ドリアン
| ドリアン | ||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドリアンの果実
|
||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Durio zibethinus | ||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ドリアン | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| durian |
| 100 g (3.5 oz)あたりの栄養価 | |
|---|---|
| エネルギー | 615 kJ (147 kcal) |
| 炭水化物 | 27.09 g |
| - 食物繊維 | 3.8 g |
| 脂肪 | 5.33 g |
| タンパク質 | 1.47 g |
| 水分 | 64.99 g |
| ビタミンA相当量 | 2 μg (0%) |
| - βカロテン | 23 μg (0%) |
| ビタミンB1 | 0.374 mg (29%) |
| ビタミンB2 | 0.2 mg (13%) |
| ビタミンB3 | 1.074 mg (7%) |
| パントテン酸(ビタミンB5) | 0.23 mg (5%) |
| ビタミンB6 | 0.316 mg (24%) |
| 葉酸(ビタミンB9) | 36 μg (9%) |
| ビタミンB12 | 0 μg (0%) |
| ビタミンC | 19.7 mg (24%) |
| カルシウム | 6 mg (1%) |
| 鉄分 | 0.43 mg (3%) |
| マグネシウム | 30 mg (8%) |
| マンガン | 0.325 mg (16%) |
| リン | 39 mg (6%) |
| カリウム | 436 mg (9%) |
| 塩分 | 2 mg (0%) |
| 亜鉛 | 0.28 mg (3%) |
| %はアメリカにおける成人向けの 栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース(英語) |
|
ドリアン(学名:Durio zibethinus)はアオイ科(クロンキスト体系や新エングラー体系ではパンヤ科)に属する樹木。また、その果実。
目次 |
[編集] 名称
学名のDurio=ドリアン属であり、このラテン語のもとになったdurianという言葉は、もともとマレー語で、刺(duri:ドリ)を持つものという意味である。また、種名のzibethinusというのは、「麝香の香りを持つ」という意味の形容詞である。合わせて、麝香の香りを持ち、針を持つものという意味になる。マレー語ではドリアン。タイ語ではトゥリアン(ทุเรียน)。北京語で榴蓮 (liúlián、リウリエン)、広東語ではラウリーン。
[編集] 植物学上の特徴と分布
代表的なドリアンと呼ばれる栽培種の学名はDurio zibethinus、その他にも分かっているだけで30の種が存在する。原産地は東南アジアのマレー半島。
果実は強い甘味を持ち、栄養豊富(特にビタミンB1を多く含有)なため、国王が精力増強に食していた。ゆえに王様の果実と呼ばれていた[要出典]が今日では果物の王様と呼ばれている。
[編集] 木・花
ドリアンの木は、高さが 20 - 30 m ほどになる(果樹園では 10 m 程度に抑えられる)常緑樹でピラミッド状の樹冠を作る。枝は細かく、葉は互生する。葉の表面は緑暗色で光沢があり、長さ 10 - 18 cm、幅 5 cm ほどの長楕円形。
花は、黄白色で5つの花弁を持ち、果梗に数個から数十個ほど群生させる。
[編集] 果実
果実は、受粉後3ヶ月ほどで成熟し、大きさは 20 - 30 cm ほど、重さは 1 - 5 kg ほどになる。植樹後、5年程で収穫できるようになる。1本の木から1年で100 - 200個が収穫される。灰緑色をしており、外皮は革質で全体が硬い棘に覆われている。内部は5室からなり、各室に2-3個の種子がある。可食部は甘い香りとともに、玉ねぎの腐敗臭または都市ガスのような強烈な匂いを放つ。ドリアンの香り成分として分かっているだけでも、エステル、アルコール、アルデヒドに属する26種類の揮発成分、及び8種類の硫黄化合物が存在する。強烈な臭いの元は臭い成分の一つ硫黄化合物1-プロパンチオールC3H7SHが核となり、その他さまざまな臭い成分が複雑に絡み合い作り出されている。
食べられるのは、種子の周りのクリーム状の部分で、果実全体に占める可食部分の割合は少ない。種子は焼くか茹でることで食べることが可能である。種子の食用はドリアンの産地でごく稀に行われるが、あまり一般的ではないため、ほとんどの場合に廃棄される。
-
ドリアンの種子は可食部(仮種皮)に包まれている
[編集] その他
ドリアンの果実は臭いが強烈なため、飛行機内への持込みが禁止されている。公共の建物やホテルも、持ち込み禁止にしている所が多い。
近年タイではMon Thong(モントーン)という臭いを抑えた改良品種が作られ流通している。
東南アジアではドリアンを食べるとき飲酒すると死に繋がると信じられている。古くは18世紀に書かれた文献にも登場する。腹内での異常発酵によるガス説、または高カロリーのドリアンとアルコールによる急激な高血糖説など様々な俗説がある。これまでにドリアンと飲酒による因果関係が証明された死亡事故は報告されていない。医学的な調査もされているが、食い合わせによる死亡に繋がる要素は発見されておらず、ドリアンとアルコールの食い合わせは迷信とされている。ネズミを使った実験では死亡例がなかったという報告がある[1]。
中国では広州を中心に「榴蓮酥」というドリアン・パイとして通常食されており、レストランなど料理店でも一般的なメニューとなっている。クリーム状にしたドリアンをパイ生地で包んで焼き上げたもので、外見は春巻きに似ているほか、特有のにおいもほとんど抑えられて食べやすいように調理されている。
[編集] 臭い食べ物の代表例
- シュールストレミング - 8070 Au
- ホンオフェ - 6230 Au
- エピキュアーチーズ(缶詰チーズ) - 1870 Au
- キビヤック - 1370 Au
- くさや - 焼きたて 1267 Au、焼く前 447 Au
- 鮒寿司 - 486 Au
- 納豆 - 452 Au
- 沢庵の古漬け - 430 Au
- 臭豆腐 - 420 Au
- ドリアン
数字はアラバスター単位 (Au) による測定。
[編集] 関連項目
- エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ 建物の形状から「ドリアン」の異名を持つシンガポールの建築物。
- マンゴスチン ドリアンの果物の王様に対し「果物の女王」と呼ばれる。
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
- 「ドリアン-果物の王」 塚谷裕一 2006年 中公新書 ISBN 4-12-101870-2
[編集] 外部リンク
