出力・最大トルク 変速機 駆動方式
220E
220TE
E220
2198cc 直列4気筒DOHC 150ps/21.4kg・m 4速AT FR
230E
230TE
2297cc 直列4気筒OHC 135ps/20.6kg・m
260E
260Eロングホイールベース
2597cc 直列6気筒OHC 165ps/23.0kg・m
280E
E280
2799cc 直列6気筒DOHC 200ps/28.2kg・m
300E
300CE
300TE
300E 4MATIC
300TE 4MATIC
E300 4MATIC
2960cc 直列6気筒OHC 185ps/26.5kg・m FR
4MATICは4WD
300Dターボ
E300ターボディーゼル
2996cc 直列6気筒OHC
ディーゼルターボ
150ps/27.8kg・m FR
300CE-24
300E-24
2960cc 直列6気筒DOHC 225ps/27.6kg・m 4速AT
(クーペのみ5速AT)
320E
320CE
320TE
320CEカブリオ
E320
3199cc 直列6気筒DOHC 225ps/32.3kg・m 4速AT
(クーペ/カブリオレのみ5速AT)
400E
E400
4195cc V型8気筒DOHC 275ps/42.0kg・m
1993年9月より285ps/42.0kg・m
4速AT
500E
E500
4973cc V型8気筒DOHC 330ps/50.0kg・m
1992年12月より325ps/49.0kg・m
4速AT

[編集] 2代目 W210/S210(1995年-2002年)

メルセデス・ベンツ Eクラス
W210型
フロント
Mercedes-Benz E230 W210.jpg
リア
Mercedes-Benz E230 W210 rear.jpg
販売期間 1995年-2002年
ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアステーションワゴン
駆動方式 FR
4WD
-自動車のスペック表-

W210は10年に渡り販売されたW124の後継モデルとして1995年に発売される。大胆な楕円形の4灯式ヘッドライトを始めとする斬新なデザインは、発売当時大きな議論を呼んだ。

機構面では、フロントのサスペンションがW124のストラットからダブルウィッシュボーンに変更されたほか、ステアリングが伝統のボール&ナット式から一般的なラック&ピニオン式となった。装備面ではサイド・エアバッグをドア内蔵方式としては世界で初めて採用、またASRESPも設定されるなど、安全性の更なる向上が図られている。室内も拡大され、特にW124で不評だった後席の居住性が大幅に改善された。クーラーボックス機能付きコンソールボックス、フルオートエアコン(後席エアコン吹出口付き)、さらにモデルライフの途中からはCD-ROMナビゲーションシステムや自動防眩ミラーの標準装備化など、快適装備も充実された。

W210の新車価格は発売開始当初、E320で680万円と、先代よりも30万円程度安くなったが、一方で1990年代中盤に発表されたメルセデス・ベンツの他の車種同様にコスト削減に伴う品質低下を指摘する声も多く、現在の中古市場の価格はW124と逆転しているケースも見られる。なお、W210以降のEクラスにはクーペが設定されず、W114から続くコンパクト・メルセデスのクーペとカブリオレは終焉を迎え、代わりにW202をベースとしたCLK (C208/A208)がデビューしている。E400ではドイツ本国ではE420と呼ばれているが、日本では420という数字が「死に」を連想させるためにE400とモデル名が変更された。

なお、クライスラー・300Cなどに採用されているクライスラー・LXプラットフォームは、W210のプラットフォームをベースに燃料タンク位置の変更など大幅なアレンジを加えたものである。


  • 1995年
    • 8月 直列4気筒エンジン搭載のE230と直列6気筒エンジン搭載のE320が日本市場に導入開始。
    • 11月 革張りシートやサンルーフなど、標準装備が充実したE320アバンギャルドが追加される。
  • 1996年
    • 10月 フラッグシップモデルのV型8気筒エンジン搭載のE400アバンギャルドが販売開始。電子制御5ATが全車標準に。
    • 11月 セダンより約1年遅れでステーションワゴンがフルモデルチェンジ。「E230ステーションワゴン」を販売開始。
  • 1997年
    • 8月 メルセデス・ベンツが、従来の直列6気筒エンジンに代わりV型6気筒エンジンを採用したことにより、ラインアップが変動。直列4気筒エンジンだったE230は、セダン/ステーションワゴン共にV型6気筒エンジン搭載のE240に変更。E320はV型エンジンへ変更されたほか、ステーションワゴンとフルタイム4WDの4マチックが設定。E320のステーションワゴンは全てアバンギャルド仕様である。また、V型8気筒エンジンのE400も、新開発の3バルブSOHCエンジンを搭載したE430となった。ESPが4マチックとE430に限り設定された。
  • 1998年
    • 8月 ウィンドウエアバッグとリヤサイドエアバッグが装備される。E430ステーションワゴン追加。
  • 1999年
    • 10月 マイナーチェンジが行われ、エクステリアデザインを中心に変更が行われる。内部の改良は約1,800箇所にも及ぶ。フロントマスク、テールランプが変更され、ウィンカー内蔵ドアミラーも採用された。インテリアではナビゲーションシステムが新型に変更。ESPが全車標準装備となった。
  • 2000年
    • 6月 E240の排気量が従来の2.4Lから2.6Lに拡大される。車名の変更はない。全車排ガス浄化装置の変更、リモコンキー小型化。
  • 2001年
    • 4月 AMG製パーツを標準装備したスポーツライン仕様がE320E430のセダンモデルに追加。
    • 6月 E240にアバンギャルドに準じた限定車E240アバンギャルドリミテッドが発売。

[編集] 3代目 W211/S211(2002年-2009年)

メルセデス・ベンツ Eクラス
W211型
E320 CDI アバンギャルド
Mercedes-Benz -W211- E320 ja-1.jpg
E63 AMG ステーションワゴン
Mercedes-Benz E63 AMG stationwagon front Tx-re.jpg
Mercedes-Benz E63 AMG stationwagon rear Tx-re.jpg
販売期間 2002年-2009年
ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアステーションワゴン
変速機 6速MT
7速AT/5速AT
駆動方式 FR
4WD
-自動車のスペック表-

W211は、7年に渡り販売されたW210の後継モデルとして、2002年に発売される。W210のデザインを踏襲しつつも、より大胆に傾斜した楕円形の4灯式ヘッドライトなどが特徴となった。なお、フロントからの構図では、新旧の違いがわかりにくくなっている。全長も従来と同じで外観はキープコンセプトだが、プラットフォームは新しくなり、車幅は広くなっている。

機構面では、W210で取り入れられたすべての機能のほか、プリクラッシュセーフなどの安全面を筆頭に、雨天時にはディスクとブレーキバッドを僅かに接触させて水分の除去を行いながらの走行や、アクセルペダルから足を離したと同時にディスクとブレーキバッドを近づけるなどの機能を備えたSBC (Sensotronic Brake Control) の装備、DVDナビゲーションシステムなどが装備された。

しかし、SBCは接触不良やノイズなどの軽微な障害で、警告と共にパワーアシストが切れしかも前輪2輪にしか効かないバックアップモードになり、最大減速加速度0.3Gと弱い減速力しかなかった。また、バックアックモードでもゴム球からなる人工反力装置が切り離されないため、婦人の力では十分な減速が不可能であった。このため、日本でも2度のリコールが行われると共に、マイナーチェンジでSBCは廃止された。

また、多くの電気機器の駆動に通信システムCANが採用されたため、SAMと呼ばれるシステムなどの障害が多発した。このため、総計130万台の個別調査を元に詳細に解析された米国コンスーマーレポーツ年鑑 自動車信頼性調査2006年版”で劣悪と判断されたため、米国での販売は激減した。

こうしたトラブルに加えモデル中期では、同クラスの日本車がHDDナビゲーションシステムやiPodなどの外部入力への対応を行っていたが、W211がこれらを装備するのは最終モデルでの更新の時であったため、電装系機能の面で不満を訴えるユーザーも多かった。

W211の新車価格は発売開始当初、E320で680万円と、先代とほぼ同様であったが、後に、E250などの安価なモデルも発売された。W210で指摘されたコスト削減に伴う品質低下から元来の「最善か無か」に回帰を試みたが、SBCのトラブルもありマイナーチェンジされるまで信頼性は十分ではなかった。W211でもEクラスにはクーペが設定されず、Eクラスから派生する形で、メルセデス・ベンツとしての新たなカテゴリーである、4ドアクーペとしてCLSクラスが2005年にデビューしている。

Cd値は0.26. 全幅と全高を20 mmずつ拡大してそれぞれ1,820 mm, 1,450 mmとなり、普通車サイズの機械式立体駐車場ではぎりぎりのサイズとなり、入庫できない駐車場がある。

他のほとんどの欧州車と同様に、毎年夏から秋にかけて、装備の充実化やエンジンの変更などに日本車には少ない、大幅な変更が繰り返された。

2008年12月に、米国道路安全保険協会から発表された「盗難率の低い車リスト」では、2007年に米国で最も盗難被害に遭う確率が低かった車としてランキングされており、その盗難率は1万台あたり6台であった。

  • 2002年
    • 6月 セダンがフルモデルチェンジ。「E240」、「E320 アバンギャルド」、「E500 アバンギャルド」を販売開始。
    • 12月 セダンにAMGモデル「E55 AMG」を追加。
  • 2003年(2004年モデル)
    • 8月 セダンより約1年遅れでステーションワゴンがフルモデルチェンジ。「E240ステーションワゴン」、「E320ステーションワゴン アバンギャルド」を販売開始。
    • 11月 セダンに「E320 4マチック アバンギャルド」を追加。また、「E500 アバンギャルド」が7速化。ステーションワゴンに「E320 4マチック ステーションワゴン アバンギャルド」、「E500 ステーションワゴン アバンギャルド」、「E55 AMG ステーションワゴン」を追加。
  • 2005年
    • 2月 E320 アバンギャルド/E320ステーションワゴン アバンギャルド、E320 4マチック アバンギャルド/E320 4マチック ステーションワゴン アバンギャルドが廃止され、「E350 アバンギャルド/E350ステーションワゴン アバンギャルド」、「E350 4マチック アバンギャルド/E350 4マチック ステーションワゴン アバンギャルド」を新設定。
    • 8月 E240/E240 ステーションワゴンが廃止され、「E280/E280 ステーションワゴン」を新設定。主な変更として、他のEクラスモデルも含め、従来のSBCリコール対応・安定化プリクラッシュセーフティーの強化、パッシブセンサーなど各種オプション装備の追加が行われた。このため、一例として2005年に発売されたE350は、2月(2005年モデル)と8月(2006年モデル)で装備に違いがある。
  • 2006年(2007年モデル)
    • 8月28日 マイナーチェンジ。主な変更として、従来のSBCを廃止し通常のブレーキへの変更、プリクラッシュセーフティーの強化、各種オプション装備の標準化が行われた。また、ラインナップが大幅に変更される。
      • E280/E280ステーションワゴン→E300/E300 ステーションワゴン(呼称変更)
      • E300 アバンギャルドS/E300 ステーションワゴン アバンギャルドS
      • E320 CDI アバンギャルド/E320 CDI ステーションワゴン アバンギャルド
      • E350 4MATIC アバンギャルド/E350 4MATIC ステーションワゴン アバンギャルド
      • E350 アバンギャルドS/E350 ステーションワゴン アバンギャルドS
      • E550 アバンギャルドS/E550 ステーションワゴン アバンギャルドS
      • E63 AMG/E63 AMG ステーションワゴン
      E500 アバンギャルド/E500 ステーションワゴン アバンギャルド、E55 AMG/E55 AMG ステーションワゴンは廃止された。
  • 2007年
    • 1月 ユーロに対する円安傾向から、E300を除くEクラスのすべてのグレード(セダン/ステーションワゴン)で価格が改定され、平均0.9%引き上げられる。
    • 2月 「E350 アバンギャルド/E350 ステーションワゴン アバンギャルド」が6か月間の販売休止を経て復活。エンジンやシャーシなどは2006年モデルと同じであるが、2007年モデルのE350では、マイナーバージョン後のエクステリア、インテリア、機能・装備、ブレーキシステム(SBCの廃止対応)となっている。また、期間限定モデル「E300 アバンギャルド リミテッド/E300 ステーションワゴン アバンギャルド リミテッド」を発売。
    • 5月 期間限定モデル「E320 CDI リミテッド/E320 CDI ステーションワゴン リミテッド」を発売。
    • 8月 「E250/E250 ステーションワゴン」及び期間限定モデル「E250デビューパッケージ」(セダンのみ) を発売(E250/E250 ステーションワゴンの供給開始は11月以降予定)。
      E300 ステーションワゴン アバンギャルドSは廃止された。
  • 2008年
    • 8月 「E250 アバンギャルド/E250 ステーションワゴン アバンギャルド」を発売。同時にE250及びE250 ステーションワゴンは廃止された。

[編集] 特徴・機構

  • コンセプト - 先代 (W210) のキープコンセプトであるが、よりエレガントな様相を持っている。また、2006年秋のマイナーチェンジ後は、フロントグリルを中心によりスポーティーな印象を強めている。
  • 価格帯 - 約700万円から1,400万円の価格帯で日本で発売されているが、北米では51,000ドルから86,000ドルとやや大衆にも向けた価格設定である。ドイツ本国をはじめとするヨーロッパ市場やアジアアフリカ諸国などでは、労働者階級層や、発展途上国での富裕層、ハイヤー、タクシーなどの営業車用途にも向けた、「E200 コンプレッサー」や「E220 CDI」などの廉価版が存在するが、日本市場では高級車というイメージを強調するブランド戦略により、ある程度以上の装備・価格帯のものしか正規輸入されていない。マイナーチェンジを機にオプション装備の標準装備化や追加装備が行われ、全体的な販売価格が上昇した。
  • 内装・装備 - 日本国内では、「エレガンス(E300のみ・日本国内では“エレガンス”とは表記されない)」と「アバンギャルド(黒系の木目の内装で革張り)」が存在する。ヨーロッパ諸国では内装及び装備を簡素化したクラシックも存在するが、上記の理由で日本国内には導入されていない。なお、アバンギャルドは2006年秋のマイナーチェンジにより「アバンギャルドS」としてバトンタッチしたものの[3]、その半年後にはE350のFR車に限りアバンギャルドが復活している。「E320 CDI」及び「E350 4MATIC」は従来からアバンギャルドのままとなっている。
  • 外装 - 「E350 アバンギャルドS」などでのAMGエアロパーツと、「E63 AMG」などでのAMGエアロパーツは細部が異なっている。全長、全幅は日本の一般的な立体駐車場にぎりぎり入庫できるサイズである。
  • 発注から納車までの期間 - 他の輸入車と同様、国内に在庫が用意されている装備、仕様であれば、注文から概ね2~3週間での納車が可能である。なお、在庫以外に好みの装備や仕様をオーダーする場合、概ね3か月程度の期間を要する。
  • 「E280」「E350」「E500」については、当時世界初となった7速AT (7G-TRONIC) を装備していた。2006年のマイナーチェンジ後は、FR車の全車種で装備された。アバンギャルドS全車ではパドルシフト付の7G-TRONIC Sportを、4WD車である「E350 4MATIC」は5速ATを搭載している。
グレード一覧
グレード 製造期間 排気量 エンジン 最高出力・最大トルク 変速機 駆動方式
E63 AMG
E63 AMG ステーションワゴン
2006年8月- 6.2L V型8気筒DOHC 514ps/64.2kg・m 7速AT FR
E550 アバンギャルドS
E550 ステーションワゴン アバンギャルドS
2006年8月- 5.5L 387ps/54.0kg・m
E350 アバンギャルドS
E350 ステーションワゴン アバンギャルドS
2006年8月- 3.5L V型6気筒DOHC 272ps/35.7kg・m
E350 4MATIC アバンギャルド
E350 4MATIC ステーションワゴン アバンギャルド
2005年2月- 5速AT 4WD
E350 アバンギャルド
E350 ステーションワゴン アバンギャルド[4]
2005年2月 - 2006年8月
2007年2月-
7速AT FR
E320 CDI アバンギャルド
E320 CDI ステーションワゴン アバンギャルド
2006年8月- 3.0L V型6気筒DOHCディーゼル 211ps/51.1kg・m
E300/E300 アバンギャルドS
E300 ステーションワゴン
2006年8月- V型6気筒DOHC 231ps/30.6kg・m
E250 アバンギャルド
E250 ステーションワゴン アバンギャルド
2008年8月- 2.5L 204ps/25.0kg・m
E55 AMG
E55 AMG ステーションワゴン
2002年11月 - 2006年8月 5.4L V型8気筒SOHC
スーパーチャージャー
467ps/71.4kg・m 5速AT
E500 アバンギャルド
E500 ステーションワゴン アバンギャルド
2002年11月 - 2006年8月 5.0L V型8気筒SOHC 306ps/46.9kg・m 7速AT
E320 アバンギャルド
E320 ステーションワゴン アバンギャルド
2002年6月 - 2005年2月 3.2L V型6気筒SOHC 224ps/32.1kg・m 5速AT
E320 4MATIC アバンギャルド
E320 ステーションワゴン
2003年11月 - 2005年2月 4WD
E280/E280 ステーションワゴン 2005年8月 - 2006年8月 3.0L V型6気筒DOHC 231ps/30.6kg・m 7速AT FR
E300 ステーションワゴン アバンギャルドS 2006年8月 - 2007年7月
E250/E250 ステーションワゴン 2007年11月 - 2008年8月 2.5L 204ps/25.0kg・m
E240/E240 ステーションワゴン 2002年6月 - 2005年8月 2.4L V型6気筒SOHC 177ps/24.5kg・m 5速AT

[編集] テクニカルデータ

太字=日本で現在販売中のモデル。 ※ドイツ語版より抜粋 ※すべてセダンでのデータ

エンジン出力 (kW/PS) 最高速度 0-100 km/h到達時間 (s) 日本導入
E 200 CDI 90/125 203 km/h 12.1 sec 未導入
E 200 CDI 100/136 214 km/h 9.9 sec 未導入
E 220 CDI 125/170 227 km/h 8.4 sec 未導入
E 270 CDI 130/177 230 km/h 9.0 sec 未導入
E 280 CDI R6 RPF 130/177 228 km/h 9.2 sec 未導入
E 280 CDI V6 140/190 241 km/h 8.6 sec 未導入
E 320 CDI R6 150/204 240 km/h 7.7 sec 未導入
E 320 CDI V6 165/224 250 km/h(リミッター動作) 6.8 sec 導入(2006年8月)
E 400 CDI 191/260 250 km/h(リミッター動作) 6.9 sec 未導入
E 420 CDI 231/314 250 km/h(リミッター動作) 6.1 sec 未導入
E 200 NGT 120/163 230 km/h 9.6 sec 未導入
E 200 Kompressor 120/163 230 km/h 9.6 sec 未導入
E 200 Kompressor 135/184 230 km/h 9.1 sec 未導入
E 240 130/177 236 km/h 8.9 sec 導入
E 240 4MATIC 130/177 223 km/h 10.6 sec 導入
E 250 150/204 - - 導入(2008年8月)
E 280 170/231 250 km/h(リミッター動作) 7.3 sec 導入
E 300 170/231 250 km/h(リミッター動作) 7.3 sec 導入(2006年8月)
E 320 165/224 245 km/h 7.7 sec 導入
E 320 4MATIC 165/ 224 240 km/h 8.4 sec 導入
E 350 200/272 250 km/h(リミッター動作) 6.9 sec 導入
E 500 225/306 250 km/h(リミッター動作) 6.0 sec 導入
E 500 4Matic 225/306 250 km/h(リミッター動作) 6.3 sec 導入
E 550 285/388 250 km/h(リミッター動作) 5.3 sec 導入
E 55 AMG 350/476 250 km/h(リミッター動作) 4.7 sec 導入
E 63 AMG 378/514 250 km/h(リミッター動作) 4.5 sec 導入(2006年8月)

日本国内での正規代理店での発売モデルは、いずれもスピードリミッターが210 km/hに制限されている。

[編集] 4代目 W212/C207-(2009年- )S212/A207 (2010年- )

メルセデス・ベンツ Eクラス
W212型
E250 CDI BlueEFFICIENCY アバンギャルド
Mercedes E 250 CDI BlueEFFICIENCY Avantgarde (W212) front 20100705.jpg
E350 アバンギャルド
Mercedes-Benz E350 W212 rear.jpg
Eクラス クーペ
Mercedes E-Class Coupe front.JPG
販売期間 2009年-
ボディタイプ 4ドアセダン
2ドアクーペ
5ドアステーションワゴン
2ドアカブリオレ
エンジン 271型 1.795 L 直4 ターボチャージャー
272M30型 2.996 L V6
272型 3.497 L V6
276型 3.499 L V6
273型 5.461 L V8
156型 6.208 L V8
642型 2.986 L V6 ターボディーゼル
変速機 5速AT
7速AT
駆動方式 FR
4WD
全長 セダン: 4870 mm
ワゴン: 4900 mm
クーペ: 4705 mm
カブリオレ: 4705 mm
全幅 セダン: 1855 mm
ワゴン: 1855 mm
クーペ: 1785 mm
カブリオレ: 1785 mm
全高 セダン: 1470 mm
ワゴン: 1515 mm
クーペ: 1395 mm
カブリオレ: 1395 mm
ホイールベース セダン: 2875 mm
ワゴン: 2875 mm
クーペ: 2760 mm
カブリオレ: 2760 mm
-自動車のスペック表-

W212は、7年に渡り販売されたW211の後継モデルとして、2009年に発売された。W210から採用され続けてきた楕円型4灯式ヘッドライトは、斜め四角型のものへと変更された。2009年のデトロイトモーターショーで正式デビューした。国内では、2009年6月にデリバリーが開始された。7月に、CLKクラスの後継車種として「Eクラスクーペ」が投入。2010年2月24日にステーションワゴンが、同年4月20日にコンバーチブルモデルのカブリオレが順次導入された。

機構面では、W211から引き続き採用された機能に加えて、Sクラス (W221)から採用された「COMANDシステム」も新たに搭載された。安全面では「ニーバック」を含めた9つのエアバッグを筆頭に「NECK PRO(ネックプロ)アクティブヘッドレスト」・「アクティブボンネット」・「アダプティブハイビームアシスト」・「アテンションアシスト」が新たに採用された。メーカーオプションとして、Sクラスから採用された「ナイトビューアシスト」の改良型である「ナイトビューアシストプラス」や、メルセデス初搭載の「レーンキーピングアシスト」などがある。ナビゲーション関係では、地上デジタル放送チューナー(日本仕様のみ)を搭載し、DVDからHDDへと変更された。

日本仕様では、前述の「COMANDシステム」が全車に採用され、E250 CGIとE63 AMG及びクーペを除く全車に「ダイレクトセレクト」も採用された。W211の後期モデルから登場した「アバンギャルトS」グレードは廃止され、E250 CGIとE300のみ「エレガンス」グレードの設定がある[5]。投入時点ではW212型ディーゼル車は投入されておらず、ステーションワゴンと共に211型が販売されていた。6月に左ハンドル車が先行供給が開始され、右ハンドル車とクーペは7月に供給開始となった。なお、クーペではセダンとはハンドル位置の設定が異なり、E350では左右の設定があるのに対して、E550では左のみの設定である。また、「エレガンス」や「アバンギャルド」といったグレードの設定はない。

  • 2009年
    • 5月 セダンがフルモデルチェンジ。「E350 アバンギャルド」「E550 アバンギャルド」(現時点ではいずれも左ハンドル仕様車のみ)を販売開始。
    • 7月 セダンに上記の2モデルに加え「E300」「E300 アバンギャルド」も含めた右ハンドル仕様車ならびに「E350 クーペ」「E550 クーペ」の販売開始。
    • 8月 セダンに「E63 AMG」の販売開始。
    • 10月 セダン及びクーペに「E250 CGI ブルーエフィシェンシー」ならびに「E250 CGI ブルーエフィシェンシー アバンギャルド」(セダンのみ)の販売開始。また13日には「E350 4MATIC アバンギャルド」も販売開始がなされた。
  • 2010年
    • 2月 ステーションワゴンがフルモデルチェンジ。右ハンドル仕様車4グレード(「E250 ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン」「E300 ステーションワゴン」「E350 ブルーテック ステーションワゴン アバンギャルド」「E350 ステーションワゴン アバンギャルド」)、左ハンドル仕様車3グレード(「E350 4MATIC ステーションワゴン アバンギャルド」「E550 ステーションワゴン アバンギャルド」「E63 AMG ステーションワゴン」)の7グレードを発売。なお、セダンにも「E350 ブルーテック アバンギャルド」を追加した。なお、「E250 ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン」は環境対応車 普及促進税制に適合した。
    • 4月 「E350 カブリオレ」を追加発売。カブリオレも「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準」を同時に達成した。
    • 8月 セダン及びステーションワゴンを仕様変更。既に「E63 AMG」に採用されている「LEDドライビングライト」をセダン・ステーションワゴンの全グレードに拡大すると共に、フォグランプ機能をヘッドライトユニットに集約。また、既に装備済みの「E350 ブルーテック アバンギャルド」を除くセダン全グレードにSRSペルビスバッグを、全グレードにアダプティブベルトフォースリミッターを後席にも拡大装備され、安全面を向上。さらに、ユーザーの選択肢を広げるため、新たに複数のオプションパッケージが設けられたが、「E550 アバンギャルド」に設定される「エクスクルージブパッケージ」については無償で装着できる。「E63 AMG」はレザーARTICOダッシュボードを採用すると共に、カーボン素材を多用した「AMGカーボンエクステリアパッケージ」と「AMGカーボンインテリアトリム」、さらに、スポーツカー「SLS AMG」にも採用されている「AMGカーボンセラミックスブレーキ」のオプション設定を追加した(「AMGカーボンセラミックスブレーキ」に関しては、「パフォーマンスパッケージ」を選択した場合のみ装着可能)。
  • 2011年
    • 1月 自動車生誕125周年を記念し、「エクステリアスポーツパッケージ」の装備とメモリー付パワーシートを装備した特別仕様車「E250 CGI ブルーエフィシェンシー 125! Edition」・「E250 CGI ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン 125! Edition」及び、キーレスゴー、後席分割可倒式シート、メモリー付パワーシートを装備した特別仕様車「E250 CGI ブルーエフィシェンシー アバンギャルド 125! Edition」を発売。
    • 4月 前述の特別仕様車「E250 CGI ブルーエフィシェンシー 125! Edition」3グレードを一部改良。トランスミッションを従来の5速ATから7速AT「7G-TRONIC PLUS」に置換。緻密な制御と多段化によって燃費が向上され「E250 CGI ブルーエフィシェンシー 125! Edition」は「平成22年度燃費基準+20%」を、「E250 CGI ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン 125! Edition」と「E250 CGI ブルーエフィシェンシー アバンギャルド 125! Edition」は「平成22年度燃費基準+25%」をそれぞれ達成し、環境対応車普及促進税制に適合した。また、シフトレバーについても、従来のパドルシフトに替わり、ステアリングコラム右側の電子セレクトレバーとシフトパドルで操作する「DIRECT SELECT(ダイレクトセレクト)」に置換された。なお、価格は従来型と同じ値段に据え置きとなる。
    • 7月 「E350 クーペ」と「E350 カブリオレ」を一部改良。エンジンを3.5L・V型6気筒直噴BlueDIRECTエンジンに、トランスミッションを7速AT「7G-TRONIC PLUS」にそれぞれ置換するとともに、ECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)を搭載したことで環境性能・燃費性能が向上され「平成21年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+25%」を達成し、すでに適合済みの環境対応車普及促進税制における自動車取得税自動車重量税の減税額が75%に引き上げられた。なお、今回の改良に伴って、グレード名を「E350 ブルーエフィシェンシー クーペ」・「E350 ブルーエフィシェンシー カブリオレ」に改称した。
    • 11月 1日に「E250 ブルーエフィシェンシー クーペ」と「E550 クーペ」を一部改良。「E250 ブルーエフィシェンシー クーペ」はトランスミッションを7速AT「7G-TRONIC PLUS」に変更し、ECOスタートストップ機能を追加したことで、燃費を向上し、「平成22年度燃費基準+25%」を達成。「E550 クーペ」は4.7L・V型8気筒直噴ツインターボエンジンに置換したことでダウンサイジング(5.5L→4.7L)しながらも出力・トルクともに向上。「7G-TRONIC PLUS」とECOスタートストップ機能も搭載され、燃費性能も向上。名称を「E550 ブルーエフィシェンシー クーペ」に改称した。14日にはセダン・ステーションワゴンも一部改良。「E300 アバンギャルド」・「E350 アバンギャルド」・「E550 アバンギャルド」・「E350 ステーションワゴン アバンギャルド」・「E550 ステーションワゴン アバンギャルド」は先行で改良されたクーペ・カブリオレと同じパワートレインとECOスタートストップ機能を採用し、「E300 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド」・「E350 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド」・「E550 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド」・「E350 ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン アバンギャルド」・「E550 ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン アバンギャルド」に改称。「E300 ステーションワゴン」はパワートレインの変更、ECOスタートストップ機能の追加に加えてスポーティー仕様化され、「E300 ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン アバンギャルド」となった。既存の「E250 ブルーエフィシェンシー」・「E250 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド」・「E250 ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン」にもECOスタートストップ機能を追加して燃費を向上するとともに、メモリー付パワーシート等の装備を追加。4WDモデルは従来グレードと入れ替えで「E300 4MATIC ブルーエフィシェンシー アバンギャルド」と「E300 4MATIC ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン アバンギャルド」を新グレードとして導入した。

[編集] クーペとカブリオレ

クーペとカブリオレはセダンと異なり、Cクラス (W204) のプラットフォームをベースに開発されている。ホイールベースや燃料タンク容量も、W204と同じである。カブリオレは、室内に発生する乱流を大幅に低減し、オープン時における乗員の快適性を向上させる「エアキャップ」とシートのヘッドレストに設けた吹き出し口から温風が吹き出し、前席乗員の首元を暖める「エアスカーフ」をオプションに設定すると共に、遮音性・耐候性・断熱性に優れたアコーディオンソフトトップを採用した。

[編集] 現行モデル

グレード 排気量 エンジン形式 最高出力・最大トルク 変速機 駆動方式
E63 AMG
E63 AMG ステーションワゴン
5.5L 157型 DOHC V型8気筒 ツインターボチャージャー付 524ps/71.4kg・m 7速AT FR
E550 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド
E550 ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン アバンギャルド
E550 ブルーエフィシェンシー クーペ
4.7L 278型 408ps/61.2kg・m
E350 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド
E350 ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン アバンギャルド
E350 ブルーエフィシエンシー クーペ
E350 ブルーエフィシエンシー カブリオレ
3.5L 276型 DOHC V型6気筒 306ps/37.7kg・m
E300 4MATIC ブルーエフィシェンシー アバンギャルド
E300 4MATIC ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン アバンギャルド
252ps/34.7kg・m 4WD
E300 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド
E300 ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン アバンギャルド
FR
E350 ブルーテック アバンギャルド
E350 ブルーテック ステーションワゴン アバンギャルド
3.0L 642型 DOHC V型6気筒 ターボチャージャー付 211ps/51.1kg・m
E250 ブルーエフィシエンシー アバンギャルド
E250 ブルーエフィシエンシー
E250 ブルーエフィシエンシー ステーションワゴン
E250 ブルーエフィシエンシー クーペ
1.8L 271型 DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 204ps/31.6kg・m

[編集] 本国モデル

[編集] Eクラスエクスペリエンス パリ-北京

2006年、model2007の発売PRの一環として、Eクラスによるパリ-北京間13,600 kmを走破するイベントが、メルセデス・ベンツとして99年ぶりに開催された。33台のE320 CDI, E320 CDI 4MATICにより、約1か月間かけて行われ、シベリアの凍土から、砂漠、100 kmを超える直線など、多いときで1日700 km以上を走破した。サポートカーとして、Gクラススプリンター(日本未導入)などが用いられ、ドライバーとして、パリ・ダカールラリー1981年1984年1986年の3度総合優勝したルネ・メッジなども参加した。ほかに、ARALミシュランによるサポートが行われた。

[編集] E-Class Video-Podcast

E-Class Video-Podcast - 米国メルセデス・ベンツ (MBUSA.com) にて、ビデオポッドキャストが無料公開されている。全4話からなり、英語版とドイツ語版がダウンロードできる。

[編集] 脚注

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  1. ^ http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050317/102766/
  2. ^ http://www.iihs.org/brochures/ictl/ictl_lux.html
  3. ^ ドイツ本国などには未設定・AMGデザインのアルミホイールやスポーツシートなどを装備。
  4. ^ 従来の快適性を望むユーザー向けに2007年2月に復活した。マイナーチェンジの前後の両方で唯一販売されているグレードである。なお年度ごとに細部の機能・装備は異なる。
  5. ^ カタログ上ではエレガンスとは表記されていない

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


メルセデス・ベンツ ロードカー タイムライン 1980年代-
  
タイプ モデル 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1
ハッチバック A W168 W169
B W245
セミノッチバック C CL203 CL203
セダン C W201 W202 W203 W204
E W123 W124 W210 W211 W212
S W126 W140 W220 W221
マイバッハ W240
ステーションワゴン C S202 S203 S204
E S123 S124 S210 S211 S212
クーペ C C204
CLK | E C123 C124 C208 C209 C207
CLS C219 C218
S | CL C107 C126 C140 C215 C216
カブリオレ CLK | E A124 A208 A209 A207
ロードスター SLK R170 R171 R172
SL R107 R129 R230
スーパーカー SLS C197
SLR C199
SUV G W460 W461
W463
クロスオーバー
SUV
GLK X204
M W163 W164 W166
GL X164
ミニバン バネオ W414
ビアノ | V W638 W639
R W251
ライトバン スプリンター T1 W901–905 NCV3
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