デーン・ダニング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デーン・ダニング
Dane Dunning
テキサス・レンジャーズ #33
AA級バーミングハム・バロンズ時代
(2018年5月30日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州クレイ郡オレンジパーク英語版
生年月日 (1994-12-20) 1994年12月20日(29歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2016年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2020年8月19日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

デーン・アンソニー・ダニングDane Anthony Dunning, 1994年12月20日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州クレイ郡オレンジパーク英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBテキサス・レンジャーズ所属。

実兄は同じくメジャーリーガー(投手)のジェイク・ダニング[1]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

大学時代

2013年MLBドラフト34巡目(全体1015位)でトロント・ブルージェイズから指名されたが、契約せずにフロリダ大学へ進学した。

プロ入りとナショナルズ傘下時代[編集]

2016年MLBドラフト1巡目追補(全体29位)でワシントン・ナショナルズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズでプロデビュー。A-級オーバーン・ダブルデイズ でもプレーし、2球団合計で8試合に先発登板して3勝2敗、防御率2.02、32奪三振を記録した。

ホワイトソックス時代[編集]

2016年12月7日にアダム・イートンとのトレードで、ルーカス・ジオリトレイナルド・ロペスと共にシカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[2]

2017年は傘下のA級カナポリス・インティミディターズ英語版とA+級ウィンストン・セイラム・ダッシュ英語版でプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して8勝8敗、防御率2.94、168奪三振を記録した。

2018年はA+級ウィンストン・セイラムとAA級バーミングハム・バロンズでプレーし、2球団合計で15試合に先発登板して6勝3敗、防御率2.71、100奪三振を記録した。

2019年は3月にトミー・ジョン手術を受けたため[3]、全休した。オフの11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[4]

2020年8月19日にメジャー初昇格を果たした。メジャーデビューとなった同日のデトロイト・タイガース戦では先発して4.1回を3失点、7奪三振の投球だった(勝敗付かず)[5]

レンジャーズ時代[編集]

2020年12月8日にランス・リンとのトレードで、エイブリー・ウィームズと共にテキサス・レンジャーズへ移籍した[6]

投球スタイル[編集]

最速94.2mph[7](約151.6km/h)のシンカースライダーのキレで勝負する投球を見せる[8]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2020 CWS 7 7 0 0 0 2 0 0 0 1.000 142 34.0 25 4 13 0 2 35 5 0 17 15 3.97 1.12
2021 TEX 27 25 0 0 0 5 10 0 0 .333 511 117.2 126 13 43 0 7 114 8 0 61 59 4.51 1.44
2022 29 29 0 0 0 4 8 0 0 .333 671 153.1 158 20 62 0 11 137 6 0 80 76 4.46 1.43
2023 35 26 0 0 0 12 7 0 3 .632 722 172.2 163 20 55 0 10 140 6 0 73 71 3.70 1.26
MLB:4年 98 87 0 0 0 23 25 0 3 .479 2046 477.2 472 57 173 0 30 426 25 0 231 221 4.16 1.35
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2020 CWS 7 3 3 1 0 .857
2021 TEX 27 5 7 0 2 1.000
2022 29 5 14 1 1 .950
2023 35 10 11 2 3 .913
MLB 98 23 35 4 6 .935
  • 2023年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 51(2020年)
  • 33(2021年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Colleen Kane (2017年5月4日). “Prospect Dane Dunning eager to pitch with brother in White Sox organization” (英語). Chicago Tribune. 2020年9月17日閲覧。
  2. ^ Jamal Collier (2016年12月7日). “Eaton to Nats; Giolito, 2 more prospects to White Sox” (英語). MLB.com. 2020年9月5日閲覧。
  3. ^ Sarah Langs (2019年3月19日). “Dunning undergoes successful TJ surgery” (英語). MLB.com. 2020年9月5日閲覧。
  4. ^ Daryl Van Schouwen (2019年11月20日). “Right-handers Zack Burdi, Dane Dunning among 7 added to White Sox 40-man roster” (英語). Chicago Sun Times. 2020年9月5日閲覧。
  5. ^ David Adler (2020年8月20日). “Mize, Dunning make history in debut face off” (英語). MLB.com. 2020年9月5日閲覧。
  6. ^ White Sox Acquire Lance Lynn” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月8日閲覧。
  7. ^ 2020年 タイガース戦で計測
  8. ^ 「2019 プロスペクト・ランキング100」『隔月刊スラッガー』2019年5月号 日本スポーツ企画出版社 44頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]